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スター団の歌(BGM)が正統な邦楽ロックの文法でほんわかする

ポケモンスカーレット&バイオレットにスターダストストリートというイベントがあり、そこでジムリーダーの要領でスター団という人々と戦うことになります。ヘッダ画像をお借りしています。

ここ数日頭がTHEE MICHELLE GUN ELEPHANT然としていたこともあり(ご覧になる必要はないですがここ数日のnoteを遡っていただければわかります)、ゲームを鑑賞していても頭がどうにも歌(BGM)に持っていかれる。

ポケモンスカーレットやバイオレットで気になるのはやっぱりボスたちと戦う時に流れる歌だった。ぼくはいかように意識してもBGMのことを歌と言ってしまうのでいちいち訂正していないのですが気になさらないでいただければ……

スター団は当初わかりやすく敵性分子であるように書かれている気がします。自分が暮らしている平和な学校に仇なす乱暴な集団であると。

実際どうなのかは自身で体験すべきだろうと思うので触れないほうが良さそうに思いますが、特に見た目的に不良とかヤンキーが想起される子たちはメロ子とかびわねえだと思います。

スター団のそれぞれの中核構成員と戦う時のBGMは、一見ヤンキーだのギャングから喚起されるようなハードロック目、メタル目な歌であるように思える。それはライドポケモンの装丁の派手さも手伝っていることだと思う。だから別に上記の二人以外でも最後に戦うときは、普通の学園生活との隔絶感が芽生えてしまうんじゃないだろうか?それはハードロックとかメタル調の歌が日常とかけ離れているから、という文脈が一般に浸透しているからであるように感じる。

あるいはごく個人的なことだけど、ぼくがメタルとかヘビーとかハードロックみたいなものを全く通ってこず、全然精通していないどころか距離を置いていることも影響しているんじゃないだろうか。自分語りで申し訳ないけど……

だからゲームでスター団を見ていて、ぼくもスター団を遠い存在といいますか結局わかりあえない相手なのかなと思えてしまった。だけどぼくはいま現在スター団の存在を何よりも尊く思ってしまっている。

そのような目線で改めてスター団の歌を聞いていると、最初に抱いたそのハードやヘビーな印象が消えていた。もしかして初めからそのようにスター団の歌が創られているのかも知れないのだと仮定すると、コンポーザのシナリオに対する真摯さがあまりにも眩しく凄まじく、大きな風に吹かれて倒れてしまう自分をイメージしてしまう。

そこで冒頭で述べたTHEE MICHELLE GUN ELEPHANT然としたイメージが帰ってくるんだけど、スター団の歌は冒頭が全編スネアが叩かれていて、これはデッドマンズ・ギャラクシー・デイズを思い起こさせる。もちろんパクってるとか似てるとかそういうくだらないことじゃありません。

でリードギターこそ各所でヘビーとかハードの文法を見せるんだけど、ドラムはじめとしたリズム隊ほかは基本的にロックの文法を守り続けている。一見メタルとか日常とかけ離れた歌みたいに思えたこのBGMは、ああ学生である彼女ら/彼らが青春時代に親しむようなJロックなりJポップなりを隠して要るんだと思えてしまう。こうなるとまるでロックやポップス以外は青春ではないみたいな構図になってしまうんだけど、大衆っぽいという意味で……

ただマジボスやネルケ……その先はまた違うんだけどそれもそれでかっこよすぎて何も言えなくなってしまう。マジボスはEDMの文法からメジャーコードをそんなふうに使うんかい!どこがChorus部分なんや……が未だにわからなかったりしてマジボスの底知れなさを示しているのだろうかと思わされる。マジボスについて理解できたらまた書きたい

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