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短編恋愛小説集「嘘の告白」

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嘘の告白から始まる学園が舞台の短編恋愛小説集。 毎日1話投稿予定。 小説家になろう、カクヨムにて完結済みのため、続きの読みたい方は当該サイトにてご拝読ください。
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#宮本

短編恋愛小説集「嘘の告白」 あらすじ ラブレター 共通ルートその1

短編恋愛小説集「嘘の告白」 あらすじ ラブレター 共通ルートその1

隣のクラスの女友達、中野未来(なかの・みく)と話していた田島優吾(たじま・ゆうご)が教室に戻ると、机の引き出しにハートのシールで封のされた手紙が入っていた。
ラブレターなど無縁だった彼は、初めての経験に胸を躍らせる。
だが、それは嘘の告白で―――
当然からかわれた彼は悲しみ、憤って、自分を責めて。
これは嘘から始まる恋のお話。

この作品はFC2ブログ、小説家になろう、カクヨムに掲載されています。

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短編恋愛小説「嘘の告白」 中野未来編 エピローグ

短編恋愛小説「嘘の告白」 中野未来編 エピローグ

休み時間にて

部活に男友達との交流、それに加えて未来との遊び。
忙しい日々を送っていると、徐々にではあるものの、忌まわしい過去は色褪せていった。
宮本さんと関わることが俺の中での優先順位では、低くなっていったのだ。
未来からすれば、ただ俺と話したいだけかもしれないが、こまめに通話をくれたのが何よりの薬だった。
余計なことを考えずに済んだからだ。
とはいえ、全くあの日の出来事を思い返さないわけでは

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短編恋愛小説集「嘘の告白」  最終話 人の心  鹿山知恵編その5

短編恋愛小説集「嘘の告白」  最終話 人の心  鹿山知恵編その5

あれから数日後。
俺はその間、鹿山にも宮本さんとも、話すことはなかった。
後は彼女たちが解決する問題だ。
当事者ではない無関係な俺が、安易に首を突っ込んでいい問題ではない。
逸る気持ちを抑え自制しながら、俺は悶々とした日々を過ごしていた。
授業が終わった後の、10分の休み時間。
用を足して便所から出ると、待ち構えるかのように鹿山が立っていた。
何事かと視線を向けると、すぐさま視線を下に落とす。

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短編恋愛小説集「嘘の告白」 第5話 悪意には悪意を  鹿山知恵編その1

短編恋愛小説集「嘘の告白」 第5話 悪意には悪意を  鹿山知恵編その1

翌日、俺は鹿山を屋上に呼び出した。
宮本さんに訊ねる選択肢もなくはなかったが、疎遠になっていったせいで、それは難しい。
だからこそ、当人に訊ねるのが手っ取り早いと考えた。
しかし、あいつのことだ。
延々と、しらばっくれてもおかしくない。
それでも直接聞きださねば、腹の虫が収まりそうになかった。
心の奥底で燻っていた憤りや憎しみ、その全てをぶつけないことには。

「こんなところに呼び出して何のつもり

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短編恋愛小説集「噓の告白」 最終話 嘘から真実(まこと)へ 宮本早紀編その5

短編恋愛小説集「噓の告白」 最終話 嘘から真実(まこと)へ 宮本早紀編その5

あれから数週間後。
再び学校に通えるようになった宮本さんは、徐々に変わっていった。
陰気だった過去を全く感じさせないほど、彼女は明るくなっていって、すっかりクラスのみんなと打ち解けた。
性格が変われば運命が変わるとはよくいったものだ。
俺たちの関係性が変化していくのに、そう時間はかからなかった。
以前よりも喋る機会がなくなっていき、ここ数日は会話もしていない。
普通なら友達として、成長を喜ぶなりし

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短編恋愛小説集「噓の告白」 第8話 ずっと一緒に  宮本早紀編その4

短編恋愛小説集「噓の告白」 第8話 ずっと一緒に  宮本早紀編その4

宮本さんが登校拒否をしてから、早一週間が経過しようとしていた。
土日の休みを挟んで、実際に家に通ったのは五日ほどだ。
だけど休日でも宮本さんがどうしているか気になってしまって、勉強にも身が入らない。
そのせいか、それ以上に長い月日が過ぎたように思えた。
数日の間に心変わりしてくれるのを、内心期待していたが結果は芳しくない。
彼女からのメールは、嘘の告白をされた翌日から途絶えたままだ。
じっとしてい

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