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エッセイ

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昔の話とか。気持ちとか。
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七五三の思い出

七五三の思い出

娘を産んで、今がいちばん幸福な時間だと感じている。

子どもがなかなか授からなくて、不妊治療クリニックへ行き、序盤のタイミング法や人工授精では授からず、いわゆる顕微授精という形で子どもを授かった。試験管ベイビーってやつ。

無事にお腹に来て、もうすぐ産まれる日ですよ〜ってなっても、予定日にはなかなか出てこず、誘発分娩になり、それでも出てこなくて、むしろ薬で胎児心拍も下がったりして、不安ばかりだった

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DNAに書き込まれた私の寿命

DNAに書き込まれた私の寿命

身体によくない食べものが、わりと好きだ。
学生の頃には、マクドナルドのテリヤキバーガーがこの世で一番美味しいと思っていた。
ピザハットのピザやすき家の高菜明太マヨ牛丼も好きだ。

今まで生きてきた中で一番好きな食べものは?と聞かれたら、真っ先に生牡蠣が好きだと言う。
ノロに当たるかどうか一か八かで食べるというリスクを背負ってでも、ポン酢をつけて食べる生牡蠣が一番好き。

最近気がついたんだけれども

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なにか

なにか

幼なじみのみーちゃんに2人目の男の子が産まれていた。

みーちゃんとは、中学1年生の頃に出会った、同級生の女の子である。
当時の彼女は、目が細くて、化粧っ気は無いものの、おしゃれなメガネをかけていて、胸まで伸びた少し傷んだ長い髪に、小さなお顔。身長はそこまで高くはないものの、制服から細くて長い手足が伸びていて、ぎゅっと抱きしめるととても華奢で、なぜかいつもマシェリのシャンプーの甘い良い香りを纏って

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