見出し画像

【ひとり会社経営】会社を設立した時にやっておいてよかったこと

合同会社一筆社を令和3年3月に設立して1年半が経過しました。


自社の売り上げで自分に給料を払い、社会保険を払い、あといろいろ払って1年以上生きています。振り返って、創業当時にやっておいてよかったことを書いてみたいと思います。

↓は弊社が行っている事業の一つ、プレスリリース配信について書いたものです。


実は合同会社には課題が

合同会社一筆社は名前の通り合同会社で、設立は自分でも驚くほど簡単にできました。
しかし、簡単に作ることができるということは、よいことばかりではありません。

なぜなら、実態のよくわからない合同会社が数多くできているからです。
実態がよくわからないとは、事務所がどこにあるのかわからず、何をしているのかわからないというような会社です。

弊社のようなゲームメディアに記事を書いたり、プレスリリースの配信代行などを行っている会社の場合、事務所も別に不要でコワーキングスペースでも事足りてしまいます。

また、ゲームメディアで記事を書く会社というのは世間一般の非ゲーマーの方からするとかなりよくわからない仕事のようです。
(実際に自分の名前入りの某雑誌を持って行って見せたりしたこともあります。もはや名刺より有効かも)

このような、どこにあるのかわからない、かつ、よくわからない仕事をしている会社は、銀行で法人口座が作れないことがあるのです。(※後から知りました)

では、弊社のような、ややよくわからない合同会社がなぜ口座が作れたのでしょう?

大阪市のインキュベーション施設を借りたこと+認定を受けたこと


弊社は創業前に、大阪市のインキュベーション施設を見学に行き説明を受けていました。その施設は大阪デザイン振興プラザODPです。
そこで自分の業種が入居の対象となることを確認し、わりと低廉な価格で事務所を借りることにしました。

これにはメリットがあり、大阪市から特定創業支援等事業として認定を受けることができました。
この物々しい名前の認定を受けたことで、おおざっぱに言うと大阪市のお墨付きを得られたわけです。

そして、ODPから銀行を紹介いただき無事に口座を作ることができたのです。

このあたりは、サラリーマン時代に中小企業診断士試験を受けたりして、なんとなくそういうものがあるのだなと知っていました。(試験には落ちました)当時はまったくの異業種で働いていましたが、何が役立つかわからないものです。

ほかに、創業時の法人登録税が安くなったり、政策金融公庫の融資が有利になるメリットもありますので創業を考えている方は「特定創業支援等事業」と創業予定の市町村で検索されるとよいと思います。

ODPを紹介してくれたTEQSの加味さんにはこの場を借りてお礼を申し上げます。


資本金をある程度用意しておいた

創業にあたり、資本金100万円は用意しておこうと考えていました。

また、細かなことですが、パソコンの割賦やスマホの本体代なども支払い終えてから創業を行いました。

ひとり会社の場合、自分がもし病気や事故で動けなくなると収入が途絶え支出だけが寄り添ってきますので、支出をできるだけ無くしておこうと考えていました。

これは、後に借り入れを行う際に良かったと思います。


IP電話の存在

これはあまり関係ないかもしれませんが、一応固定代表電話として050からはじまるIP電話を用意していました。

もちろん携帯でもいいのですが、自分の業種があまりにも実態が無さそうに思われてしまうのでは?と思って用意したものでした。

また、導入するとちょっとした電話もパソコンからかけることができてわりと便利だったり、通話料が安かったりして重宝しています。
(携帯に比べて●●円オトクです。と表示してくれて、それを見るのが結構好きです。)

信用情報機関への情報提供

帝国データバンクや商工リサーチなどの情報機関に会社の情報を提出しました。
一期目でそこまでしなくてもいいような気もしますが、特にお金がかかるわけでもないので登録しておきました。

後日、それらを見て代表電話に証券会社から営業電話が来たりしました。
社長と呼ばれてニヤニヤするくらいしか今のところなかったですが、営業電話が来るものなのだな。と思いました。(ひとり会社なので社長と呼ばれることはないのです)

つまり

とにもかくにも、こういう会社なのだと対外的にアピールすることが大切だと思います。それはホームページを充実させるなどのという意味ではなく、自社の事業について、異業種の方の理解を得ることなのだと思います。そこが会社を作るということなのかなと思いました。

仕事のほとんどがパソコンで完結してしまう業種の方は、ともすれば実態が見えづらいし、事務所もいらないかもしれませんが、こういう方法で理解を得ていくことができるということを参考にしていただければ幸いです。

最後に

ここからはただの営業文章です。

弊社はプレスリリース作成や配信を承っています。

ゲームを作ったけど、広め方がわからない。

そんなときにプレスリリース配信はとても有効です。

安くて、労力も少なくて、メディア掲載されたら反響もあって。

いいと思いませんか?

もし、お困りでしたら。

合同会社一筆社まで、ご連絡ください。

この記事が参加している募集

ゲームで学んだこと

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?