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FY24 2Q決算発表をIR視点で説明

グラッドキューブ(証券コード:9561)経営企画部 IR担当の太田です。
今回は、2024年8月14日に開示した決算発表について、IR担当視点でご説明いたします。

全ページの説明は長くなってしまうためnoteでは割愛しますが、詳しい内容は決算説明動画や書き起こしレポートをぜひご確認いただきたくお願いいたします。

決算に関する資料のリンクはこちらにまとめております。
決算短信
決算補足説明資料
書き起こしレポート
決算説明動画


エグゼクティブサマリ

それでは、エグゼクティブサマリからご説明させていただきます。
2024年12月期2Q決算ハイライトですが、FY24第2四半期の売上高は、7億7,835万円となり、YoYプラス7.6%と2Qでは過去最高の売上高を達成いたしました。これは、マーケティング事業部が堅調に推移していることやテクノロジー事業部においては、昨年度買収したworkhouse株式会社の事業において、一部の不採算事業を解消したもののPMI※は順調に進んでいる結果だと言えます。

※PMIとは、M&A(企業の合併・買収)が成立した後、統合による効果の最大化を目的として行われる一連のプロセスになります。 

株主の皆さまにおかれましては、テクノロジー事業部の計画比がマイナス56.5%となったことを憂慮されていることと思います。
しかし、今後成長性が見込めない事業を解消して、今後成長が見込める事業や既存事業とのシナジー効果が高い事業を残したことにより、新規事業や新サービスの開発に経営資源を集中することで、中長期的な成長を加速させることができます。
また、人員削減や不採算事業の契約解除を行い、卓越した能力と経験を持つ精鋭人材で構成した組織を再編したことで、グラッドキューブ社内では期待が高まっています。

テクノロジー事業部は、決算説明の際にCEO金島がお伝えしておりました通り、下期の挽回に向けて、着々と進捗しております。また、ベクトルグループとの提携の効果も表れてくるものと期待しております。

類似業界の中でもトップクラスの営業利益率

当社の強みである高利益率のお話をさせていただきます。

当社は類似企業の中でも引き続きトップクラスの営業利益率を出しております。
この第2四半期に関しましても、営業利益率は54.9%と引き続き高く推移しており、大きな強みであると考えています。

以前のnoteでもお伝えしましたが、2023年12月期は、成長基盤の強化を目的とした人的投資(増員及び賃金平均15%のベースアップ)などをしたことから、2022年12月期に比べ営業利益率は下がっておりました。
しかしながら、前述しました通り、営業利益率が54.9%に戻っております。
この短期間でのV字回復は、当社の収益力の高さをご理解いただけるのではないかと感じております。

国内・アジアNo.1 の総合PR 会社であるベクトルグループと戦略的業務提携

国内・アジアNo.1の総合PR会社であるベクトルグループとの戦略的な業務提携について、少し触れておきます。
ベクトルグループは48社で構成されており、2024年4月12日に公表の決算発表では約600億円の売上を上げているグループになります。

この優良な企業がどうして、数多くある生成AI関連企業の中でグラッドキューブと提携をしたのか、皆さまも気になられているかと感じております。

ベクトルグループは、AIシステム開発のスピードアップと大量および大規模開発の受注を目指し、外部の生成AI技術やノウハウを組み入れることで、新たな可能性を期待されていました。
そのような中、AIを用いたデータ分析やシステム開発などの最先端のAI技術を持ち、AI開発の実績と活用・推進ノウハウがあるグラッドキューブを高く評価し、戦略的業務提携に至りました。
このように、グラッドキューブは、昨年買収したworkhouse株式会社の技術とノウハウを迅速に融合し、生成AI技術の開発を加速させてきました。
その結果、短期間で実績をだし、ノウハウを蓄積してきたことにより、当社の生成AI技術は外部企業から高い評価を獲得するまでに成長しました。

CEO金島の説明の通り、今後もさまざまな企業と提携や大型開発を受託し、減少した売上を取り戻すべく挽回していく段階にすでに入っておりますので、皆さまにはご期待いただきたく考えております。

年間売上100億円以上を目指すための成長イメージ

年間100億円の売上達成に向けたイメージにはなりますが、CEO金島は具体的な数字について説明がありました。
売上高は100億円以上、株価は3,000円で、時価総額は250億円を目指したい」と説明がありました。
これは、プライム市場への準備段階に入るステージであることを意味しております。
当社は、「M&Aおよびアライアンス」「既存事業の底上げおよび新サービス・新プロダクトのローンチ」最後に「新規領域への参入」の3本の柱でスピードアップしながら、優秀な人材を確保しつつ、このステージの実現に向け取り組んでいく考えであります。

このように当社は、2030年までに目指すステージを明確に描いています。これは単なる目標ではないと強く考えており、中長期的なビジョンに基づいた戦略とロードマップによって支えられています。なお、現段階においては、まだ実現を保証するものではないことをご認識いただきたくお願いいたします。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。
「FY24 2Q決算発表をIR視点で説明」について、いかがでしたでしょうか。

引き続きグラッドキューブを応援していただきますよう、よろしくお願いいたします。

(ご留意事項)
本記事は、情報提供のみを目的として作成しており有価証券の販売の勧誘や購入を勧めるものではございません。