桜は春にやわらかく咲く。

桜、満開できれいですよねー。😊
街や公園を歩きながら桜がやわらかく咲いているのを見て、なぜこの季節、春に桜が咲くのかわかる気がします。

春は、別れ、出会いにともない、新しいことに挑戦や移動、人にとってはさみしさや期待、ストレス、情緒的に不安定になるし、感情が揺れることが多い季節。

そんなとき、桜の持つ独特の淡くやさしい色合い、愛らしい小さな花びらの形、決して人を傷つけようとしない姿が、わたしたちを包んでくれる。

普段自分の周りには、たくさんのものがあり、人工的に作られた色や形のものに囲まれているけれど、本来、色や形は重要で、視覚だけでなくもっと心の深いところまで影響しているものだと思います。

いつも当たり前に見ている空の青さも、夕暮れのオレンジから淡紅へ刻々とかわっていく色も、希望を生み出す虹の色も、うつりゆく雲の色も、どれも変化しながらも確かに記憶と心に残っていく。

自然が与えてくれる色や形表情など、様々な恩恵を忘れずにいたい。自分も循環し調和していく自然の一部なのだということを忘れずにいたい。桜もわたしも自然の一部なんだ。

桜が与えてくれるやさしさを、今度は自分が人に、動物に植物に物に循環させていく。そんなふうにすごしていきたい。