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note小説家・創作家クラブ(ノート・ノベリスト兼用)

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noteでご自身の小説や物語を投稿されている方のマガジンです。招待はオーナーしか権限がないため,入りたい方や推し小説があれば、匤成深夜までお知らせください。エッセイや日記でも構い… もっと読む
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記事一覧

心太#1 (短編小説)

水、自然、命、この世は絶妙なバランスで保たれている。 人間が作った時間という概念は実は自…

すけお
3年前
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殺し屋の父親#3 最終回

【母親】私は専業主婦をしながら、副業も続けている。 というより、元々やっていた仕事があっ…

すけお
3年前
8

殺し屋の父親#2 (ショートショート)

【息子】僕は、生まれてから何年間かの記憶がない。 人間には「幼児期健忘」という症状がある…

すけお
3年前
6

殺し屋の父親#1 (ショートショート)

【父親】私は腕利きの殺し屋だ。 自分で言うのも言うのもなんだが、腕利きだ。 この世界に入…

すけお
3年前
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続『人情酒場』

見知らぬ客 「よぉ来たぜ!」と勢いよく『人情酒場』の暖簾を開けた常連客のタコ爺は、さっそ…

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詩歌コレクターここに参上!

こんにちは、匤成です。今年もよろしくお願いします。決意表明を含めて、幾つかお知らせをしま…

『代理』

 雪。    田舎の夜は静かすぎる。年末だろうが、いざ大晦日になろうが、どちらも同じで、僕の実家のある田舎には関係ない。とにかく、静かだ。雪だ。  携帯も静かに振動する。いつものあいつから、5文字だけのメッセージが届いたことを伝えている。 “どこおる?” 返信なんて2文字でいい。 “実家” 携帯の灯りを付けたまま、チャンネルを3周くらいして合わせた特番に目を戻す。―すぐに振動。 “行くわ” 5分もないうちに彼はやってくる。特番を見る意味も時間も無さそうだったので

銀のチャームとガムテープ

短編小説 ◇◇◇  ひとりも客がいない深夜、私は店にあるカラオケの通信機器をオフにして、…

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2020年の総括/今年最後のあいさつ

おはようございます! 匤成深夜です。 今年はお世話になりました収益化という形で、noteを本…

noteでつながった涙の一曲 これぞ音楽の力、noteの力

それは、すごく地味な偶然だった。他人から見たら、とても些細なこと。 でも、私にとっては魂…

あたためてみたのだけど【短編小説】

 駅から帰宅する途中、“Endless”という古い喫茶店が、閉店の貼紙を出しているのが見えた。…

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「note小説家」マガジンと 「note詩歌」マガジンの募金箱

こんにちは、匤成です。 サポートと記事購入先日、記事を購入してくださった方がいました。イ…

レモネード

彼女が作るレモネードは、店で買うより甘ったるくて、そもそも甘いのが好きじゃない俺にはとて…

寝癖
3年前
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黒い女の子、

ある女の子に出逢った。 彼女は黒髪ストレートロング、真っ赤な紅を さしていた。『黒が好き』と言う彼女の部屋は カーペットから家具から全部『黒』だった。 そしてこう言ってた。 『のたれ死したい』 私も彼女も20代になったばかり、あおはる時代 小学生で横溝正史を読破していた私は とても興味が沸いたんだよ、それからこう思いました。 『彼女と交わるのはこれが最後だろう』 私と彼女は多くを語らなかったけど暗闇の中で 互いに何かを光らせていたよな気がするよ 『そうなのね』