古沢広祐(Furusawa Koyu)

2020年國學院大學経済学部定年退職。経済ネットワーキング学科開設時に着任、退官で学科…

古沢広祐(Furusawa Koyu)

2020年國學院大學経済学部定年退職。経済ネットワーキング学科開設時に着任、退官で学科終了。客員教授の関わりとNPO,NGO,研究会活動を継続中。https://note.com/rentai_economy22/ https://note.com/sihonshugirc/

最近の記事

公開研究会「ヒトの進化を家畜化から考える~人新世/人類の過去/未来とは?」

 混沌化する現代社会に対して、時空間軸を大きく拡大した視点から、人類という存在を相対化する、以下、JWCSオンライン公開理論研究会のご案内です。どなたでも参加できるので(無料)、ご関心ある方は以下から申し込み下さい。(JWCS理事、古沢広祐)        「 ヒトの進化を”家畜化”から考える ~ 人新世、人類の過去・未来とは?」  ヒトはわずか70年ほどで地球の姿を劇的に変えてしまいました。 ヒトの過去・今・未来について、超長期かつ巨視的視点からの展望、予想しにくい落

    • (後編)2.持続可能な社会経済の形成をめざす動き ~  「資本」の民主的コントロール、3つの社会経済セクター、協働(社会的連帯経済)の形成へ

        2.持続可能な社会経済の形成をめざす動き 1) 持続可能性(サステナビリティ)の時代潮流― 環境レジーム形成  ふりかえれば 20 世紀末、冷戦終結後の 1992 年にブラジルで開催された「地球サミット」(国連環境開発会議)では、世界は南北問題(途上国の貧困解消)と地球環境問題を克服すべく地球市民的な連帯の時代に入ったかに見えた。巨額に膨れ上がった世界の軍事費が縮小し、浮いた財源を平和や福祉に割り当てる「平和の配当」が期待されたのだった。  その後の顛末は、暗転

      •  人類の発展を駆動してきた「資本」(資本新世)に関する一考察

        ◆人類の発展を駆動してきた「資本」(資本新世)に関する一考察   ―総合人間学の構築に向けて(5)― (草稿:前半部 『総合人間学会オンラインジャーナル18号』2024年、公開掲載中) http://synthetic-anthropology.org/blog/wp-content/uploads/2024/06/JASA18_final_No1.pdf 要旨:  人類発展の自然的基盤の上に、文化的進化がはたす新たな展開について論じて

        • 総合⼈間学から「ケア」を問う:人類・社会・個人:【公開大会シンポジウム2024、6月15日】関連情報掲載❣

          【総合人間学会:公開大会シンポジウム2024】6月15-16日: 学習院大学(北1号館4階401番教室)オンライン併用(ハイブリット開催) 【テーマ】:「 総合⼈間学から「ケア」を問う:人類・社会・個人 」            (企画趣旨)  「ケア」を、こんにち用いられているように、他者を気にかけ、寄り添い、援助するあらゆる営みを包括する広い意味で捉えるならば、人間における「ケア」は、「人間性」(humanity)そのものの問題だといってよい。  「ケア」する動物として

        公開研究会「ヒトの進化を家畜化から考える~人新世/人類の過去/未来とは?」

          第2回「しぶカフェ」渋谷の落書きとアートのあいだ~「仕事」+持続可能なまちづくり~動画配信中❣

           第2回「しぶカフェ」 渋谷の落書きとアートのあいだ   ~「仕事」+持続可能なまちづくり~ 動画配信中❣❣ https://www.kokugakuin.ac.jp/event/404676 松嶋範行(シブヤサステナブル推進協議会リーダー・㈲松環舎代表取締役) 傍嶋 賢(アーティスト・一般社団法人CLEAN & ART 代表理事) 古沢広祐(國學院大學研究開発推進機構客員教授) 清水裕樹(渋谷区環境政策部環境整備課きれいなまちづくり係長) 清水元葵・三浦夕佳・森下陽向・小松

          第2回「しぶカフェ」渋谷の落書きとアートのあいだ~「仕事」+持続可能なまちづくり~動画配信中❣

          新刊案内2(補足・発展編):『今さらだけど「人新世」って? 知っておくべき地球史とヒトの大転換点』(勉強資料)

