ふわさん

関西人の会話は「ちなみに」「関係ないけど」でつなげば、オールOK。ボケるでもなくつっこ…

ふわさん

関西人の会話は「ちなみに」「関係ないけど」でつなげば、オールOK。ボケるでもなくつっこむでもない。でも、ダラダラ、何となく話したくて。noteを始めることにしました。

最近の記事

記憶の中の山Pと向き合っていたら、何時間でも経ってしまう、という話。

山下智久という、俳優で歌手でアイドルがいる。 私が物心ついたときから、彼は山Pだった。 10代も、20代も、30代も、おそらく40代も山Pだ。 せっかくなら、8時だJとか、少クラとか、野ブタとか 当時の画像を探してきて、貼ろうかなと思った。 でも、特別に推していたわけでなくとも 性別問わず、私と同世代の方なら 各々の記憶の中の山Pと向き合いだしたら、キリがないはず。 それくらい、山Pは、山Pをやってきた。 チャラチャラしながら東大を目指していたときも ソロでセニョリ

    • 15年前、小藪千豊さんにお駄賃をもらった話。

      テーマ:うらやましい 私の姉は、学生のころ 部屋に妻夫木聡のポスターを貼っていた。 それから、渡部篤郎が好きすぎて 私が頼まれていたのにコロッと忘れてしまい 「ドラマが録画できていなかった!」と 殺されそうになったことがある。 そんな姉が、20代前半のころ 「結婚するなら絶対に小籔さん!顔が好き!」と言っていた。 新喜劇の小籔千豊さんのことだ。 ちょうど私がバイトしていた喫茶店に 小藪さんが来たことがある。 実は、関西の番組でたまに名前を出すほど その店が好きだったそ

      • 別れの原因も一人称も、全部「多様性の時代」だ、という話。

        テーマ:理由 私の親友は、高校まで一人称が自分の名前だった。 当時、相変わらず顔で選んで付き合っていた相手から 突然別れを切り出された親友。 ショックを隠し切れない中 最後の力を振り絞って理由を聞いたところ 「一人称が自分の名前なのは、ぶりっこ。  ずっと気になっていたけど、やっぱり無理」と。 言い方は悪いが ちょっとヤンキー多めの地域の男だったので まわりの女も、気が強い子ばかりだったらしい。 私はめちゃくちゃ笑ったけど 親友はかなり落ち込んでいたので 「ぶりっこと

        • 18歳~2年間、記号で呼び合う世界で働いていた話。

          テーマ:裏通り 大学生のころ 大阪の老舗純喫茶でバイトしていた。 まず最初に、バイトは全員、あだ名をつけられる。 あだ名と言えば聞こえはいいけど カタカナ1文字の記号のようなもの。 私はたまたま空いていたおかげで 本名の頭文字から取ってもらえた。 でも、オガタユキちゃんは 「オ」くんが先にいたこと ユは「コ」ちゃんと似ていて読みにくいので却下され 「ア」ちゃんとして働いていた。 「コ」ちゃんも、本名はナゴミちゃんで 「ナ」ちゃんが先にいたので 渋々「コ」ちゃんを受け

        記憶の中の山Pと向き合っていたら、何時間でも経ってしまう、という話。

          お弁当のおかず交換をしない遠足なんて、何が楽しいのかわからないと思った話。

          テーマ:図工 昔から 絵を描いたり、粘土をこねたりという作業が とにかく苦手だった。 だから、図工はいつも全然ダメ。 ダラダラと過ごしたせいで、時間が足りなくなり 持ち帰って親に手伝ってもらったことも何度もある。 小学生のとき、木の板を切って キーハンガーを作る授業があった。 フック部分はすでにあって、板をかわいくするというものだった。 私は、ノコギリも苦手だったので 友だちの筆箱を見てピカチュウの形を描き 隣りの席の「よし君」に、全部切ってもらった。 よし君は、保

