池田 千波留

MC、ラジオパーソナリティ、ライター。小学生の作文・読書感想文の講師。 「note」は…

池田 千波留

MC、ラジオパーソナリティ、ライター。小学生の作文・読書感想文の講師。 「note」は仕事で発信した内容をまとめるのに使うつもり。 主なコンテンツ(増える可能性あり) ・Myスポットライト(舞台、芸能関係) ・季節を楽しむ ・作文、読書感想文 よろしくお願いします。

マガジン

  • 季節を味わう

    日本の自然や言葉の美しさについて、みのおエフエムの番組内で語ったことのまとめ。 主に、暦、季語、季節の花、季節の色について。

  • 舞台について語る

    大阪府箕面市のコミュニティFM みのおエフエムで番組を担当させていただいています。 舞台が大好き。 舞台に関して番組内で熱く語ったものを文字化して残します。

  • エッセイ原稿

    依頼を受けてお納めした原稿を、発注元に許可をいただいて掲載したもの。

最近の記事

2月の花の俳句(季節を味わう#0047)

「季節を味わう」では、毎月第4水曜日にその月の花を詠んだ俳句をご紹介します。あくまでも素人の好みで選んでおります。 【梅】春の季語である梅は、中国が原産で、8世紀ごろ日本に渡ってきたと考えれています。約4500首が収められている『万葉集』には、梅の花を詠んだものが119もあるそうで、かつては花といえば、桜よりも梅だったことが伺えます。 単に梅といった場合は白梅を指します。まだ寒さが残る中に咲く様子が愛されてきました。紅梅は白梅に比べて開花がやや遅く、同じ梅といっても句を詠む

    • 日本の色 2月(季節を味わう#0046)

      「季節を味わう」では、毎月第3水曜日に季節を象徴する日本の色をピックアップ。 2月にもたくさんの色があります。その中から私の好みで選びました。 【紅梅色】 早春のシンボル梅の花。紅梅色は文字通り紅梅の色から名付けられた色で、少し紫がかった淡い紅色を指します。 現代では「お花見」と言えば「桜」を思い出しますが、かつて日本では春の花と言えば「梅」。香り高く春の訪れを告げる花として愛されてきました。 紅梅色は古い王朝の詩歌や『源氏物語』にも多く登場します。 【若草色】 若草

      • 2月(春)の季語「立春」(季節を味わう#0045)

        世界で一番短い詩、俳句。 「季節を味わう」では、毎月第2水曜日に季語を一つピックアップ。 その季語が使われている俳句も紹介します。あくまでも私の好みで。 【立春】 2月(春)の季語です。 一年を二十四に分けた二十四節気。立春はその一つです。 節分の翌日にあたり、今年(2024年)は2月4日でした。 暦の上でこの日から春とはいうものの、まだまだ寒気が厳しい季節です。 寒さの中にも少しずつ春の兆しが感じられる頃で、「立春」には、これから訪れる春への明るい思いが感じられます。

        • 2024年2月の暦・行事(季節を味わう#00044)

          「季節を味わう」では、毎月第1水曜日にその月の暦や主な行事をまとめます。(全てを網羅するものではありません) 2024年 2月(如月)3日(金) 節分 翌日は立春、暦の上での春が始まります。 その前日が冬と春の二つの季節の分かれ目、節分です。 元々節分は、立春、立夏、立秋、立冬の前日を意味していましたが、旧暦では春の始まり立春を一年の始まりとして大切にしたため、その前の節分だけが残るようになりました。 古来、季節と季節の隙間には邪気が忍び込むと考えられてきました。そういっ

        2月の花の俳句(季節を味わう#0047)

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          冬の食べ物の俳句(季節を味わう#0043)

          「季節を味わう」では、第5水曜日にその季節の食材を詠んだ俳句をご紹介します。あくまでも素人の好みで選んでおります。 【鰤】【大根】譲りあひ席の生まるる鰤大根   照井翠 冬の料理「鰤大根」。冬の食材である鰤と大根を甘辛く煮た料理です。大まかに西日本では塩ぶりが、東日本では塩鮭(荒巻鮭)が年越しのご馳走とされています。 昔はぶりを日持ちさせるために塩漬けしていました。この塩漬けしたぶりを年末に丸々1匹買って、切り分けたものを歳神様にお供えしたり、おせちに入れたりしていました

