別れの原因も一人称も、全部「多様性の時代」だ、という話。

テーマ:理由

私の親友は、高校まで一人称が自分の名前だった。

当時、相変わらず顔で選んで付き合っていた相手から
突然別れを切り出された親友。
ショックを隠し切れない中
最後の力を振り絞って理由を聞いたところ
「一人称が自分の名前なのは、ぶりっこ。
 ずっと気になっていたけど、やっぱり無理」と。

言い方は悪いが
ちょっとヤンキー多めの地域の男だったので
まわりの女も、気が強い子ばかりだったらしい。

私はめちゃくちゃ笑ったけど
親友はかなり落ち込んでいたので
「ぶりっことは、何ごと。そんな男、忘れよ」と言った。

さっき久しぶりに、当時のことを親友に聞いたら
「お姉ちゃんがヤンキーやった」と返事。
卒アルの写真も送られてきたけど、彼もちゃんとヤンキーやった。

そういえば
私の娘のクラスに、一人称が「おれ」の女の子がいる。
初めて聞いたときは驚いたけど、娘は
「そんなん言ったら、ヒコロヒーは『わし』って言うやん」と。

今どきの小学生は、多様性の許容が広い。

げろちゅー

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常に顔で選んできた親友が結婚した相手の話は、こちら。


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