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読書の夏だ!私的夏に読みたい小説4選

こんにちは、しらないです。

みなさん今年の夏の予定はいかほどですか?海に行ったりお祭りに行ったり花火を見たり、夏らしい思い出をつくるのも一興ですが、じめじめとした暑い季節、読書に耽ってみるのはどうでしょう?今回は私的夏に読みたい小説を4冊紹介します。


風の歌を聴け 村上春樹

風の歌を聴けは村上春樹のデビュー作です。主人公の大学生が湊の街に帰ってきて、ビールを飲んだり女の子と会ったり、普遍的で日常的な青春が村上春樹らしい口調で描かれています。70年代の雰囲気が楽しめるのも魅力です。今年の夏は村上春樹の織り成すノスタルジーに浸ってみるのはいかがでしょう。

TUGUⅯI 吉本ばなな

TUGUⅯIは吉本ばななの中編小説です。西伊豆を舞台に、病弱で生意気な少女とその従妹が織りなす透明で刹那的な日々が描かれています。センター試験の問題になったり映画化されたり海外でも話題を読んだり、とても高い支持を受けている作品です。瑞々しく儚い物語を読みたい方にとてもおすすめです。

すいかの匂い 江國香織

すいかの匂いは江國香織の短編集です。夏の浜辺や放課後の校庭で唐突に訪れた少女と闇の物語が11篇収録されています。夏の普遍的な青春とはかけ離れたところにある、夏特有の陰湿で薄暗い不快感を心の底まで楽しめます。冷たい雰囲気の夏の物語が読みたい方にとてもおすすめです。


悲しみよこんにちは フランソワーズ サガン 

悲しみよこんにちはは、フランスの小説家であるフランソワーズサガンの処女作です。17歳の少女が父と南仏の海辺にある別荘で過ごす一夏が描かれています。22か国で翻訳され世界的なベストセラーとなった作品で、初めての海外文学にとてもおすすめです。主人公の心の揺れに痛いほど感動してしまいます。


おわりに

いかがでしたか。今年の夏は本の世界にどっぷり浸かってみてはいかがでしょう。素敵な夏をお過ごしください。

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