藤園未来

なろうの方で散文を書いていました。 散文よりも短い文章や、思ったことをつらつらと書こう…

藤園未来

なろうの方で散文を書いていました。 散文よりも短い文章や、思ったことをつらつらと書こうと思っています

記事一覧

この休日で映画「アウシュヴィッツレポート」見ました!地元でやっているときに見られなかったのでちょっと遠出しました。ずっと上着を抱きしめながら見ていました。

藤園未来
2年前

映画『復讐者』たちみました!映画感想のやり方をずっと悩んでいたのですが、つぶやきだけでいいのでは?と思ったので呟きで報告とします。一か月ぶりに映画館に行ったのでとても充実しました。

藤園未来
2年前

映画感想、どうにか続いてます。こんなのでいいのかな?と少し悩みながら書いています。

藤園未来
2年前

映画「東京クルド」感想

 休日に、ただ映画を見る為だけに外出するのは数か月ぶりであった。というのも大学に行くついでに、大学に行く前になど、何かと付随していないと行動できないからだ。しか…

藤園未来
2年前

映画「沈黙のレジスタンス」感想

 よく行く映画館での「ホロコーストの罪人」の鑑賞期間が終わり、本日から「沈黙のレジスタンス」が一週間開かれている。偶然にも行ける時間が出来たため同じ時期を扱って…

藤園未来
2年前

自分のインプットをちゃんと文字にしておこうということで映画感想を挙げてみました。あまりこうして映画に関して書くことがないので少しドキドキしています。

藤園未来
2年前
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映画「ホロコーストの罪人」感想

 大学生になってからなにかと私は戦争映画、ナチス映画を映画館で見るようになったが、このコロナ禍で映画館で映画を見るということがなくなってしまっていた。しかし、今…

藤園未来
2年前
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文学賞に応募してみた話

 お久しぶりです。今世紀最大級にネガティブを極めている藤園です。  今回はそんな精神最悪な時ではありますが、文学賞に応募してみたのでその話を致します。  今回応募…

藤園未来
2年前

優しくありたい

 人を傷つけたくない。  文章を読んで、感情が生まれる。音楽を聴いて、胸のあたりがきつく縛られる感覚を覚える。TwitterやLINE、Discordの言葉の一つ一つ。文字の一つ…

藤園未来
3年前

『青い花』を初めて読んでいるのですが、綺麗な文章が続いていて言い知れぬ幸福感が満ちました。授業というのは楽しくもあり、辛くもありますが、無知な己の脳に知識と文章を詰めるのは嫌いじゃないですね。

藤園未来
3年前

午後の月 こたつの中

 ほんの少し肌寒い風に肩をすくませる。午前中の、日を背後に歩いた時には汗をかいたというのに、午後になると木々に日が遮られ、すっと空気が冷たくなっている。  寒暖…

藤園未来
3年前
1

夢見る前の夢

 深夜三時の静けさに、遮るような電車の音。  私の家は駅からも、線路からも遠い。電車の音が聞こえるにはあまりにも遠い、そんな場所。街灯の灯りと月の光が眩しくて、…

藤園未来
3年前
2

春の枯れ木

 春の、桜や桃、蒲公英の黄色に囲まれて何も咲かない木が一本あった。  葉はなく、花もなく、水気も消えた、枯れ木が一本。  普通に歩いているときは気付かないくらいの…

藤園未来
3年前
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桜が遊んでいる

道路一面に桜が散っている。花びら一つ一つが風に巻かれ、渦をつくったかと思えば解散し、また別の花びらと渦を作る。 桜が遊んでいた。 からり、ころりと音を立てているわ…

藤園未来
3年前

新学期が始まりました。院に進みましたが、これからどうなるのか分かりません。この道が正しかったのかさえわかりません。結局社会に出られませんでした。しかしてまあ、得られた二年間で無味無臭の文章を連ねていこうかなと思っています。

藤園未来
3年前

無味無臭の文字

 文章には作者のアジが出るらしい。  初めてその言葉を聞いたときに思ったのは、「はて、自分の文章にアジは存在するのだろうか」ということだった。所謂「僕、私、生、…

藤園未来
3年前

この休日で映画「アウシュヴィッツレポート」見ました!地元でやっているときに見られなかったのでちょっと遠出しました。ずっと上着を抱きしめながら見ていました。

映画『復讐者』たちみました!映画感想のやり方をずっと悩んでいたのですが、つぶやきだけでいいのでは?と思ったので呟きで報告とします。一か月ぶりに映画館に行ったのでとても充実しました。

映画感想、どうにか続いてます。こんなのでいいのかな?と少し悩みながら書いています。

映画「東京クルド」感想

 休日に、ただ映画を見る為だけに外出するのは数か月ぶりであった。というのも大学に行くついでに、大学に行く前になど、何かと付随していないと行動できないからだ。しかし、スケジュールを鑑みて「東京クルド」は見るために外出しなくてはいけない、と結論づけたのだ。

 「東京クルド」はドキュメンタリー映画である。東京に住むクルド人に密着した内容でありながら、あまり音や文字による編集は存在しない。ただありのまま

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映画「沈黙のレジスタンス」感想

 よく行く映画館での「ホロコーストの罪人」の鑑賞期間が終わり、本日から「沈黙のレジスタンス」が一週間開かれている。偶然にも行ける時間が出来たため同じ時期を扱っている映画を見てみることにした。

