不定期~こどおじ日記(2020年10月25日日曜日)

2020年10月25日。晴れ。9時半に起床。相変わらず起き掛けはどんよりしている。自分が置かれてる立場を認識して、自分を追い込み、落ち込む。もっと自分と大事にしてあげれば良いのだ。お前は充分頑張って生きてきたではないか。

朝の日課として、台所、玄関、風呂場、トイレの掃除を行う。これらは毎日。後玄関の掃き掃除と自分の部屋の掃除は3日に1回で充分だろう。母親の認知症を少しでも食い止めるのは、定物定位、掃除が行き届いていることが重要だと思っている。だらしない環境に満足してると、悪い方に流されていく。

後、毎日掃除をする理由として、猫を2匹飼っているのでやはり家が汚れやすいのである。両方黒猫だが、先住は約13歳のオス、半年前に生まれたてのメスが我が家に新たに受け入れた。ただ、先住のオスがどうしてもメス子猫を受け入れてくれない。人間の立場として考えたら、還暦過ぎたおじさんのところへ若い女子が舞い込んでくるようなものなので、喜んで迎え入れても良いような気がするのだが、メス子猫が近づいてきたら、自ら家の外へ逃げるありさまだ。去勢してるから異性に興味が無いのか。それとも、若い女性との接し方が分からないのか。

昼飯は昨夜の残りのカレーだった。玉ねぎ他具材を炒めるときに、かぼちゃを入れたのだが、炒めて煮込んでいるうちに溶けてしまって、結果かぼちゃの風味が前面に出てしまいぼんやりとした味になってしまった。1週間に1回は創作カレーをつくってみよう。とはいっても具材を変えるだけなのだけど。料理をすることによって、鬱が紛れるかと思ったが、1日を通しての感情とすればそう変化は無い。ただ、料理をしているときだけはフラットな精神状態になれる。坂口恭平さんの本に書いてあった通りだ。

やはり、何もせずぼんやりとする時間は精神衛生上あまり良くない。ただ、2週間前くらいは何もする気が起きなかったので、回復傾向にはあるのだと思う。11月からはスポーツジムを再開させるので、俯瞰的に見たら、良い方向に進んでいるのだと思う。

昼飯を摂った後に、住んでいたアパートへ郵便物の確認へ行く。契約は11月半ばまで残っている。片道1時間、行きはハバナイ、帰りはBishのファーストアルバムをミュージックに運転をした。

帰りがけ、ホームセンターへ立ち寄る。どうしても、前職、前々職で関わっていた売り場が気になって、品ぞろえや新製品を確認してしまう。僕はこの業界から足を洗うつもりでいるけど、まだ未練があるのだろうか。ただ、どちらの会社にも戻りたいとは思わない。プライベートを犠牲にし、心を壊すような職場で仕事をしては、もういけない。結局何が僕の手元に残ったのか。僕は答えられない。

ここ1年ほど、仕事関係で訃報をよく耳にするようになった。前々職で出会った人たちばっかりだ。それも、皆若い。入社当時物流研修でお世話になった49歳、システム関連の部署の41歳、僕が東北地区担当の時にバイヤーだった得意先の部長43歳、チーフバイヤーだった49歳、取引先メーカーの所長44歳、社長45歳。皆40代だ。全員病気で旅立ってしまった。この年齢にもなると、人の死を間近にすることは増えてくるけど、やはり実感が湧かないというのが本音なところだ。自分の頭でどう考えても二度と会えないのは理解しているのだけど、どこかで会えそうな気もする。ぽんとラインが来そうな気もするし、夢にでも出てきてくれるかもしれない。近しい肉親の死にはまだ遭遇したことはないけど、僕はどんな気持ちになるのであろうか。

ただ、自分が死ぬことには多大なる恐怖感がある。鬱が酷いときでも、死にたいとは思わなかった。逃げたい、消えたいという感情はあっても。同時に老いにも恐怖を感じている。だから、身体を鍛えるのだ。この半年間なまった筋肉を来月からのスポーツジム通いで取り戻す。取り戻すのは肉体だけでなく自信もだ。

夕方、暗くなってからランニングへ出かける。鬱で倒れていたので、本格的な運動を始めたのは昨日土曜日からだ。運動二日目、足と腹筋には若干の筋肉痛が残っていた。これが心地よい。ランニングは無料なので無職の僕にはぴったりのアクティビティだ。

労務管理事務所より、前職の離職票が届いた。先ずはハローワークへ行って失業保険の申請をしなければならない。通常支給されるのが申請より3か月語なのだが、コロナの影響で今は2か月らしい。助かる。いくら貰えるのかは検討が付かないが。出来れば、失業すぐに支給してくれるのが助かるのだが、そのあたりは厚生労働省はどう考えているのだろう。失業すぐの方が本人は金銭的に不安なのだけど。ブラック企業でも何でも良いから、働けということなのだろう。

日曜日には、マイナビが主催する転職フェアがあるので、行ってみることにする。事前に出展企業をチェックしてみたけど、どうも積極的に42歳のおじさんを採用しようとはしていないように見える。ただ、情報収集のために足を運んでみようとは思う。結局、あまたの数の企業があっても、実際に働くのは1社だけなのだから。

転職活動ではそう割り切れるのに、恋愛に関してそういうスタンスで動いていれば、今頃二児の父親ぐらいになっていたのでは無かろうか。転職が決まれば、婚活も再開しよう。合コンに良く行っていたのはもう7~8年前だったなあと思い出す。

改めて記憶を蘇らせてみると、20代30代はほぼ首都圏に出て好きなことをやっていたように感じる。転勤、転職も含めその流れに乗れなかったのが40代だ。誰かが言ってたけど、独身のおじさんというのはドラクエでストーリーを進めることなくレベルばかり上げているのに似ていると。確かにその虚しさは共通かもしれない。

ストーリーを進めよう。強制的に親の介護というイベントは発生しているけどね。

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