          ご案内(補足・発展編):参考情報  — 人新世をさらに読み解くために 本書の内容について、さらに詳しく知りたい方々へ。 本文では、かなり大きな視野から人新世とヒトの歩みをたどりました。大枠からの見方なので、個々の課題の詳細にはふれられませんでした。関連するより詳細な内容は、別途にて公開していますので、ご興味ある方は、以下などをご参照ください。 参考情報(ネット公開) ・古沢広祐(2016)「人類社会の未来を問う ―危機的世界を見通すために 」総合人間学(OL.J)第10号

          新刊案内2(補足・発展編):『今さらだけど「人新世」って? 知っておくべき地球史とヒトの大転換点』(勉強資料)

          新刊案内:『今さらだけど「人新世」って? 知っておくべき地球史とヒトの大転換点』古沢広祐 著2024年3月刊行 WAVE出版

          *地質学会では名称否決された「人新世」ですが、その名称を認識する意味を、改めて問いかけます・・・❣❣ ご案内:『今さらだけど「人新世」って? 知っておくべき地球史とヒトの大転換点』 古沢広祐 著 2024年3月刊行 WAVE出版 https://www.wave-publishers.co.jp/books/9784866214306/ ◆内容紹介(出版社サイトより引用) 「人新世」―― 皆さんはこの言葉をご存じでしょうか。 新聞や本、あるいはネットなどで一度は見たことがあ

          新刊案内:『今さらだけど「人新世」って? 知っておくべき地球史とヒトの大転換点』古沢広祐 著2024年3月刊行 WAVE出版

          ★特集:掲載「持続可能な社会経済をどう実現するか ― SDGs(大衆のアヘン?)を変革の妙薬に ―」古沢広祐

          ★特集記事、古沢広祐・掲載原稿(草稿添付) 「持続可能な社会経済をどう実現するか   ― SDGs(大衆のアヘン?)を変革の妙薬に ―」 https://agenda.base.shop/items/78277920 ・・・・「絵に描いた餅、人を惑わすアヘン(麻薬)」と揶揄するSDGsへの見方もあるが、それは一面的な批判であって、その背景にある多大な努力の軌跡を無視すべきではない。総花的で多く妥協の産物ではあるものの、人類が手にした貴重な持続可能な世界への道標である点につい

          ★特集:掲載「持続可能な社会経済をどう実現するか ― SDGs(大衆のアヘン?)を変革の妙薬に ―」古沢広祐

           人新世におけるヒトの大加速化、文化進化、自己家畜化に関する一考察 ~ 総合人間学の構築に向けて(4) ~古沢広祐

          ★「人新世におけるヒトの大加速化、文化進化、自己家畜化に関する一考察   ― 総合人間学の構築に向けて(4) ―」 古沢広祐 https://www.jstage.jst.go.jp/article/synanthro/17/0/17_61/_article/-char/ja   <抄録>  ⼈間とは何か、とらえ難い存在の全体像にアプローチするための一考察を試みてきた(試論)。大きくは宇宙的な視野で、時間・空間軸での私たち⼈間の存在を、簡略に把握するために3層構造として描い

           人新世におけるヒトの大加速化、文化進化、自己家畜化に関する一考察 ~ 総合人間学の構築に向けて(4) ~古沢広祐

          総合人間学会刊行シリーズ『総合人間学13~17』ご案内

          ・・・・総合人間学会を多くの方々の協力のもとに発足させ(2006年)、私たちは大会シンポジウムや研究誌の発刊、研究会・談話会などを通じて、時々の課題も受け止めつつ、本学会の発展に努めてまいりました。  改めて、研究者・教師・文学者・医療関係者・宗教家などの専門諸家のみならず、老若男女を問わず同じ志を抱く多くの一般の人々に、参加と御協力をお願いする次第であります。 総合人間学会趣旨 新版(2019年)より:http://synthetic-anthropology.org/?p

          総合人間学会刊行シリーズ『総合人間学13~17』ご案内

          総合人間学会2023研究大会シンポジウムご案内(オンライン開催6/17、無料)

