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進まぬICT、家庭への負担 フリースクールが20年ぶり全国調査

 全国のフリースクールなどが加盟するNPO法人フリースクール全国ネットワークは5月8日、文部科学省で記者会見を開き、フリースクールの実態調査結果を公表した。代表者、スタッフ、子ども、親の4者に調査しており、同規模の調査を実施するの20年ぶり。前回調査との大きなちがいである、フリースクールにおけるICTの活用における調査結果について、本紙記者が解説する(※画像はフリネット共同代表・江川和弥さん)。

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 フリネットが行なったフリースクール調査は、代表者(184人)、スタッフ(160人)、子ども(79人)、保護者(292人)の4者に実施した。2003年にも同様の調査を実施しているが、今回の調査では新たにICTの活用を調査項目に加えている。

 「フリースクールにおいてタブレットやパソコンなどのICT機器を活用している」との回答は91・3%だった。

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