「くらす、はたらく」を考える~「さがすいばらき」説明会に参加してきた!~
こんにちは!Gaku-yomu編集部のこもりです。
突然ですが、みなさんは「地方移住」という選択肢を考えたことがありますか?
東京で生まれ、東京の大学に通い、東京で暮らす私にとって、ここでの生活はずっと当たり前のものでした。
東京での暮らししか知らないことに漠然とした疑念を抱きながら、特に不便のないこの土地を離れて生活することは想像しづらかったというのが正直なところ。
そんなことを考えている中、ちょうど今回のイベント「さがすいばらき」を知り、取材に向かわせていただきました!
今回行ってきたのは、先日11/23に下北沢のBONUS TRACKで開催された「さがすいばらき」プログラムの説明会。
「さがすいばらき」(主催:いばらき県央地域移住・定住促進協議会)は、いばらき県央地域での生活を学生が具体的にイメージするためのプログラムで、実際に茨城で暮らし、働く社会人の方にお話を聞きに行ったり、取材をしてミニ冊子を作ったりする取り組みです。
ガクヨムからは今回2人が参加したのですが、二人とも茨城で生まれたわけでも育ったわけでもなく…アウェイ感を覚悟して参加しに行ったものの、全くの杞憂でした笑。
茨城にご縁がある方はもちろん、「くらす」こと、「はたらく」ことについて考えたい方、ぜひご一読ください!
イベント申し込みURLはこちら!↓
「さがすいばらき」でくらしを見る
「さがすいばらき」には「現地に行く・取材する」と「話を聞く」の2つのプログラムがあります。チラシと具体的な予定はこちら↓
県央エリアでの実際の暮らしを体感して、世界を広げ、自分の考えを言語化できるプログラム。農業からミニシアター、フルリモートワークまで、多様な職種、働き方に触れられることがとても魅力的に感じました。通しだけでなく、単発での参加も可能なようなので、気になったところをかいつまんで行ってみるのも楽しそうだと思います!
いばらき県央地域ってどんなところ?
ところで、皆さんは茨城の県央エリアってどんなところかご存じでしょうか?
このエリアは、県庁所在地の水戸市をはじめとした9市町村の総称で、実際の生活圏を意識してまとめられた区分だそう。
「教育・医療機関の充実」「豊かな自然環境」「交通の便」の三つが大きな魅力という県央エリア。公共施設が充実した都会的な面を持つ一方で、山や川、海や湖に囲まれて田舎のような自然を満喫することができます。
加えて、鉄道・車ともに交通の便がとてもよく、理想のライフスタイルを送りながら、安心の都市インフラも享受できる地域とのこと!
(県央地域の生活の情報が満載!「#いばらきどまんなかライフ」のリンクはこちら↑)
ふるさとワーホリ はたらく、くらす
次に、「いばらき県央ふるさとワーキングホリデー2024」へ実際に参加された青島ほなみさんから、当時の体験談をお聞きしました!
ふるさとワーキングホリデーとは、日本各地で行われている滞在型の就労体験。
ほなみさんはひたちなか市で一週間、笠間市で一週間の合わせて二週間、茨城県央エリアで就労体験をしたそう。それぞれガチガチのオフィスワークというよりというよりも、企業の課題を学生の視点から捉え、一緒に解決していくというのが主な内容だったそうです。
また、海ではサップ体験(マリンスポーツ)や笠間市の伝統工芸である笠間焼の制作体験など、地域の生活や産業を肌で感じつつ、県央エリアの魅力を余すところなく経験してきたと話すほなみさん。
自由行動日には、趣味のご当地アイドルを見に行ったりもしたそうです!
ふるさとワーホリの体験をまとめた記事が12月にあがるそうなので、もっと知りたいと思った方は以下のリンクからアクセスしてみてください!
https://ibaraki-kenou-iju.jp/news/
違う場所から、茨城のことを考える
このコーナーでは、「IBARAKI LIFE IS ORDINARY」を主催するお二人(川島飛鳥さん・倉持有沙さん)のお話を聞きました。「東京の人にとって、茨城の日常って非日常なのでは?」という発想から始まったこのイベントは、自由が丘のイオンで茨城の商品の物販や、ビニールプールをつかったサップ体験(!)を行ったもの。
「都内在住者にとっての新しい体験」として自由が丘で茨城のイベントをやるという切り口が新鮮でした。茨城出身で、上京して大学で出会ったというお二人。飛鳥さんは茨城、有沙さんは東京と離れた場所で暮らすお二人ですが、LINEでやりとりをしたり、有沙さんが茨城に行ったりしてイベントを実現させたそうです。
働きながらの活動は大変じゃなかったんですか?との質問には、「(茨城には)小旅行感覚で行っていたから楽しかった」と仰っていて、そのパワフルさに驚きました笑。飛鳥さんも「みんなで楽しいことをやりたい」いう感覚でやっていたと話されていて、お二人の根元にある「楽しそう」というポジティブな原動力を強く感じました。
私は何かを始めるとき、すぐ「うまくいかないんじゃないか」と思って二の足を踏んでしまうのですが、ぐんぐん動いていくお二人の姿を見ていると、意外と大丈夫かもしれない、と思えてきました。
「普段は東京にいるけど、茨城に帰ったときに『いいな』と思えることがある。これを東京の人にも体験してもらえれば」と話す有沙さん。違う場所に住んだ経験があるからこその発想に、都市と地方のより流動的な関係性の可能性を見た気がします。
会を通して出会った「いろんな生き方」
最後は自由な雑談タイム。茨城のお菓子やお茶を楽しみながら、参加者の人たちと色んなお話ができました!
私(こもり)はほなみさんとお話していたのですが、ほなみさん自身は大阪出身で、茨城とはそれまで特に縁もなかったそう。休学して就業していた東京でのインターンが終わり、復学までの1か月、空いた時間で何かしようとふるさとワーホリに参加されたとお話されていました。茨城を選んだのは、「東京から近いから」。そんなご縁もあるのかと思うと、なんだか不思議な気分でした。私自身、高校を卒業してから3年間フラフラした後に大学に入っているので、ここにも「色んな生き方」の芽を見たようでうれしかったです。
ほなみさん以外のワーホリ参加者の方には、ワーホリ期間の休日の過ごし方について尋ねてみることに。お風呂好きの方の話では、参加メンバーと一緒に銭湯へ足を運んだり、海岸や仕事場であったキャンプ場の山頂で、可動式テントを用いたサウナを楽しんだそう。雄大な自然の中、趣味で羽をのばす休日。とても理想的だなと感じました。
全体の感想
ここまで読んでいただきありがとうございました!
本当に終始和やかに進んだイベントで、個人的にもとても楽しい時間を過ごせました。住む場所も含め、本当に色んなくらし方、はたらき方があるのだと実感した一日だったと思います。
少しでも気になった方はぜひ!「さがすいばらき」にご参加ください〜!(こもり)
イベント申し込みURLはこちら!↓