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お願い...あともう少しだけ..

もうすぐ春だというのに

私の住む雪国では、
朝晩の寒さがまだまだ厳しい。

早く来い来い 雪国の春・・・

そして、

子どもたちのサンデー毎日は

いまだに継続中・・・・・

早く来い来い 始業式........

学校からは
外出をなるべく控えるようにと
言われているため、

子どもたちは、
家の中で ほぼ一日中過ごすことになる。

遊びたい盛りの子どもたちにとっては
外出が自由気ままにならず、
お友達同士で遊ぶことができないのは・・

そして、

学校が休校なのは・・・

非常に酷なことである。

日中・・

読書 やトランプ..すごろく..
折り紙にお絵描きなどで
遊ばせていても...

次第に飽きてくるのだ。

子どもたちにとっては、

やはり!・・

ゲーム時間が
とても待ち遠しいものとなり、

宿題を終えると

すぐにゲーム時間開始〜!

...となりつつある 今日この頃である。

ここ最近の子どもたちは、
今流行りのオンラインゲームで、
クラスのお友達と通信しあいながら遊んでいる。

お互いの家を行き来しなくても、
オンライン上で交流できちゃうのだから・・

ホント...

便利な世の中になったものだ。

" 休日 " のゲーム時間は、

基本・・
午前1時間、午後に1時間..

そして、
お風呂上がりに1時間

...と、決めている。

これは、あくまで基本なので、
例外の方が圧倒的に多い。

普段...日中は、
ばあちゃん(私の母)が子どもたちのことを
見てくれているのだが、

ばあちゃんは、
季節の変わり目に体調を崩しやすく
少々 休んでいるため、

ここ数日の日中は、
私がリビングで子どもたちと過ごしている。

子どもたちがゲームに没頭している時間は、
私もnoteに没頭する。

子どもたちがゲームを始めて、
だいたい
1時間が経過する頃を見計らって、

「 あと5分だよ〜!」

...と、

私が 子どもたちに声をかける。

そうすると・・

「うん!わかったぁ〜!」

...との返事が 返ってくる。

そして・・

「 もう時間だよ〜!
 そろっとやめなさ〜い!」

..と、

再び声をかけるのだが・・

困ったことに..
ゲームって、、
なかなか スパッとやめられないようだ。

オンライン上で、
お友達と通信しあっている時なんかは
特にそう...

一人でゲームを楽しんでいる時でさえも・・

「あともう一試合やったら やめるね!」

「あともうワンゲームやったら・・」

「ママ、お願い..あともう少しだけ・・・
 ねぇ..いいでしょう?」

...と、なってしまうのだ。

その...

「お願い..あともう少しだけ・・」

...という感情は、

わからなくもない。

自分も、遥か昔の大学時代に、
好きな人とのデートの別れ際...

お互いに離れたくなくって、

"  お願い..あともう少しだけ・・ "

...と、神様に祈るようにして

いくつも電車を見送ってしまったものだ。

こればかりではない・・

朝の目覚ましのアラームが鳴った瞬間も そう....

夕ご飯を食べ終わった後の
後片付けに着手するまでの間もそう....

「お願い..あともう少しだけ・・」

...って、なるものだ。

だがしかし・・・

それとこれとは、別だ。

子どもたちがゲームのやり過ぎで
視力が落ちてしまったら・・

ゲーム依存症にでもなってしまったら・・

それこそ オオゴトである。

「 ママお願い..あともう少しだけ・・」

そう言いつつも、
ゲームをなかなかやめようとしない子どもたちに..

ユウリ母、  ついにキレる。

「いい加減に早くやめなさ〜い!
 もう30分もオーバーしてるじゃない!!」

...と、、

なってしまうのだ。

だがしかし・・・

本日の日中.....

いつものように
子どもたちがゲームをしている時間に

自分もnoteに文章を綴っていたところ、

途中で 宅急便屋さんが来たり、
電話が鳴ったりしたために..

思考が何度も停止状態になり、
なかなか思うように筆が進んで行かない。

子どもたちとのお約束である
ゲームの制限時間が、
とっくに過ぎているのにも関わらず....

ユウリ母は、時間の感覚を忘れ、

無我夢中で
 黙々と 文章を書き続けていたところ・・

今度は逆に......

子どもたちから嗜められた。

1年生の娘からは・・

「ママぁ〜!
 もう時間だよ〜!とっくに1時間過ぎてるよ〜」

2年生の次男坊からは・・

「ママ、ダーメなんだ!ダメなんだ〜!」


そして、

5年生の長男からは・・

「ねっ! ママ、
 俺たちの気持ち、よーくわかったでしょ!」

...とのこと・・・・。

トホホホホ.....

「はい.....
   長男くんの言うとおりです....
 夢中になってることって、
 なかなかやめられないもんだねぇ・・」

....と、

睨みを利かせている子どもたちに
ペコペコするユウリ母なのであった。

「 ねぇ みんな..
    お願い..あともう少しだけ・・・
 キレがいいところまで いいでしょ?
 これが終わったら、
 じいちゃんが昨日買ってきてくれたケーキ
    出してあげるからぁ〜!
  なんなら...ママの分も あげるからぁ〜!!」

・・・・

「 お願い..あともう少しだけ・・」

この感情もまた・・

子どもたちだけじゃなく、

ユウリ母にとっても.....

たまらなく好きな感情だったんだな・・

.....って、

今回  改めて 気づかされたのだった。






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