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総合人間学会刊行シリーズ『総合人間学13~17』ご案内

・・・・総合人間学会を多くの方々の協力のもとに発足させ(2006年)、私たちは大会シンポジウムや研究誌の発刊、研究会・談話会などを通じて、時々の課題も受け止めつつ、本学会の発展に努めてまいりました。
 改めて、研究者・教師・文学者・医療関係者・宗教家などの専門諸家のみならず、老若男女を問わず同じ志を抱く多くの一般の人々に、参加と御協力をお願いする次第であります。
 総合人間学会趣旨 新版(2019年)より:http://synthetic-anthropology.org/?page_id=1932

総合人間学17 総合人間学会 編『ポストヒューマン時代が問う人間存在の揺らぎ』
http://synthetic-anthropology.org/?page_id=50
 
 AI技術の世界的な進行のなか、前16号は、人新生とAIの時代における人間と社会を問いました。続く今17号では、「ポストヒューマン時代が問う人間存在の揺らぎ」をテーマに、6つの論考を収載。
「巻頭の俯瞰的な論考に続き、<ヒューマニズム>そのものへの問いかけ、<人間を超える>という欲求が歴史的に繰り返されることの今日的な意味、そしてAIアートの創造性への問いが続く。それを受けた2つの論考が、新しい生命~子どもがこの時代に学び成長することの意味について人間学的な考察を述べている(はじめに)より」

・『総合人間学 16 人新世とAIの時代における人間と社会を問う』
  総合人間学会編 本の泉社刊

 私たちが生きている「便利な社会」はデジタル技術によって自動的に運用されていて、この社会システム(装置)の設計者やプログラマーは誰なのかよくわからないものになっていることに気付く。
……この一見幸せな自動社会装置は、命を繋いでゆくこと、戦争をなくすことの前でたじろぐことなくすすんでゆくのだろうか。
必要な時に装置の働きに待ったをかけることができるのだろうか。
装置をバージョンアップして危機を乗り越えてゆく以外の道はないのだろうか。時代の深い転換のなかで問いあうことをはじめたい」(中村俊「はじめに」より)。https://honnoizumi.co.jp/book/2022/0617.html

・『総合人間学15 コロナ禍を生きぬく、問いあい・思いやる社会を創造できるか』  総合人間学会編 本の泉社刊
 この特集号では、コロナ禍の新しい人間の生き方を探求しています。
https://honnoizumi.co.jp/book/2021/0916-1.html

・『総合人間学14 いのちのゆれの現場から実践知を問う』
  総合人間学会編 本の泉社刊

 新型コロナによるパンデミックは、グローバルな経済活動、自然破壊、環境汚染……私たちのこれまでを問い、どう生きるか、その根本を問う。葛藤し、惑うがゆえに豊かになれる人間の、そのありようを地域医療、障がい者の発達保障、「臨床宗教師」……など様々な角度から検証・問題提起する。
https://honnoizumi.co.jp/book/2020/0715.html
・『総合人間学13 科学技術時代に総合知を考える』
  総合人間学会編 ハーベスト社刊

・・・・科学技術時代に文系学問不要論に抗して総合知を考える・・・・

*学会書籍
学会書籍バックナンバーを、出版社あるいは本学会事務局からご購入いただくことができます。 ぜひご利用ください。
http://synthetic-anthropology.org/?page_id=50


人新世の時代とは❓

*関連して、古沢論考の紹介、以下で読めます~~/:
・コラム記事 サステナビリティ 新潮流に学ぶ第25回:
SDGsは道標になりうるか?~アントロポセン(人新生)の時代(その1)~

https://www.sustainablebrands.jp/article/sbjeye/detail/1191596_1535.html

・「総合人間学」構築のために(試論・その1)
  —自然界における人間存在の位置づけ—

http://synthetic-anthropology.org/blog/wp-content/uploads/2018/06/OnLine12-furusawa.pdf

・「総合人間学」構築のために (試論・その 2)
ホモ・サピエンスとホモ・デウス、人新世(アントロポセン)の人間存在とは?

http://synthetic-anthropology.org/blog/wp-content/uploads/2019/06/OL13_04_furusawa.pdf

・ポストヒューマンから人間存在を問う意義
 ―「総合人間学」構築のために (試論・その 3)

https://www.jstage.jst.go.jp/article/synanthro/16/0/16_149/_article/-char/ja

・人新世におけるヒトの大加速化、文化進化、自己家畜化に関する一考察
 ― 総合人間学の構築に向けて(4) ―古沢広祐 …………… 061

オンラインジャーナル– 第17巻 (2023)ダウンロード(公開)
http://synthetic-anthropology.org/?page_id=3409


書籍版『総合人間学17』の紹介

はじめに

  <試し読み、冒頭の10頁を添付します>
● ヒトの過去・現在・未来
 ――ポストヒューマンを総合人間学から考える………古沢広祐
● 「ポストヒューマン時代」と「ヒューマニズム」の亡霊
 「ポストモダン」/「反ヒューマニズム」状況下における「自己決定する主体」の物語について ……上柿宗英
● QVID TVM(次はなんだ?)
――「人間を超える」という人間の根源的な欲求について‥‥‥久木田水生
● 生成AI(Generative AI)による画像生成は 新しい美的ジャンルの創出か? ・・・・・木村武史
● デジタル社会に生きる子どもたち…‥‥中村俊
● 「学ぶ」意志を支えるもの
 ――道具の使用と意志に呼応する他社という視点から‥‥‥松崎良美
おわりに
https://www.honnoizumi.co.jp/book/2023/0608.html


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