Gaienmae Book Club

1冊の本と、そこから生まれるおしゃべりを楽しむブッククラブです📚 外苑前ではなく、イン…

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1冊の本と、そこから生まれるおしゃべりを楽しむブッククラブです📚 外苑前ではなく、インターネットで活動しています。

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1冊の本とおしゃべりを楽しむブッククラブをはじめます

はじめまして、外苑前ブッククラブです。 12月からnoteでブッククラブをはじめました。 というと、たいてい「ブッククラブって何?」と言われるのですが、1冊の本をみんなで読んで話す集まり、要は読書会です。 本が好きな人も、読んでみたい人も、おしゃべりが好きな人も、何となく興味がある人も大歓迎の、おしゃべり(conversation)を楽しむ場にできればと思います。 自分が読んだ本について誰かに話すことは、音楽や映画やドラマなどと比べると、すごく少ない。それは単に他人と読

    • 第12回ブッククラブは最終回。國分功一郎 著『暇と退屈の倫理学』を読みます。

      • 第11回ブッククラブは森鴎外『雁』です

        こんにちは、外苑前ブッククラブです。 https://note.com/gaienmaereading/n/ne7bad87621aa 第10回ブッククラブ、市川 沙央『ハンチバック』が終わりました。参加いただいた方々、ありがとうございました。 芥川賞作品はそれ自体がエンタメ的な楽しさがある/なぜこれが小説として成立するのか/二項対立のゆらぎ/露悪的なこと/SNSとのつきあい方/言葉にすること/自分の嗜好に閉じこもるのってどうなんですか?/ 次回作が気になる  などを

        • 第10回ブッククラブは市川 沙央『ハンチバック』です

          こんにちは、外苑前ブッククラブです。 第9回ブッククラブ、安部公房『友達』が終わりました。参加いただいた方々、ありがとうございました。 安部公房という作家の成り立ち/アイデンティティの不確かさ/四谷の飲み屋/戦中戦後のあゆみ/同世代作家としての三島由紀夫/かいわれ大根/奇妙な設定をさらっと読ませる仕掛け/一気飲みというカルチャー/村上春樹への視線/高円寺/ などについて話しました。 『友達』という作品を入り口に、脱線に脱線を重ねるおしゃべりを経て、安部公房がもっと読みた

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        1冊の本とおしゃべりを楽しむブッククラブをはじめます

          第9回ブッククラブは安部公房『友達』です

          こんにちは、外苑前ブッククラブです。 先日第8回ブッククラブ、小沢健二『So Kakkoii 宇宙』が終わりました。参加いただいた方々、ありがとうございました。 歌詞、すごいよね/オザケンの歌は他の人が歌うとしっくりこない/最近のサイトがかわいい/歌詞のビートへの載せ方が変/noteやればいいのに/小沢健二を聴くと時代の変化がわかる? などなどを話しました。 ちなみに私が下北沢珉亭で好きなのは、麺でもチャーハンでもなく、餃子です。2階の座敷で休日に飲むビール、そして餃

          第9回ブッククラブは安部公房『友達』です

          第8回ブッククラブは小沢健二『So kakkoii 宇宙』です

          こんにちは、外苑前ブッククラブです。 先日第7回ブッククラブ『女のいない男たち』が終わりました。参加いただいた方々、ありがとうございました。 村上春樹作品を少女漫画的に読んでみる、という新しい視点が発見された回でした。がつがついかないのにモテてしまう男、それは少女漫画の男性的でもあるという話。面白かった。 次回は小沢健二のアルバム『So kakkoii 宇宙』です。はい、本ではありません。 題材は本である必要はないのです。音楽も映画も写真も結局は言語でできているのだから

          第8回ブッククラブは小沢健二『So kakkoii 宇宙』です

          次回ブッククラブは村上春樹 著『女のいない男たち』です

          こんにちは、外苑前ブッククラブです。GWいかがおすごしでしょうか。 先日第5回ブッククラブ『白』が終わりました。参加いただいた方々、ありがとうございました。 「白があるのではない。白いと感じる感受性があるのだ」という書き出しから始まる通り、デザインよりももっと射程の長い話ばかりで、世界の見方がすこしだけ変わるような、そんな本でした。 次回は村上春樹の『女のいない男たち』です。 今の時勢からするとドキっとするタイトルも含め、好き勝手に、あーだこーだ話したいと思います。

          次回ブッククラブは村上春樹 著『女のいない男たち』です

          第5回ブッククラブは『白』原研哉 著 です

          先日第4回ブッククラブ『君のクイズ』が終わりました。参加いただいた方々、ありがとうございました。 今回は話した内容をchat GPTがまとめてくれたようです。 【感想まとめ:「君のクイズ」】 今回もブッククラブを通して、いろんな読みを聞くことができました。いつも終わったあとには、その本のことが前より少しだけ好きになっている気がします。 さて、第5回の課題図書は原研哉さんの『白』です。 はじめての「小説や物語ではない」課題図書ということで、いつも以上の真剣しゃべり場にな

          第5回ブッククラブは『白』原研哉 著 です

          第4回ブッククラブは『君のクイズ』小川 哲 著 です

          先日第3回ブッククラブ『死にがいを求めて生きているの』が終わりました。参加いただいた方々、ありがとうございました。ちなみに前回は、 といった雑談を楽しくさせて頂きました。定型なしのフリースタイルでやっております。 ということで、次回の告知です。 第4回の課題図書は小川哲さんの『君のクイズ』です。 読んだことない方も、ある方もふるってご参加ください。 参加方法 メンバーシップに加入のうえ、以下URLから参加をお願いします。事前申請は不要。途中抜け、参加もウェルカムです

          第4回ブッククラブは『君のクイズ』小川 哲 著 です

          第3回ブッククラブは『死にがいを求めて生きているの』朝井リョウ 著 です。

          こんにちは。毎月実施している外苑前ブッククラブ第3回の課題図書は朝井リョウさんの『死にがいを求めて生きているの』です。 運営メンバーで選んだ初回、第2回が終わり、今回から参加メンバーの方にオーナーになってもらい、本を選んでもらう形式になっています。 もともと、自分じゃない誰かが選んだ本を読んだりしたいよね〜という話からはじめたメンバーシップだったので、とても楽しみです。 参加されたい方はメンバーシップに加入のうえ、以下URLから参加をお願いします。事前申請は不要。途中抜

          第3回ブッククラブは『死にがいを求めて生きているの』朝井リョウ 著 です。

          第一回ブッククラブ 『推し、燃ゆ』 が終わりました

          1回目のブッククラブが終わりました。課題図書は宇佐見りん著『推し、燃ゆ』でした。けっこう盛り上がった(よね?)んじゃないかと思います。 参加してくれたみなさん、ありがとうございました。 自分になかった気づきがたくさんあったのはもちろん、みんなで話しているうちに、登場人物たちや彼らがみている景色、心情みたいなものがぼんやり立ち上がってきて、だんだん小説との距離が近づいていくような、なんともいえないいい時間でした。 僕は今回、良くも悪くもさらっと読んでしまったので、また読み

          第一回ブッククラブ 『推し、燃ゆ』 が終わりました