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【自分が嫌いなゲイ向け】自分は自分のままでOK!と思えるための「自己肯定感」の取り戻し方

『自信を持てって言われてもそんなのムリゲーすぎんか?』

今回はこんなふうに、自分に自信が持てずにいて辛かったり苦しかったりした経験を持つ人向けの話です。

このご時世、メンタルに問題を抱えている人は増えてきています。

どうやったらメンタルが安定するんだろうと、勉強したりトレーニングしたりしている人も多いですよね。

王道な正解として、メンタルをある程度安定させるためには「自分は自分のままでOK!」と思える自己肯定感を正しく持つことです。

今回はこの「自己肯定感」について、

・なぜ正しく持てないか
・どうやったら正しく持てるようになるのか

こんな形でお伝えしていきます。

『自分に自信をつけたい!』と考えていたら、ぜひ参考にしてください。

現代社会が自己肯定感を弱くする

まず、自分は自分でOK!と思えなくなってしまう原因について。
これを知っておくことも、自己肯定感を取り戻すためには必要です。

本来人は自己肯定感をちゃんと持てるようにできています。
でも、大人になる過程でどこか拗らせてしまうケースが多くあります。

特に日本では、

・謙虚さは美徳
・和を以て貴しとなす
・競争社会の名残
・男尊女卑や性差別

みたいな、個を押し殺すとか、一方が優れていて他方が劣っている、のような風潮がどうしても残っていて、それが自己肯定感を弱める原因になっています。

そんな風潮の中で、直接否定されていないのに身の周りにはびこる否定の嵐に揉まれて『自分はダメなんだ…』と思い込んでしまう人が増えやすくなっているワケです。

例えば、インターネットやSNSの世界では、以前よりもずっと他人と比べてしまいやすい環境や状況があります。
国内外の俳優やモデルの画像や動画がいつでも見れるようになり、自分との容姿を比べがちに。
見た目の評価=「映え」によって変わるいいねやフォロワーの数字が可視化されていることも、自分と他人を比べてしまいやすい状況を生んでいます。

また、自分を落として受けを狙おうとするお笑いの風潮も、自己肯定感を正しく持てるかどうかに結構影響があると自分は見ています。

芸人さんであったり超絶メンタルがタフな方ならまだいいんです。
でもその辺りの耐性がない一般人が、自虐で周りからの評判を得ようとするのは、自己肯定感をどんどん弱めるリスクしかありません。

自分はこの傾向がめちゃくちゃ苦手なので、バラエティはもちろんテレビは一切見なくなりました。

こういう、

・見た目の「映え」を意識せざるを得ない状況
・周りの人の言う見た目の良し悪し

に、今の人たちはものすごく左右されてしまっています。

結果として、『自分は自分のままでは劣っている、ダメ』と自己肯定感を弱めてしまいがちに。

みんなちがってみんないい

でもそもそも人はみんな違っているのが当たり前なんです。

親も家族も育った環境も、身長、体重、好き嫌い、何もかもが全て違います

だから、本来なら自分と周りと比べる必要はありません。
合わないのにムリに周りに合わせる必要も同じようにないんです。

人それぞれオリジナルで全然OKなんです。

にもかかわらず、

「仲良くしないといけない」
「一緒じゃないとダメ」
「人は優劣で判断される」

こんな個を押し殺す空気の中で育ってしまうことで、自己肯定感は弱まりこじれていってしまいます。

ちょっと昔に比べたら、個を尊重する空気感はかなり強くなってきたと思います。
でもこれが全ての人にプラスに働くまでにはまだまだ時間がかかります。
その間に個を押し殺されて病んでいってしまう人は増えます。

時代遅れの風潮に押しつぶされないように、『自分は自分でOK!』と思えるようになっておきたくありませんか?

自己肯定感を取り戻す7つのテクニック

じゃあどうやったら弱くなった自己肯定感は元に戻るでしょうか?

まずは、何故そうなってしまったか、カンタンに自分自身の原因をハッキリさせていきましょう。

自己肯定感が弱くなっている人は、いろんな形で「自分自身を押し殺されてきた」のが原因になっています。

例えば…

・「アナタはダメな人だ」と親や親せきに言われて育った
・周りの空気を敏感に感じ取ってしまう
・いじられないように目立たないように生きてきた
・高みを目指していつでも完ぺきでいようとする

こんな過去がある場合、無意識下にまで『自分はダメだ』という考えが刷り込まれてしまっています。

自己肯定感を元の形に取り戻していくためには、こんな工程が必要です。

①「自分はダメじゃない」と思えるようになる。
 ↓
②「自分って元々どんな人だった?」と思い出す

要は、「自分を否定しないようクセづけ」をして「自分の好き嫌いなどの感覚を取り戻す」ことができれば、自己肯定感を正しく取り戻せるようになる、ということです。

ここからはそのためのテクニックを紹介していきます。
これは今までに自分がやってきたことも含みます。

7つあるので、自分で取り入れやすいもの、実践しやすいものから試してみてください。

①いいねを押すのを止める

SNSの基本操作でもある「いいね」。
これを意識して押さないようにしてみましょう。

「いいね」には繋がっている友だちの印象を良くしようとか、ファンですアピールのためとかで押したりする人も多いと思います。
でも、それって本来の自分の気持ちとかけ離れていること、ありませんか?