 映画の正式な名前は「沈黙のレジスタンス ユダヤ孤児を救った芸術家」。名前の通り、実際にユダヤ孤児の逃亡に際して功績を遺したパントマイマーを題材にした作品となっている。フランスに住んでいるマルセルは俳優を夢

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自分のインプットをちゃんと文字にしておこうということで映画感想を挙げてみました。あまりこうして映画に関して書くことがないので少しドキドキしています。

映画「ホロコーストの罪人」感想

 大学生になってからなにかと私は戦争映画、ナチス映画を映画館で見るようになったが、このコロナ禍で映画館で映画を見るということがなくなってしまっていた。しかし、今月から住んでいる県のまんえん防止対策が解除されたことを受け、感染症対策を十分にしたうえで「ホロコーストの罪人」を見に行くことにした。

 舞台はノルウェー、1940-1942年に実際にあったノルウェーに住むユダヤ人たちの話である。この作品の

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文学賞に応募してみた話

 お久しぶりです。今世紀最大級にネガティブを極めている藤園です。
 今回はそんな精神最悪な時ではありますが、文学賞に応募してみたのでその話を致します。
 今回応募したのは「坊ちゃん文学賞」! SSの文学賞で、4000字以内の作品でジャンル不問となっております。文学賞のサイトを漁っているときにみつけまして、自分に合っているなあと思ったため投稿してみました。
 二次創作の世界では1万字前後を目標に書い

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優しくありたい

 人を傷つけたくない。
 文章を読んで、感情が生まれる。音楽を聴いて、胸のあたりがきつく縛られる感覚を覚える。TwitterやLINE、Discordの言葉の一つ一つ。文字の一つ一つに精神が浮ついたり沈んだりする。

 自分がそうだから、きっとみんなもそうだなんては言わないけれど、きっと何人かは、同じ人だっているんだろう。

 一文字もSNSに言葉を出せなかった。感想が伝えられない。創作できない。

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『青い花』を初めて読んでいるのですが、綺麗な文章が続いていて言い知れぬ幸福感が満ちました。授業というのは楽しくもあり、辛くもありますが、無知な己の脳に知識と文章を詰めるのは嫌いじゃないですね。

午後の月 こたつの中

 ほんの少し肌寒い風に肩をすくませる。午前中の、日を背後に歩いた時には汗をかいたというのに、午後になると木々に日が遮られ、すっと空気が冷たくなっている。
 寒暖差にか、花粉にか、すこしむずむずとする鼻を抑えながら空を仰ぎ見る。そこには昼の月。銀色の、満月になろうとしている半月があった。
 夜に見るのとは随分と雰囲気が違う。夜に見る月の、こちらを照らす月の冷たい、だけど優しさを持った暖色は、日中に見

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夢見る前の夢

 深夜三時の静けさに、遮るような電車の音。
 私の家は駅からも、線路からも遠い。電車の音が聞こえるにはあまりにも遠い、そんな場所。街灯の灯りと月の光が眩しくて、少し毛布に顔を突っ込んだ。
 そんな折の、電車の音。

 カタンカタン、カタンカタン。
 鼓膜を揺らす音は脳内に電車の姿を映し出す。心地よささえ感じる音に、ここから数十メートルか、数百メートル先に線路があるような気がしてくる。勿論、そんなこ

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春の枯れ木

 春の、桜や桃、蒲公英の黄色に囲まれて何も咲かない木が一本あった。
 葉はなく、花もなく、水気も消えた、枯れ木が一本。
 普通に歩いているときは気付かないくらいの、小さな木ではあるけれど、なんだかどうしてか、今日はやけに目立って見えた。

 周りを花々に囲まれて、みるだけならば華やかだ。しかし今日は、華やかにも思えない。
 寂しいものだ。華やかさに囲まれて枯れているというのは。一人、冬を越えられず

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桜が遊んでいる

桜が遊んでいる

道路一面に桜が散っている。花びら一つ一つが風に巻かれ、渦をつくったかと思えば解散し、また別の花びらと渦を作る。
桜が遊んでいた。
からり、ころりと音を立てているわけでもないが、落ちゆく時の上品さと比べると、どうにも道路に散った桜たちは軽やかに遊んでいるようだった。幼少の娘のように、からり、ころりと笑うように。

新学期が始まりました。院に進みましたが、これからどうなるのか分かりません。この道が正しかったのかさえわかりません。結局社会に出られませんでした。しかしてまあ、得られた二年間で無味無臭の文章を連ねていこうかなと思っています。

無味無臭の文字

 文章には作者のアジが出るらしい。
 初めてその言葉を聞いたときに思ったのは、「はて、自分の文章にアジは存在するのだろうか」ということだった。所謂「僕、私、生、死だけを使って一文を書く」といったものがTwitterで流行っていたことがある。そうして出来上がった一文に、どこまでアジが……私らしさがあるのだろうか。

 自分の思考が他と違うとは思えず、まただからと言って平凡と言うには人生の中で「おかし

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