          お弁当のおかず交換をしない遠足なんて、何が楽しいのかわからないと思った話。

          結婚相手に求める条件は人それぞれ、という話。

          テーマ:チーズ 私には、25年来の親友がいる。 小学生の頃から彼女が好きになった男を全員知っているが どれも、基準は顔。 一目惚れから恋が始まる。 ただ、とにかく顔だけで選んでいたので 性格に難ありな相手も多かった。 モラハラまがいの奴もいて 「もうやめた方がいい」と言っても とにかく顔がかっこいいから許せると 貫き通していた。 そんな彼女が 結婚相手だけは「居心地の良さ」で選んだ。 だから、顔は、なんかパッとしない。 それでも、彼女が中身で選んだのだから こんなめでた

          結婚相手に求める条件は人それぞれ、という話。

          スティッチは淡い思い出、プリ帳は「レトロ」だったという話。

          テーマ:リロ&スティッチ 中2のとき、初めて彼氏ができた。 1つ上の野球部キャプテン。 その響きに酔っていた感じは否めない。 一緒に帰る・公園で話す程度の日々の中 初めて電車で出かけた。 リロ&スティッチを観るために。 今ならスティッチのマネを全力でやり さらに敵の博士?の雰囲気を被せるとかできるけど 当時は「スティッチかわいかった」という 鼻くそみたいな感想しか言えなかった。 あとは、プリクラ撮ったくらいしか覚えていないが 間違いなく、人生初のデートは リロ&スティ

          スティッチは淡い思い出、プリ帳は「レトロ」だったという話。

          反町と竹野内と広末の組み合わせは最高!でも現実は違う、という話。

          テーマ:海物語 私は全く泳げないし 日焼けするとヤケドになるので とにかく、夏の海には近づかない。 それでも、今まで2回だけ 男女で集まって海に行くという経験をしたことがある。 1回目は、地元の男友達に誘われて。 「別に出会いは求めてないけど…」と念押しされたものの 大学の数少ない友だちの中から かわいい子2人を連れて行った。 朝4時ごろに出発し テンション高く、ノリノリで高速を走っていたけど 途中、真っ赤なライトに一瞬照らされた。 そう、その名はオービス。 正式名

          反町と竹野内と広末の組み合わせは最高!でも現実は違う、という話。

          きっかけは完全に湘南乃風、そしてカルディに感謝という話。

          テーマ:恐竜 夫との初めてのデートは、恐竜展だった。 それまで何度かグループでは遊んだことがあったけど 「恐竜展行きたい」とTwitterでつぶやいたら 「俺も気になってたんすよ」とリプが来た。 ここぞとばかりに連絡し、初めて2人で会うことになった。 なぜそういう流れになったのかは忘れたけど 恐竜展に行く前に 私が一人暮らしをしていた部屋で 昼ごはんを食べることになった。 カルディで買った瓶のトマトソースに 適当に切ったキャベツとベーコンを入れたやつ。 もちろん、瓶

          きっかけは完全に湘南乃風、そしてカルディに感謝という話。

          思い出に浸っていたら、心の中のギャルが顔を出した話。

          テーマ:松の木 子どもの頃、近所の幼なじみと待ち合わせする場所を 「松の木さん」と呼んでいた。 全員の家から徒歩1分以内の 大きな「松の木」がある家の前で「待つ」から。 私は大学を中退したけど 「卒業旅行」という名目で幼なじみ4人と淡路島に行くときも 松の木さんで集合した。 本当は男2・女3の予定だったけど 男1人が直前にドタキャンしてきた。 昔からそういう奴だったので「はーい」で終わった。 男1・女3での淡路島旅行。 日程の調整から宿の手配、車の運転、旅の工程決めま

          思い出に浸っていたら、心の中のギャルが顔を出した話。

          夜景を好きな男女比率を誰か調べてほしい、という話。

          テーマ:裏生駒 私、夜景が嫌い。 苦手といったほうが正しいかもしれない。 理由は、反応に困るから。 動いたり場面転換があったり、 それこそメッセージが浮かびあがったりするなら、まだしも 見た瞬間の「うわー」から、何分経っても同じで。 モゾモゾしだす。 男子あるあるなのか 私の育った地域だけなのか 高校卒業後くらいから、とにかく陽キャは全員ボウリングにハマる。 そして、順番に18歳を迎え、車の免許を取り出すと こぞって夜景を見に行くようになる。 関西の一部の人にしか通じ