無意識にポチポチ押してしまうのを止めてみると、周りに流されない本来の自分の気持ちや考えがハッキリ見えてきやすくなります。

心当たりのある方は早速今から実践してみましょう。

②自分の気持ちをアウトプットする

ノートに直筆の日記、フォロワーゼロのSNSアカウント。
どんな環境でもいいので、自分自身の気持ちや考えをそのまま表現できる場所を用意しましょう。

他にもダンス、歌、演奏でももちろんOK。
食事する姿を動画にするという手法もありです(あぁいうの自分は好き)。
とにかく何でも、自分がやってみたい、やりやすい方法で「自分」を表現する場を作ってみてください。

周りの目を気にせずに自由に自分を表現できるようになると、『そう言えば自分こういうことするの好きだったなぁ』と、元々の自分を取り戻していきやすくなります。

③好きか嫌いかで選ぶ

何かを判断する時の基準を、シンプルに「好き」か「嫌いか」だけにしてみるのも、意外と効果があります。

自己肯定感が弱くなっている人は周りに合わせたり、空気を読んだりしがちです。
それを止めて自分自身の好みだけで毎日を過ごしてみてください。

最初は「嫌い」という選択肢を自分で認めるのに抵抗があると思います。
逆に「好き」を認めることが難しい人もいるかと思います。

これ、今までの人生の中でそれだけ自分の中の好き嫌いを抑え込んでいたという証拠です。
言い換えれば「本来の自分を見失っていた」ということ。

なので、好き嫌いを日常でフル活用していくことは、自分らしい生き方をするためにかなり大切なことなワケです。

④アンチやヘイトはブロック

周りにいる嫌な存在からは、できる限り距離を取りましょう

これは肉親でも昔からの友人でも関係ありません。
アナタのことをダメ人間扱いしたり、嫌と感じるいじり方をしてきたり、足を引っ張ったりするような人が周りにいると、自己肯定感は元に戻せません。

人は周りにいる他人にものすごく強く影響されます
常に怒る親、下手ないじり方をする友だちの言葉は、一緒にいる時間の分だけアナタの潜在意識に「マイナスの感情」として蓄積されていきます。

この無意識で感じているマイナスの感情が、自己肯定感を弱くする原因の一つでもあります。

長い付き合いなほど、親密さを感じているほど距離は取りづらいと思います。
お世話になりまくった相手ならなおさら。

でも、どんなに仲が良いと思えた人でも、距離を置いてしまったら最後、もう一切関わりがなくなるということはよくあります。

真に大切な人とは仮に距離を置いたとしても、いつか元の関係に戻れます。
距離を置いたくらいで関係がブツっと切れるなら、元々その程度の関係だった、ということ。
※辛口ですいません

SNSならブロック機能を有効に活用してください。
自己肯定感を取り戻すためには、身の周りの人間関係を整理することがめちゃくちゃ重要です。

⑤褒めてくれる人に囲まれる

アナタのことを認めてくれる人、褒めてくれる人とはぜひ仲良くしましょう。
自分を認めてくれた上で、怒ったりアドバイスしてくれたりする人もぜひ身近にいてもらうべきです。

自己肯定感を取り戻していくには、周りの人からの支えも大事です。

④とは逆に、周りの人からかけてもらえる評価や承認の言葉は、無意識の中にプラスの感情として記憶されます。

記憶の中に嬉しいことがたくさん詰まった状態になるワケです。

これ、自己肯定感をしっかり取り戻せる状態です。

「お前はダメなヤツだ」と言われ続けた以上に「アナタは◯◯なところがすごい」のように褒めまくってもらえる環境に身を置くようにしましょう。

⑥自虐封印

自分を貶めて周りの人に受け入れてもらうようにすることは、今後一切やめましょう。

単純にこれをするかしないかだけでも、自己肯定感は元に戻っていきます。

自虐は自分を偽る行為です。
自分を偽らないとそこに居られないような環境では、承認欲求は満たされても自己肯定感は正しい形に絶対になりません。

自己肯定感を取り戻したいなら、自分を偽る必要がない環境にぜひ身を置いてください。

自分のネガティブな部分をネタにするより、自分の努力している部分とか、他の人にはできないような強みとか、そういうことを引き出しに持っておく方がいいですよね。

⑦素直にありがとう

自己肯定感が弱い人あるあるですが、褒められたら『いやいや~!』って謙遜しちゃいません?
その謙遜もぜひ今日から止めちゃいましょう。

褒めてもらったら、謙遜する前に、『お世辞じゃないかな』と疑う前に、『自分なんて全然未熟だし』と自己卑下する前に、素直に『ありがとう』とお礼を言えるようになりましょう。

謙遜や疑念、自己卑下は相手からの行為を目の前で遮断してしまいます。
そうではなく、単純な感謝の気持ちで受け取ればいいんです。

これができるようになるだけで自己肯定感は少しずつ元の形に戻っていきます。

最初の内はなかなか言いにくいと思います。
が、そこは慣れが大事。

謙遜してしまうクセをぜひ抑えて、「褒められたらありがとう」をクセづけていきましょう。

最短2か月で効いてくる

ということで、7つのテクニックを駆使して、自己肯定感を元の形に取り戻していきましょう!というお話でした。

自己肯定感の高め方、取り戻し方にはいろいろあります。
今回紹介したのは、その中でもいつでもすぐに始められてじわじわ効いてくるタイプのテクニックです。

自己肯定感を含め、メンタルをコントロールしていくとき、ゼロを急にヒャクにするのはさすがに難しいです。

心理学的には、「8週間」の改善行動を続けることでプラスの効果が出てくると言われています。
なので「2か月を目安」に続けていってみましょう。

無意識の言動をちょっとずつ修正していくと、どこかのタイミングで「あーそういうことか!」と閃くタイミングがあるはずです。

今回のnoteで『自分は自分OK!』と胸を張って言えるようになる人が、一人でも増えることを願ってます。

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