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インタビュアー蒲田健の収録後記

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収録後に感じたこと考えたことを語ります!
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#新書

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文化人類学者で東京工業大学教授の上田紀行さんへのインタビュー後記です。
光文社新書、『愛する意味』を基に伺いました。

蒲田健の収録後記:姜尚中さん

蒲田健の収録後記:姜尚中さん

「情」と「理」

姜尚中さんの最新刊「母の教え 10年後の悩む力」

論理的に構築され、理路整然としていてこそ社会の安定は担保される。しかしときに理屈では説明できない心の動きが人を動かすこともある。そしてそれが人を人たらしめているともいえる。

大ぐくりに二分すれば、ドライな「理」とウェットな「情」。時代が進むにつれドライな部分が優位になってくる。社会の構成要素としては「理」が圧倒的な割合を占めて

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蒲田健の収録後記:つるの剛士

蒲田健の収録後記:つるの剛士

右翼でも左翼でもなく尾翼

つるの剛士さんの最新刊「バカだけど日本のこと考えてみました」

あるイシューについて自分も考えたい。情報を収集してみる。するとどうも

反対の意見ばかり聞こえるように思える。ならば判断材料として、賛成の意見も

聞いてみたい。その上で自らの立場を見極めてゆこう。

極めて真っ当な、バランスのいい態度である。

だが政治的なイシューでそのような態度を表明すると、SNSやウ

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蒲田健の収録後記:古谷経衡さん

極論に抗するのは、孤独であると同時に自由でもある

古谷経衡さんの最新刊「日本を蝕む『極論』の正体」

読んで字のごとく極端な論である「極論」。

“ありえない”と容易に判断でき歯牙にもかけないで聞き流せる、はずのものである。

しかしながら、外部からの監視や点検がなく競争のない閉鎖的な空間においては

状況が変わってくる。

視野が狭窄になり、その論が正当であるという意識にからめとられてしまう。

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