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OK OK everythings gonna be alright

THEE MICHELLE GUN ELEPHANTというグループがREVOLVER JUNKIESという歌をステージで演奏する際、様々なヴァージョンがあるよねということについてお話しています。ヘッダ画像をお借りしています。

前回を読み返していて思ったんですが、REVOLVER JUNKIESの生演奏版がツアーCDに収録されない理由は冒頭のレゲエアレンジ部分で毎回異なる、様々な洋楽のカヴァーをぶち込んでいるからなんじゃないかと思い始めた。

でもそれはドラムのくはらがカバー部分・レゲエ部分が終わり本来のBPMで演奏し始める時に「Come on ○○(地名) Rockers, 1 2 3」と話すので、そこから収録すればいいのにと思えてしまう。それだとファンの「なぜ冒頭を切ったのか」を喚起することになるからしなかったのか……TVだと著作権の包括的な契約を結んでいるから前奏部分も流せたのか。

そちらを差し引いたとしても、とりわけ前回も触れた「Chorus部分でボーカルマイクを観客に向け、oh oh REVOLVER JUNKIESという声があまり聴こえない状態」で製品として歌が仕上がるのがユニバーサル・ミュージック・ジャパンにとって都合が悪いのか……でもNUMBER GIRLが最後に出したステージ直撮りCDである札幌OMOIDE IN MY HEAD状態の説明書には「一部歌詞を忘れててきとーに唄っております」と記載されていたので、別に法的な規定なんてないだろうと思える。

このようにREVOLVER JUNKIESのステージ版は音源版と大きく異なることが認識されないままTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTは解散してしまった。

となると現役でファンだった人々の中にも、別に生演奏の場には足を運ばない、わざわざ歌専門チャンネルなんて見ないというケースだと解散後にステージガン撮りDVDを見て初めて知った場合すらあるのかも知れない。

それは悲しいと言ってしまってはあまりに一方的で偉そうになってしまうし、別にそこまでしてこの歌に日の目を当てなくても良かったのかも知れない……REVOLVER JUNKIESやJenny、リリィなんかはパーティムードで終わるような歓喜の歌として演奏されたのだと後の時代から勝手に思っている。世界の終わりで終わってしまうのは本当に重い。とうとう最後までエレクトリック・サーカスでその日のステージを終えることだけはしなかった事実も色々と物語っているような気がする。

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