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オランダ(アムステルフェーン・アムステルダム)での物件探し・家探し

オススメの住むエリアについては以前の記事で案内したので、今回は具体的な家探しについてです。海外赴任の場合、赴任者が先に現地で家を決めて、生活のセットアップができてから家族が帯同で来るというケースが多いです。

ただ、ここ最近不動産価格の上昇に伴い賃料も値上がりしているので、コロナ禍に比べ物件が見つけにくく、いい物件は即決まっていきます。ホテルを使いながら海外赴任を始める人もいますが、新しい環境や仕事に慣れながら平行して家探しはなかなか大変なので、できることなら赴任のスタートと合わせて家での生活も始めたいもの。物件探しのコツや見るポイントを(主観もかなりありますが)ご紹介できればと思います。

物件探しのコツと事前知識

以下が物件探しのコツです。



・あらかじめ不動産屋さんとコンタクトを取って情報を貰えるようにする

我が家は日本人の不動産屋さんにお願いしました。会社の周りの方とすでに取引実績があったためとくに他社と比較したわけではありませんが、他の日本人の傾向や日本人駐在員の気にするポイントについての知識、商慣習の違い、自分たちがオランダでは外国人であること、万一のトラブル時を勘案すると、日本人の不動産屋さんにお願いできたのは安心でした。

・希望エリアと物件の要件を決めておく

エリアについては以前の記事をご参照いただければと思いますが、それ以外で、事前に考えておいたほうがいい、認識しておいたほうがいいポイントは以下です。

 --マンションと戸建て(ローハウス含む)どちらが希望か


マンションのほうが戸建てよりエネルギー効率が良く利便性が高い場所に多いです。(エナジーラベルというものがあり、評価が高いほどエネルギー効率はよい物件になります。)一方、戸建てのほうが部屋数を多く取りやすく、庭でバーベキューなども楽しめるので、子どもが多い家庭はいいかもしれません。都心はマンションが多くなりますし、郊外や駅から少し離れるとローハウスが見つけやすくなります。

 --家具付きかどうか


輸送コスト等の観点から会社が家具付きで指定している場合がありますので、条件は要確認です。家具付きの物件が多くあります。見つけた物件が家具なしだけど気に入っている場合、家具つきにできるかは条件次第で交渉できるかもしれません。

 --バスタブ


個人の好みですが、ここは外せないという人は条件に含めることをお忘れなく。ただ、日本より光熱費・水道代は高くつきますので金額を目の当たりにすると、使用頻度は減るかもしれません。バスタブにこだわりがなければ、条件から外して探してみるのはありです。

 --エリアによる見つけやすさの違い


アムステルダムとアムステルフェーンだと、アムステルダムのほうが物件は見つけにくそうです。都心に近いほうが賃料が高くなり、狭くなり、競争率が高くなる傾向があります。

 --築年数


地震大国の日本と感覚が違い、1960年代の建物のリノベ物件も沢山あります。築年数で絞りすぎないようにすることをおすすめします。ただ、古い物件は配管が狭いものもあるので、水を一度に大量に流したらだめといったルールがある場合もあります。

 --家賃の上限金額


駐在員の場合、家賃は会社補助かと思いますが、家賃が途中で上昇して会社の決める上限額を超えた場合に自己負担になるのか、会社が吸収してくれるのか、駐車場がない場合は駐車場代金の扱いも含めて念のためチェックしておくことをおすすめします。毎年契約途中で家賃は上がっていくと思っておいたほうがいいです。

 --駐車場タイプ


家の前や屋外の駐車スペースが多いですが、マンションだと地下駐車場がある場合があります。初めから条件は絞らないほうがいいですが、内見時に駐車スペースは確認しておいたほうがいいです。大事な愛車をしっかりした駐車場で保管したい人は要確認です。

 --日当たりや部屋の明るさ


オランダ人は間接照明を好む方が多いのか、部屋は日本に比べると暗めですし、冬は日が出ている時間が短いです。季節ごとの日当たりは聞けたら聞くと良いかと思います。

・不動産サイトで相場観を掴んでおき、サイトで条件を登録しておく

日本でいうSUUMOみたいな大手サイトは以下2つです。
貸主はタイムラグなく次の借主に貸したいので、赴任まで時間がある場合は契約開始の条件の折り合いがつかないかもしれませんが、その場合でも自分の希望条件で借りれそうな物件はあるのか、相場感を掴んでおくことはできます。条件を登録しておくと通知がくるようにできるので、登録がオススメです。

  Funda

https://www.funda.nl/en/

  Pararius

 (https://www.pararius.com/english

・住みたいエリアの物件情報がないか他の駐在者に聞いておく

住んでいる人だからわかる物件の人気情報があるはずです。(治安、利便性、物件ごとの評判や人気具合など・・)検討している物件の情報をエリアに住んでいる住人目線で見てもらうのもいいかもしれません。

・条件にあう物件がでたらすぐに内見希望を不動産屋さんに連絡し、オンライン内見も活用する。

自分で物件を見ないと気が済まない、家に対するこだわりが強い人にはオンライン内見で物件を決めるのは難しいかもしれませんが、競争の激しい中で確実に物件を抑えるには、要件を満たす物件が出たらすぐにコンタクトをとっている不動産屋さんに連絡してオンライン内見で物件の確認をし、問題なければすぐにオファーを出すといった覚悟とスピード感も必要かと思います。


住めば都・・なのは間違いないですが、赴任者に物件探しを任せすぎず、家族で相談して納得のいく物件を見つけられると、今後のオランダ生活を楽しく始められると思います。


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