          総合人間学会2023[研究大会シンポジウム]ご案内(オンライン開催6/17) ◆ テーマ:  近代的「知」のあり方を問い直す ――授けられる「科学」/「学習」時代に、「学び」はどう対峙する? 6月17日(土)13時~17時半:一般参加可・無料、要/参加申込 http://synthetic-anthropology.org/?page_id=9 ◆ 大会シンポジウム企画趣旨(全文は別途参照) ・・・・・・・・・・・人が生きていくうえで欠かすことのできないような

          総合人間学会2023研究大会シンポジウムご案内(オンライン開催6/17、無料)

          子供向けSDGs,環境本の監修をしました❣❣

          『こどもSDGsブック 自分が変わると世界も変わる!』  古沢広祐 監修 金の星社 概要 :小学生高学年むけの SDGs の入門書です。 「知る」「考える」「やってみる」の流れで、地球で安心して暮らすために、私たちの現状と未来について学びます。 世界や日本の現状、具体的な取り組み事例などを知り、身近な問題に置きか えて考えることで、SDGs を楽しく理解できる本です。私たち一人ひとり、自分の小さな一歩が、未来につながることが理解できます。 https://www.kinnoh

          子供向けSDGs,環境本の監修をしました❣❣

          ワイルドライフカレッジ2023 開講 ❣❣

          「ワイルドライフカレッジ2023」ご案内します。古沢広祐(JWCS理事)   ワイルドライフカレッジ2023 開講 ❣❣/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━       今年のテーマは「市民参加」  ガチで保全活動をしたい方、ぜひご参加ください。 興味あるウェビナーを1つだけ聞いてみたい人ももちろん歓迎です。 「そうだったのか!」とガツンとくる話に出会えるはずです。 ワイルドライフカレッジ2023 募集要項 https://www.jwcs

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          『 水産資源の危機と持続可能な養殖 』 適正技術フォーラム 5/27(土)

          適正技術の視点から、SDGs、持続可能な社会の形成にむけての諸課題に関して、今回は、海洋環境、水産資源、持続可能な養殖について考えます。  一般参加(無料)も歓迎ですので、以下、参加申し込み下さい。 【オンライン開催】第16回適正技術フォーラム 5/27(土)、公開、無料・要申込    『 水産資源の危機と持続可能な養殖 』  今日、世界の海洋環境は、温暖化、酸性化、富栄養化、海洋プラスチックなど、複合的・多重的な問題に直面しており、また、それらと乱獲があいまって、私たちの

          『 水産資源の危機と持続可能な養殖 』 適正技術フォーラム 5/27(土)

          オンライン公開講座「社会的連帯経済(SSE)の現在とその未来を考える」2023   法政大学大学院 連帯社会インスティテュート

          オンライン公開講座「社会的連帯経済(SSE)の現在とその未来を考える」  法政大学大学院連帯社会インスティテュートでは、ILO駐日事務所、(一社)JCA、(公社)教育文化協会の後援により、2022年度に引き続き、社会的連帯経済をテーマとする連続公開講座を開催します。  講座は以下のスケジュールにて、オンライン(Zoomウェビナー)で開催いたします(事前申込制)。  参加費は無料となっております。以下のフォームより、ぜひお申込みください。 【第1回】5月6日(土)13:10

          オンライン公開講座「社会的連帯経済(SSE)の現在とその未来を考える」2023   法政大学大学院 連帯社会インスティテュート

          「しぶカフェ」 シブサス~東京渋谷で進む、環境にやさしいまちづくり~

          第1回「しぶカフェ」  シブサス ~ 東京渋谷で進む環境にやさしいまちづくり ~ 【URL】國學院大學公式YouTubeチャンネル(動画アーカイブ)公開配信中  https://www.youtube.com/watch?v=uO6idFQraGA 【出演】松嶋 範行 氏(シブヤサステナブル推進協議会リーダー)    古沢 広祐 氏(國學院大學研究開発推進機構客員教授)   佐藤 龍彦 氏(渋谷区環境政策部環境政策課主任)   俵  里奈 氏(シブヤ若者気候変動会議メンバー

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