          冬の食べ物の俳句(季節を味わう#0043)

          1月の花の俳句(季節を味わう#0042)

          「季節を味わう」では、毎月第4水曜日にその月の花を詠んだ俳句をご紹介します。あくまでも素人の好みで選んでおります。 【水仙】水仙に狐あそぶや宵月夜  与謝蕪村 水仙はヒガンバナ科の多年草です。海岸近くに群生するそうで、福井県の越前岬や静岡県伊豆の爪木崎が群生地として有名です。残念ながら私はその風景を見たことがありません。もっぱら切り花用に栽培された水仙を見るばかり。 細い葉の間から花茎が伸び、その先に白い花を数個つける水仙は独特の芳香を放つ水仙。凛として美しいと思います。

          1月の花の俳句(季節を味わう#0042)

          日本の色 1月(季節を味わう#0041)

          「季節を味わう」では、毎月第3水曜日に季節を象徴する日本の色をピックアップ。 1月にもたくさんの色があります。その中から私の好みで選びました。 【朱色】 朱色は黄色味を帯びた鮮やかな赤色のことです。 朱色の歴史は古く、縄文時代から使われていました。貝塚などから朱色をあしらった土器や土偶などが見つかっています。 古来より、魔除け・厄除けの力があるとされ、神社に朱色の鳥居が設置されているのはそのためです。 現在でも、書道の添削の時の朱筆や、印鑑を押すときの朱肉など、馴染みのあ

          日本の色 1月(季節を味わう#0041)

          1月(冬)の季語「書初」(季節を味わう#0040)

          世界で一番短い詩、俳句。 「季節を味わう」では、毎月第2水曜日に季語を一つピックアップ。 その季語が使われている俳句も紹介します。あくまでも私の好みで。 【書初】 1月(冬)の季語です。 書初は新年に初めて毛筆で文字を書くこと、または書いたもの。 正月2日におめでたい言葉を選んで書初にすることが多く、室内に貼って祝ったりします。 現代では毛筆を使う機会は少なくなっていますが、書初は学校教育の一環として行われています。 書初の龍は愈々(いよいよ)翔たむとす   有馬朗人

          1月(冬)の季語「書初」(季節を味わう#0040)

          2024年1月の暦・行事(季節を味わう#00039)

          「季節を味わう」では、毎月第1水曜日にその月の暦や主な行事をまとめます。(全てを網羅するものではありません) 2024年 1月(睦月) 1日(月) 元日 元という字の読みには ゲン、ガン、もと、はじめ があります。 元日はまさに一年の始まりの日。日本人にとって特別な日です。 古来、年神様という神様が信念を運んできてくれると考えられていました。門松やしめ飾りは「我が家は年神様をお迎えする準備ができています」というサインだったそうです。 鏡餅は年神様へのお供えであり、色とりど

          2024年1月の暦・行事(季節を味わう#00039)

          12月の花の俳句(季節を味わう#0038)

          「季節を味わう」では、毎月第4水曜日にその月の花を詠んだ俳句をご紹介します。あくまでも素人の好みで選んでおります。 【寒椿】寒椿ものいいたげな亡妻(つま)の顔  池田摂陽 「椿」は春の季語。冬のうちから咲き出す椿は「寒椿」「冬椿」と呼ばれ、冬の季語です。 園芸品種の一つに、山茶花のように花びらが散る「寒椿」がありますが、これと季語の「寒椿」は別物です。 夏の季語「雨蛙」の時にも紹介しましたが、池田摂陽は私の祖父の俳号です。そして、この句は祖母が亡くなった時に詠まれたもの

          12月の花の俳句(季節を味わう#0038)

          日本の色 12月(季節を味わう#0037)

