ソアリン×ストームライダー二次創作「空の上の物語」5.あの人がかけてくれた魔法は、今もここに生き続けているんだ

「平和だなー」  腑抜けた声とともに、デイビスはごろんと寝返りを打った。土の入り混じった草の匂いが、鼻腔をくすぐってゆく。無精、ここに極まれり、と言うべきか。春...

ソアリン×ストームライダー二次創作「空の上の物語」4.常人は天才の発想を恐れ、無理解ゆえに拒絶するものだ

さて—ここでいささか筆を割いて、キャプテン・デイビスとカメリア・ファルコが飛行している港町一帯の歴史をお伝えしよう。ポート・ディスカバリー、時空を超える未来のマ...

ソアリン×ストームライダー二次創作「空の上の物語」3.夢見る人間は、大胆不敵、ってとこなんでしょうかねえ

——時は、一時間ほど前に遡る。  嘱託職員として勤務していたその男は、本日、四回目となるあくびを噛み殺した。手許には、ビスケットのかけらが挟まった漫画。背後では...

ソアリン×ストームライダー二次創作「空の上の物語」2.あんたって、ほんっとーに人の話を聞いていないのな

ああ、神様。  俺は確かに、「空から女の子が降ってきますように」と、あなたに願いました。  しかし、第一話をよく読み直してください。俺は、「可愛い女の子」と条件付...

ソアリン×ストームライダー二次創作「空の上の物語」1.ここは何と呼ばれている街かしら?

「……で、どうやって生きていけばいいっていうんだ? 今日から」  ぷしゅー、と気の抜けたレールウェイの発車音にまかれて。デイビスはスーツケースを下ろし、凝り固ま...

ソアリン×ストームライダー二次創作「空の上の物語」0.Prologue(読み飛ばしてもOK)

10 luglio  曇りのち晴れ。  停戦の報せ届く。  ジュリアナが上機嫌でいる。 12 luglio  終日曇り。  停戦協定成立の報せ。 16 luglio  霧雨。延期。  庭師か...