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国産ワクチン流通の難しさ③

国産ワクチンについて調べています。現時点ではすぐに受けられるわけではない状態。何段階かの治験からデータを集めなければ一般流通できません。

国産ワクチンを生産しようと頑張っているのはKMバイオロジクス(株)。不祥事が多かった化血研が事業譲渡して誕生したクリーンな製薬会社です。化血研時代の汚名を消し去るべく頑張っていらっしゃいます。

https://www.sankeibiz.jp/business/news/180702/bsc1807021617003-n1.htm

薬害エイズ訴訟で平成8年に和解した被害者への支援も引き継ぐ。

薬害エイズ事件のアフターフォローを当然引き受けている状態で事業がスタートしたという下地がある。

ワクチン認可の壁

現段階では2022年に国内で流通させられるようになるそうです。それでも今年中は無理だということですね。

今年中と言ってもあと5ヶ月しかないため無理に焦らせても良いことはないかも知れません。

https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/news/p1/21/07/07/08353/

KMバイオロジクスで開発を進めている(略)不活化ワクチンについては、2022年内の市場供給を目指すとした。

ここで、注射の内容物は「不活化ワクチン」であるとわかりました。こちらはファイザー、モデルナいずれとも異なりますね。言ってしまえば現状世界的には既にリリースされている(日本だとほぼ受けられません。8/10現在)アストラゼネカ、ジョンソン・エンド・ジョンソンとも異なる。

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画像は有識者会議の公式サイトより。

「mRNA」とはワクチンの働き方でした。以下6種のアプローチ方法が挙げられるらしい。

(1)ウイルスベクターワクチン(2)メッセンジャーRNA(mRNA)ワクチン(3)DNAワクチン(4)組み換えたんぱく質ワクチン(5)組み換えウイルス様粒子(VLP)ワクチン(6)不活化ワクチン

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO61944150X20C20A7000000/

mRNAは抗原蛋白質つまりウイルス自身の塩基配列を形成するための情報を持っています。つまり情報をメッセンジャーするわけであり、ウイルスそのものではないと思われます。

また「免疫獲得の種類」は2種あるとされています。

https://www.macrophi.co.jp/special/1564/

その液性免疫と細胞性免疫いずれも引き起こせるということで、素人目にはウイルス抵抗の確実性があるように見えます。

次回は液性免疫と細胞性免疫それぞれについて、余力があれば不活化ワクチンについて見ていきましょう。お読みくださりありがとうございました。



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