見出し画像

たった1000円がきっかけで進路が決まった高校生

1000円と聞いて、

思い浮かぶのはなんでしょうか。

【例】
カット代(1000円カット)

ランチ代(ちょっとリッチ)

映画チケット(割引サービス適用時)

Kindle Unlimited(使ってます)

小学校低学年のお小遣い(ちょっと少ないか)



色々ありますね。


その高校生は1000円で本を買いました。

がくさんです。

その高校生は僕です。

【当たり前すぎる】

まだ30年とちょっとしか
生きてませんが、

「どんな人と出会うか」

「どんな体験をするのか」

「どんな地域に住むのか」

「どんな環境に身を置いているのか」


自分が何と関わったかで、


人生が大きく変わってきたなあと
当たり前すぎることを思っています。

【1冊の本】

初めて人生が大きく
変わったのは高校2年生の時、

たった1000円ぽっちの
一冊の本がきっかけでした。

「世界がもし100人の村だったら」

この本を読んではじめて、

住んでいた地域の
外の世界を意識しました。

日本以外の国を意識しました。

興味の赴くままに
色々と調べていくうちに


発展途上国を強く意識するようになりました。

「ストリートチルドレン」を知りました。

生まれた国と環境で生活レベルが
変わってしまう現実を

日本以外の国の世界の
同年代の子供の生き方が
こんなに違うのかと

衝撃を受けました。

もっと知りたくなりました。

【ノーベル平和賞】


「ムハマド・ユヌス氏」

という人物の存在を知りました。

2006年にはグラミン銀行を
創設した実績が認められ、

ノーベル平和賞を受賞された方です。

ムハマド・ユヌス(ベンガル語: মুহাম্মদ ইউনুস Muhammad Yunus、1940年6月28日 - )は、バングラデシュの経済学者、実業家。同国にあるグラミン銀行の創設者、またそこを起源とするマイクロクレジットの創始者として知られる。2006年にはノーベル平和賞受賞。学位は経済学博士(ヴァンダービルト大学)。また、国連のSDG Advocatesの一人である[1]。
【Wikipediaより引用】

グラミン銀行:マイクロクレジットと呼ばれる貧困層を対象にした比較的低金利の無担保融資を主に農村部で行っている。銀行を主体として、インフラ・通信・エネルギーなど、多分野で「グラミン・ファミリー」と呼ばれるソーシャル・ビジネスを展開している。
【Wikipediaより引用】

世の中にはこんなすごい人がいるのかと、
感動しました。


自分もそんな人間になれたらと思いました。

【国際公務員】

世界の貧困問題や
社会課題に取り組むために、

グローバルに社会に役に立てる仕事として、
「国際公務員」になることを決めました。

そして、国際関係について学べる
大学に行くことを決めました。

今思い返すと恥ずかしいくらいに
漠然とした理由であり、

短絡的な考えだったと思いますが、

その当時は国際公務員という職業しか、
頭の中にありませんでした。

国際関係✖️社会貢献✖️社会課題=国際公務員


なろうと思ったし、
何故か、根拠のない自信もありました。


自己理解もできていない

世の中のことも分かってない

田舎の一高校生が


随分と大それたことを決断しました。

「もっと広く世の中を見てみてもいい」

「社会貢献も色んな切り口あるよ」

「どれだけの覚悟を持っているんだい」

なんて声をかけたくなるような感じもしますが、

インターネット上の情報も
今ほどに溢れていなかった当時に、


考えうる選択肢の中で、
最良の決断をしたんだと思います。


親にこの話をした時、

「自分で決めたのであればいいんじゃない」

とだけ言われました。

「自分で決めて、好きなように生きなさい」

親がかける言葉は小さい頃から
ずっと変わりませんでした。

その後、

高校の勉強に励み、

希望する大学、希望の学部に
入ることができました。

※ところが大学入学後、周囲の学生との学力的な差を感じ、挫折をしてしまいました。
(また別の記事で書きます)


ただ、


この人生で初めての大きな決断は

その後のキャリア選択においても、
大きく影響したと思っています。
(良い意味で、です)


たった1000円

たった1000円で

1人の人間の人生が動きました。




この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?