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「家事か地獄か」は究極の実践本


活字に触れる機会がマシになった

10年以上前は活字といえば漫画ぐらい(漫画が悪いとは今でも思っていないし、今でも漫画が大好きです)でした。
それがセミナーや、有料メルマガ登録で課題図書なるものを課題としてあげられることで強制的に読書をする機会ができました。
課題図書もボリュームのあるハードカバー本もあるので月に1冊〜2冊程度でした。
ビジネス本、心理学の本、小説、少し偏っていた気もしますが活字に触れる機会は断然マシになったと思います。
マシとあえていうのは世間一般では半年に1冊以上本を読む人が5割というデータがあるのでよんでる!とは宣言できないけどマシという表現にしたのです。

人の薦める本を読む

2024年2月現在では月に3冊〜5冊程度の書籍を読んでいます。
Kindle本をサブスクや購入といった形だったり、実際地元の本屋さんで注文したり、時に借りたり・・。
お金を使って本を買うことに抵抗のある知人も居て、図書館で借りるといいよ、とか、図書館になければ要望であげると結構通るよ、とか教えてもらいます。
ただ、漫画もそうですが、レンタル料金を払ったり、購入することで著者を買い支えできると思うので読みたいほんは出来るだけお金を払って読むように心がけています。
速読などの技術がないので、本を読むのに時間がかかる私は、人の薦める書籍を好んで読んでいます。
人とは、ネットの口コミもそうですし、友人、知人、本屋さん、オンラインサロンの記事などです。
リアルに友人や職場、お買い物に行く店の店員さんのオススメの書籍だったり、Voicyの木下斉さんの記事に掲載されている書籍だったり、心理カウンセラーの野口嘉則のオンライン自己実現塾内での課題図書だったり・・参考にしています。

実践に繋がる本

今回はよくお買い物に行く自然食品のお店の店長さんが薦めてくれた書籍「家事か地獄か」の感想、紹介です。

詳細については書籍を実際に読んでいただきたいと思うのですが、まず私なら「家事か地獄か」というタイトルの書籍は買わないと思います(;^_^A

なので薦められても、タイトルから面白そうに感じなかったのでトキメキはありませんでした。
それが、さすが著者の稲垣えみ子さん(元新聞記者)、エッセイ本の様なテンションでスラスラと読めて面白いのです(内容以前にその読みやすさ)。

ただ、薦めてくれたのにも理由があります。
先日の記事でも紹介したノープラ生活。サステナブルまがいな生活への憧れっぽいことを店主につぶやいたり生活ぶりを話したりしていたので、究極でありながら幸せな生活について考えてみたら・・みたいなノリでした。



お金を稼いで、お金を使って幸せを得るという当たり前の事に疑問を持ち、仕事を辞め(正確にはサラリーマンを)少ない稼ぎの中でお金にとらわれず幸せな生活をする方法について著者なりの目線で、実践したことが綴られています。
極端ながら胸を打つのが

・家電製品を捨てる
 これが冷蔵庫、掃除機、洗濯機、電子レンジなどことごとく・・。
・料理は白飯、みそ汁、焼野菜 の連続

といった生活で幸せが手に入れられるという内容なのです。
いやいや、それは仙人か、よほどの山奥で暮らすような人でしょ!と考えてしまいがちですが、読み進めるとあながち、やれるかも・・と思ってしまうところがこの本のすごいところです。

学ぶべき点

実際、書籍を紹介してくれた自然食品の店主は、自宅の冷蔵庫のコンセントを抜き、エアコンのコンセントも抜き、一部ブレーカーを落としたそうです。
それでもこの書籍の内容を実践していると不便も感じず、むしろ楽しいと言われていました。
夜過ごす為には電気の明るさが必要だったり、最低限の電気は必要ですが、いずれは発電機などで賄える程度の電力に抑えて、家のブレーカーを全て落とすのが夢だ、とおっしゃっていたのが印象的でした。

資本主義の中で働き、社会の歯車となることで人の役にも立っていると思い、普段から仕事をしたり、物を買ったりして、子育てに、趣味に、知人友人との付き合いに勤しむのが当たり前と感じていました。
ふと、立ち止まって考えてみると 色々な人が生きている中で、こんな生活で幸せを感じてみるのもいいかもしれません。
節電、節水、省エネ、省プラ・・・。
出来る範囲で自分から始めてみよう・・そう思わされる書籍でした。

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