管理人(店主)の活動について
2005年10月にお店を始めてから、2020年で15年目になります。
15年の間に自身の活動がちょこちょこと派生して、現在は「お店のこと」「商品のこと」「記事のこと」「デザインのこと」という4つに分けてご説明するのが一番ご理解頂きやすいのかな?という状況になりました。
ということで、そのように分けてざっくりご紹介させて頂きます。ご興味を持って頂けたら嬉しいです。
お店のこと
26歳の時、創作絵本の教室に通ったのがきっかけで、個人が手作りした創作絵本の魅力にはまってしまい、2年後、勢い半分、成り行き半分で、自主制作や手作りされた絵本が楽しめる絵本専門のショップギャラリーを地元で始めました。2005年のことです。
オープン以来、自主制作・手作りされた絵本の常設販売と、出版されて流通している絵本の販売とを並列に扱ってきました。狭いスペースをやりくりしながら、絵本が好きな方におすすめの雑貨、作品展、企画展なども合わせてお楽しみ頂いています。
15年前と比べ、私のお店をとりまく状況も随分と変わりました。これからは原点に立ち返るべく、個々の好奇心や憧れの気持ちから生まれる「こうなりたい」「こうありたい」を叶えるための、ごく私的な創作活動のお手伝いなどにも取り組んでいけたらいいなと思っています。
過去ご紹介くださったメディア(目立ったところ)には、
Natts(南海電鉄)/Richer(京阪神エルマガジン社)/ちちんぷいぷい(MBS)/なるトモ!(YTV) などがあります。ほか地域のフリーペーパーなど、様々なご縁に恵まれてきました。ありがとうございました!
商品のこと
2007年頃からもぞもぞと動き出して、2008年から販売を始めたのが「自分でくみたてる本seedbooks」という、製本に親しめる紙工作キットです。
企画にあたり、自分に課した条件は3つ。
1.場所も道具も選ばずに取り組めること
(文具を用意するだけで子供から大人まで楽しめる)
2.組み立てた後、ちゃんと読めること
(白紙や無地のキットではないこと)
3.楽しい成功体験が余韻として残ること
(負担の大きい作業を軽くしつつ、本らしく仕上がる)
商品について「絵本手帖」さんというサイトで詳しくご紹介頂いています(私の商品説明より断然わかりやすいんです)。「絵本手帖」さん、ありがとうございます!
※キットに含まれる「作り方解説書」は、当時は小さな冊子状のものでしたが、現在はシート状のものに変わりました。
お店を始めてからというもの、接客する中で「本って、手作りできるんですか?」というお客様の驚きにふれる機会は多かったです。何より私も最初、そうやって驚いて「なにこれ、おもろい!」となったのが、お店を始めるに至ったきっかけの一つです。
だったら、まったくの初心者さんでも「ちょっと、やってみようかな」「これなら、できるかな?」と思えるような方法で、手で本を仕立てることに親しめるような商品が企画できないかな?と考えました。
そして、他店でも無理なく販売できる商品にできれば、私のお店以外の場でも、お付き合いのある作家さんの作品や活動について知ってもらうきっかけになるかもしれない。私自身も、ショップオーナーさんのお友達を作るきっかけにできるかもしれない(ずっとお店番で地元に引きこもっていたため)といったことも、企画の目的にありました。
企画・販売から10年余りの間に35種類発行、おかげさまで様々な企業・お店・作家さんからのご協力を頂き、ショップオーナーさんのお友達も増えました。
この商品は、私のお店のオンラインストアで、いつでもお求め頂けます。
このうち、コルクさん(エージェンシー)のご協力で形になった「オチビサンコレクション」の3種は、オチビサン公式オンラインストアでもお求め頂けます。
ビーナイスさん(出版社)によるイベント出店やフェア販売と、公式オンラインストア「ビーナイスの本屋さん」では、ご協力頂いている「ビーナイスコレクション」のみならず、他作品もセレクトで販売して頂いています。
販売して頂いたことのある小売店さま(目立ったところ)には、
ナガサワ文具センター/東急ハンズ/蔦屋書店/くまざわ書店/ロフト/近鉄百貨店/高島屋/阪急百貨店 などがあります。ほか、雑貨店やカフェ、書店など、様々なご縁に恵まれてきました。いつもありがとうございます!
特別な道具を使わない、ご自宅で気軽に楽しめるキット商品のため、外出自粛時の巣ごもり消費にもご好評頂いています。お買い上げ下さった皆さん、口コミでご紹介下さった皆さん、ありがとうございます!
記事のこと
2015年からは、本の紹介記事を書かせて頂くようにもなりました。
現在も続いているのは、「関西ウーマン」さんという情報サイトで絵本をご紹介する記事です。女性におすすめというテーマですが、個人的には、性別をあまり意識せずに選んでいるつもりです。毎月第1土曜日公開です。
2016年頃は「ホンシェルジュ」さんというサイトからもご依頼を頂き、しばらく担当していました。記事がまだ残っているようなのでリンクしておきます。これは第1回の記事です(第7回までご覧頂けるようです)。
こちらでは毎回テーマを決めて、絵本に限らず小説とか実用書とか、色々組み合わせてまとめていました。
2015年3月発行、ミシマ社さん(出版社)の本にも寄稿してます。この本は先に発行されていた「THE BOOKS」の第2弾ということで、中高生向けの選書という企画になっています。各地の書店員さんのブックレビューがたっぷり楽しめる1冊です。
デザインのこと
お店を始める前は、印刷物を作る仕事をしていました。現在は、地元企業さんからのご依頼をたまにお受けしています。
2016年、地元の天牛堺書店さんのブックカバーをリニューアルするというお仕事でデザインを担当しました。つーる・ど・堺さん(ホウユウさん/印刷会社)が商標登録している「堺柄」という図案を使ったデザインです。
このブックカバーは、グラフィック社さん(出版社)の本でご紹介いただきました。日本各地の書店で配られている、新旧3000種以上あるブックカバーデザインの中から350種類が紹介されています。
ブックカバーを気に入って下さった方々から、ちょこちょこ話題にして頂く機会に恵まれ、ひそかに喜んでいたのですが。
天牛堺書店さんがなくなった時も、ブックカバーの写真で惜しんでくださった方が複数いて下さって、嬉しいやら寂しいやらでした。
話題にしてくださった皆さん、とっても嬉しかったです。そして励みになりました。ありがとうございました!
2020年も「堺柄」アイテムのデザインを担当しました。「堺柄エコバッグ」紙カフェさん(つーる・ど・堺さん)のオンラインストアで好評発売中です。赤・青・黒・カーキの4色展開です。
最後までご覧下さってありがとうございました!
超ざっくりなので、これまでにあったことなど、また別の機会に書けたらいいなと思います。何かお役に立てることがありましたら、お気軽にご相談・お問合せ頂ければ嬉しいです。よろしくお願いいたします。