          「季節を味わう」では、毎月第3水曜日に季節を象徴する日本の色をピックアップ。 12月にもたくさんの色があります。その中から私の好みで選びました。 【煉瓦色】 煉瓦色(れんがいろ)とは、赤煉瓦 のような、赤みのくすんだ茶色のことです。 煉瓦そのものの歴史は古く、メソポタミア文明において建築に使用されていました。日本には飛鳥時代に伝わり「せん」と呼ばれていました。平城京の大極殿には「せん」を積み上げた壁があ離ました。 しかし、煉瓦色はこの「せん」の色とは異なります。 その後、

          日本の色 12月(季節を味わう#0037)

          冬の季語「年の暮」(季節を味わう#0036)

          世界で一番短い詩、俳句。 「季節を味わう」では、毎月第2水曜日に季語を一つピックアップ。 その季語が使われている俳句も紹介します。あくまでも私の好みで。 【年の暮】 12月(冬)の季語です。 一年の終わり。街ではクリスマス商戦、歳末売り出しで賑わっています。 昔ほどではないにせよ、家庭では大掃除や新年を迎える用意で気忙しい毎日ではないでしょうか。 忙しく、活気に満ちた「年の暮」の句をご紹介します。 ともかくもあなた任せの年の暮  小林一茶 私はこの句を読んで、手を叩い

          冬の季語「年の暮」(季節を味わう#0036)

          2023年12月の暦・行事(季節を味わう#00035)

          「季節を味わう」では、毎月第1水曜日にその月の暦や主な行事をまとめます。(全てを網羅するものではありません) 2023年 12月(師走)7日(木) 大雪 二十四節気の一つ。 本格的に冬が到来するころ。山は雪に覆われ、平野にも雪が降り積もります。 この時期京都の寺院では、ぐっと甘味が増した大根を参詣者に振る舞う「大根焚き」の行事が行われます。元々は鎌倉時代に、浄土真宗の開祖、親鸞の教えに感銘を受けた里人が、感謝の印として塩味で炊いた大根でもてなしたという伝承に由来するのだと

          2023年12月の暦・行事(季節を味わう#00035)

          冬の食材の俳句(季節を味わう#0034)

          「季節を味わう」では、第5水曜日にその季節の食材を詠んだ俳句をご紹介します。あくまでも素人の好みで選んでおります。 【白菜】寄せ鍋の白菜雪のごとくなり   山口青邨 どこのご家庭でも、冬には簡単で体も温まる鍋料理の出番が多くなるのではないでしょうか。鍋料理に欠かせないのは白菜。クセのない甘味はいくら食べても飽きることがありません。 詠み人は寄せ鍋の具に蓋をするかのように山盛りに白菜を入れたのでしょうか。雪が積ったかのよう、という大量の白菜も、鍋を火にかければぐっと体積が減

          冬の食材の俳句(季節を味わう#0034)

          11月の花の俳句(季節を味わう#0033)

          「季節を味わう」では、毎月第4水曜日にその月の花を詠んだ俳句をご紹介します。あくまでも素人の好みで選んでおります。 【山茶花】山茶花やいくさに敗れたる国の  日野草城 山茶花はツバキ科の常緑樹。日本特産種で、四国・九州・沖縄に自生種があり、十月から十二月に枝先に白い一重の花を咲かせます。園芸種には、鮮やかな赤や桃色、絞りのものや八重咲もあります。椿と似ていますが、椿にように花が落ちるのではなく、花弁が散ります。 この句を読んだ日野草城さんは1901年(明治34年)に東京

          11月の花の俳句(季節を味わう#0033)

          日本の色 11月(季節を味わう#0032)

          「季節を味わう」では、毎月第3水曜日に季節を象徴する日本の色をピックアップ。 11月にもたくさんの色があります。その中から私の好みで選びました。 【亜麻色】 亜麻色とは、亜麻を紡いだ糸の色のような黄色がかった薄茶色のことです。ナチュラルで優しい色です。 一般に「亜麻色の髪」と言えばブロンドヘアをイメージしますが、実際の金髪と亜麻色は異なる色合いです。 西欧で長く栽培されてきた亜麻は日本では明治時代に栽培されるようになりました。日本古来のものではなく、明治以降に使われるよう

          日本の色 11月(季節を味わう#0032)