Macで観るのに最適！PC画面上で展開する映画『search／サーチ』
Netflixで配信開始になった『search／サーチ』（原題：Serching）を観たけど、面白かった。
基本的に映画は映画館で観たいけど、こんなにMacで観るのに適した作品ない（笑）。
というのも、この作品のほぼ全てがPC画面上で展開している見せ方になっているのだ。
主人公は、失踪した娘を持つ父。PCやスマホを駆使しながら娘の行方を探していくことになるのだが、その一挙一動が「自分も同じ状況だったら、こうするだろうな」と思えるくらいリアル。
FacebookやYouTubeなど馴染みのサービスなども扱いながら真相に迫っていく。
サスペンスとしてもよく出来ていて、予想もしなかった展開が次々と繰り出されるので最後まで飽きずに観られる。
父と娘という表の顔だけでは知り得ないことがネットでは分かる。そして、その周りを取り巻く人物たちの反応も興味深く、知ろうとすればするほど疑心暗鬼になっていく。
今年読んだ『サブリナ』というグラフィックノベルがあるが、こちらもサブリナという女性が消えたことで身近な人たちやネットや報道を通した周りの反応にリアリティがあって心に残った。（絵柄はシンプルなのだが、こっちの方が内容はハードかもしれない）
ネットの登場によって、即時に情報を知ることができるようになった一方、人の知り得ない、知りたくない一面が見えてしまうことがある。
現代における問題のひとつで、しばらくこの流れは続くと思うので、こういった作品は今後もっと沢山出て来るかもしれない。
シミュレーションの一種として楽しむだけに止まれば良いのだが、現実社会でなるべく起こらないことを祈る。
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