          夜景を好きな男女比率を誰か調べてほしい、という話。

          一度しか行ったことのない町の民謡を毎年口ずさむ話。

          テーマ:臨海学習 小学生のころ、臨海学習があった。 泳げない私にとって、地獄の3泊4日。 かと思いきや、あまり嫌だった記憶がない。 泳力別に分けられたグループで 確か私は一番下の「くじら」グループ。 いや、くじらもかなり泳げるけどな。 泳ぎが得意な「トビウオ」グループは 遊泳区域ギリギリまでの往復を何本もさせられている中 くじらグループは波打ち際でキャッキャした。 そう、文字通りの、キャッキャ。 泳げない子どもを海に放つくらいなら そのほうが楽だったのだろうと思う。

          一度しか行ったことのない町の民謡を毎年口ずさむ話。

          「ギャルが世界を救う」は、あながち間違いではないかもしれない、と感じた話。

          テーマ:パリ 去年末から、まつげパーマを始めた。 パリジェンヌというやつ。 いつも担当してくれる子は、はちゃめちゃにギャル。 基本的に「ゆきずり」の美容師には こちらの仕事や家庭環境は、話さないと決めているのに このギャルは、初回からグイグイ来た。 彼女が系列店舗の美容師と付き合ってることも 相手がSixTONESの田中樹に似ていることも 初回から聞いた。 気づいたら、こちらもどんどん扉を開かれていた。 だって「マジすか」とか「わかるー」とか言ってくれるから。 視界

          「ギャルが世界を救う」は、あながち間違いではないかもしれない、と感じた話。

          スリッパで階段は危険だと説いていたら、結局ミニモニ。に落ち着いた話

          テーマ:スリッパ 私の実家では、年中みんな、裸足で過ごしていた。 冬はモフモフの靴下を履いていた気もするけど 寒さよりも、階段で滑る恐怖が勝ってしまった。 姉は、就職前、大学生活最後の数ヶ月に 自分で貯めたお金でロンドンに留学した。 行動力とか、そのためにお金を使える勇気とか あと、向こうでちょっとした恋模様があったとか そんな姉をかっこいいなと思っていた。 ロンドンでいつも履いていたからと言って 実家でもスリッパを履くようになったことだけ 唯一、癇に障った。 帰国後

          スリッパで階段は危険だと説いていたら、結局ミニモニ。に落ち着いた話

          「間に合わせ」も、20年間気づかれないなら大したもんだ、という話。

          テーマ:機関車トーマス 中学の頃 まわりの女子は何か1つ「好きなキャラクター」を持っていた。 当時は、ちょうどプーさんとスティッチが爆裂に流行った時期。 ちょっと精神年齢の高い子はディズニープリンセス。 あとは安定のサンリオのみなさんとか。 ふと気づくと 私の持ち物はすべて「無印良品」で構成されていた。 「アカン、かわいい女子は、推しキャラがいる」 と、あわてた。 ただ、すでに思いつくキャラクターは“先約”がいた。 キキララは、エリが好きやし アリエルは、ミナが持って

          「間に合わせ」も、20年間気づかれないなら大したもんだ、という話。

          粉もんがめっちゃ好きやねん、という話。

          テーマ:たこ焼き この前、10歳の娘と 推しのライブに行ってきた。 初のドーム、私たちは初アリーナ。 すぐそこに推しが来て 風船も銀テープも、自分の手で取った。 ライブの後、京橋のじゃんぼ総本店で たこ焼きとからあげを食べ 私はビールを飲みながら、楽しかったなーと語らった。 とにかく最高の夜を過ごした。 翌日も余韻に浸っていたら ふと、ものすごく感慨深げに、娘が口を開いた。 「それにしても、たこ焼き、ほんまにおいしかったな」 「お母さん結構飲んだのに、安くてびっく

          粉もんがめっちゃ好きやねん、という話。