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完全不登校から学校復帰の記録④求めすぎな私

こんにちは。親の会の日にいらしてくださった皆さん、ありがとうございました。

noteでは、不登校にまつわる思いをあれこれ書いたり、完全不登校中の息子について振り返ったりしています。


最近また登校にグダグダとなっていた息子ですが、今日は早く起きて、普段はろくに食べない朝食までしっかり食べて小学校へと登校していきました。ビックリしてます。

『普段はろくに食べない朝食』…こんな暮らし、不登校以前の私だったら許せなかったかもしれないです。

以前の私は、『親としてちゃんとせねば』『子どもの世話も家のことも、しっかりとやらなければ』と思ってました。早寝早起き、栄養のある食事…とかそんなこと。だけど疲れたりやる気が出なかったり、常にそれを実現できるわけない。辛いなら最低限できればまずそれで良い。それで良いはずなのに、理想通りにできない自分に『私はなんてダメな母親なのだろう』と自分を責めていましたね。自分に対して、即ダメ出し。もうそれが自動的になってしまっていました。

自分が一生懸命やっていることを、相手が思うように受け取ってくれないと、哀しくなっちゃいますよね。頑張れば頑張るほど報われない気がしてきてイライラが募り。私は数年前からそれが非常ーーーーーに強くなっていて、それはもう病的なほどでした。あるとき苦しさが弾けて、これはもうなんかおかしいどうにかしないとこのままでは私はいつか死ぬかもしれないくらいになってしまって。それで心理治療を始めることにしたのですが、その話はまたいずれ(なぜそうなってしまったのか、どうだったらよかったのか、今ではちゃんと理解できるようになりましたよ)。

今は元気な息子と私ですが、ここまで復帰する道のりは、そういう『ちゃんとしなければ』『子どもにもちゃんとさせなければ』という自分を一度全部捨てるところから始またように思います。本当に、全部。

だけど実際なかなか難しいです。

不登校が始まってすぐの頃、一歩も家から出なくなった息子に対して色々と画策していた私の記録が出てきました。学校に行かなくなって1ヶ月半頃の記録です。学校には行けずとも、せめて少しは世間的なイメージ上の“小学三年生らしい生活”をしてほしかった.。そんな気持ちがありありと見て取れる文言が書かれていました。

例えば、

・家族以外のつながりをもつ
・暮らしのリズムを取り戻す
・家の中での仕事を頼んでみる
・食事のマナーを守れるようにする

そんなこと。

段階的にそうしていくこと・焦りは禁物だということも書いてあるので、この記録も長い目で見た目標のつもりだったとは思うんですけど、やっぱりこう、自分の思い描く道を歩ませよう感がすごくありますよね。

今、時間が経って冷静になったから言えることなのですが、生きるか死ぬかの人に、こんなことを当てはめるのは無理な話です…

前回までのnoteにも書いていますが、息子の不登校の場合は【うつ状態】に陥っていて、生きるエネルギーはマイナス。自己否定や自殺願望とかで本当に本当に大変でした。本当に大変だったんだよーーーー(何度でも言う。笑)。

そんな息子に対し、こういう画策が何の変化ももたらさない…というか、この不登校開始時点で、これらが出来るところにまだいないっていうことをだんだん痛感していったのかな。私自身も、ここに導けるほど頑張る力は今は持てない、と。

それで、一度全部捨てたんですね。自分がちゃんとしようとすることも、息子に何かをさせることも。

具体的には、何時に起きるか食べるか寝るか、ゲームや動画などどれだけするか、そういうことに関して私がどうにかしようとするのを一切やめたということです。

何をしようがどう過ごそうが、いい。
とにかく一日を生きて乗り切る。

いちばん苦しい時期は、ただそれだけの日々でした。


不登校についてみんなで話す会やってます。

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