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Everythings gonna be

この前カンブリア宮殿のドミノ・ピザ・ジャパンCEOゲスト回を見てたらTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTが聴きたくなったみたいなことを書いたんですがその一環みたいなnoteです。ヘッダ画像をお借りしています。

ぼくは後追いTHEE MICHELLE GUN ELEPHANT聴きですが、資料によると解散当時はおびただしい数のコンサート映像がリピート放送された。それは彼らがとにかくステージで演奏する行為を生業としていたことの証左でもあるはずだ。

彼らはCDと生演奏で歌によっては歌から受け取る感覚が90°ぐらい違うこともあるタイプの人々であるように思う。時には生演奏をそのまま収録した盤がやたら聴きたくなったり、その逆で丁寧にマスタリングされた、本人たちの演奏以外の大多数のプロが介入した製品版をやたら聴きたくなったりする。

その中で特にREVOLVER JUNKIESのステージ演奏版には特徴があります。カサノバ・スネイクで録られたCD音源は意思決定に差があったのかコーラス部分で上のハーモニーの音が大きくなってて、後発のステージ演奏でメインボーカルで採られた譜が爆裂に小さくなっている。

つまりREVOLVER JUNKIESはCD版と演奏版で受け取る印象が特に異なる歌だと言っても良いでしょう。それを決定づける部分は後年のREVOLVER JUNKIES演奏時に顕著といいますか確実に足されたイントロ部分だといえる。

ステージ版では多分BPMも遅くした上でいわゆる裏拍ばっかりのリードギターで演奏するレゲエアレンジが施されている。これはどのCD盤でも聴けないという特徴があります。唯一LAST HEAVENという最後の幕張メッセをそのまま映像化したDVDの中なら聴けるかも知れない。

ステージ演奏がCD音源化されなかった理由は、後年はコーラス部分をほとんど客に歌わせ、ドラマーのくはらが上ハーモニーを歌う声が聴こえるようになったからでしょうか。ぼくはそれを温度感の差とまでは思わないけど、客がコーラス部分を歌い続けボーカルは客にマイクを向け、一緒に歌っているバージョンは現地の臨場感が圧倒的すぎてレコード会社による何らかの商業的判断で収録されなかったのかも知れない。

レゲエバージョンのイントロは元歌と同じくA Bm C#m Bmの繰り返しなんだけど、実はさらにここで「即興別の洋楽カバー」が始まることがある。これは大半がアドリブで演奏されていて、時にベースのうえのが思わず笑っちゃったよ、その歌を織り込んでくるのか~みたいなシーンが見られる。

だけど、何回か聴き返すうちにもしかしたら一度だけアドリブといいますか即興での演奏……レゲエアレンジ部分の選歌が即興じゃなかったんじゃないかなと思った回があった。そこで歌われたのがボブ・マーリーだった。次回に続きます。

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