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3行日記: 国立劇場のゆくへ
その名前を冠した通りまであるのに、どうなるんだ、国立劇場は。ライブラリの利用や稽古などには使はれてゐるといふけれど、舞台と客席、ロビーは使用してゐないだらうし、使はなくなつた建物の劣化を考へると、使用した方がいいと思ふのは素人考へなのだらうか。蔵の中でする芝居を見るなんてぞつとしないから建て替へられるものなら建て替へた方がいいとは思ふんだけどさ。
3行日記: At Last!
これまで幾度か書店に手配を依頼してそのたびに即断りの連絡をもらつてきた武部利男の『白楽天詩集』。いつのまに増刷されてゐたのだらう。そんなわけでおなじ本をまた買ふことになつたが、これでいいのだ。
3行日記: 土日と出かける
出かけるのがとにかく嫌ひで、できれば土日は両日とも一日中家にゐたいし、平日だつて出勤なんかしたくない。でも芝居は劇場に行かなければ見られないし映画は映画館で見たいし、本は本屋で手にしたい。さうしてゐるとある日発熱して倒れてしまふのであるが、この土日は出かけてしまつた、といふ話は長くなるので別の機会に。
3行日記: 疲れきつてゐる
夕べは愚図りだしさうなくらゐだるかつたのに、そこから絹穴糸にビーズを通しはじめてしまひ、しかもビーズタティングのネックレスを作りはじめてしまつた。疲れたのに? 疲れてたから。
3行日記: 編んでしまつた
腱鞘炎が痛くて無理とか書いたばかりなのに、手編みのハンカチを編み上げてしまつた。森博嗣が云つてゐたと思ふけど、ほんと、会社だつたら休むやうな状態でも好きなことだとしちやふんだよね。とりあへず棒針編みよりかぎ針編みの方が痛くないといふこともわかつた。
3行日記: 編みかけばかり増えてゆく
腱鞘炎がよくならないので編みかけのものばかりが増えてゆく。タオルハンカチであるとかリネンと綿の混紡糸で編んでゐるストールであるとか、出来上がればもうすぐにでも使へさうなものが編みかけたままになつてゐる。完成できる日はやつてくるのだらうか。
3行日記: 紡いでできるもの
これは何年か前に染色羊毛を紡いで作つた毛糸である。「ことばを紡ぐ」だとか「物語を紡ぐ」だとか云つてはばからない人の想像する「ことば」や「物語」はかういふものではないのではないだらうか。この先の、できあがつた布地や編み地なのではと思ふのだが如何に。
3行日記: 記録先を如何せん
もつと早いうちに見限ればよかつたのだが、結局いまでもEvernoteを使つてゐるせゐでいろいろ悩みはつきない。一番の悩みはどこにどうやつてデータを移行するかなのだが、いまEvernoteにあるデータを全部ローカルに落とすことができて、またEvernoteのアプリケーションでそれを見ることができればほぼ問題はない気がしてゐる。問題はそれができないといふことか。
3行日記: 栞を作る
Jon YusoffデザインのChinese Coin Bookmarkをオリムパス金票40番の新色チャイナレッド(190)で作つた。エミーグランデにも似た色があるが40番の方が若干明るめな気がする。これから水通しをして整形なんだけど、久しぶりでうまくいくかどうか。
3行日記: Moleskine: Letters & Symbols
片付けをしてゐたらMoleskineのチャームが出て来たのでつけてみた。が。ねぢが小さすぎて落としてなくすのではないかとはらはらしてしまひ、「これ、はづすのは無理かもしれないな」と遠くを見つめてしまつた。断るまでもなく手帳はロイヒトトゥルムである。
3行日記: もう行けないかもしれないな
2019年8月に一念発起して初めての海外旅行一人旅を敢行したのは、今後消費税が10%になつたらもう旅行に行く資金など貯められないかもしれないし、これが最後の機会だと思つたからだつた。行つた場所といへば大英図書館、大英博物館、ブレッチリー・パーク、ナショナルギャラリーといふ見事にインドアな場所ばかりで(ブレッチリー・パークはさうでもないかな)、あと聖地巡礼もしたけれども、ナショナルギャラリーのカウチ
もっとみる3行日記: 字幕に違和感?
『TAR ター』の字幕に違和感があるといふ話があつて、ターは「……だわ」「……よね」とかいはゆる女の人の語尾を使はないだらうといふので、それはその通りと思つてその後2回見たところ、どちらも特に違和感を覚えなかつた。おそらくケイト・ブランシェットの喋り方に「……だわ」「……よね」の要素がまるでなかつたからだらう。そして自分は字幕からの情報よりも耳から入つてくる情報(この場合英語だつたりドイツ語だつ
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