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こんな時代だからこそ、企業もわざわざ文章で伝えたいことがあるのです。

先日、note proさんの利用企業セミナーに登壇させていただきました。
70名近い参加者の方々、ご視聴いただきありがとうございました。

今回のセミナーではフルノ公式note「海の音 - umi no oto -」立ち上げのための準備段階からまずは1年間継続した中でやってきたこと、これからより発展させるためにやりたいこと、それら過去、現在、未来の3つのカタチをnote proモデレーターの中田さんとお話ししながら伝えさせていただきました。

その振り返りとして、noteを始める前に考えていたこと、やったことを掘り下げてお話したいと思います。これからnoteを開設される方の参考になれば幸いです。

noteの中田さんと楽しく1時間お話しさせていただきました。
ありがとうございました。

noteを始める前にやった3つのこと

まず、最初に簡単に私の経歴をお話しさせていただくと、フルノにはエンジニアとして入社し、7年間製品開発に携わっていました。その中で新製品のトライアルでお客様やフロントで働いておられる営業スタッフやサービスエンジニアの方々のもとを訪れ、交流し、意見交換することに面白みを見出し、現在の宣伝・広報部門に異動しました。
そのときに感じていた「フルノの製品はユニークで面白い。開発や現場スタッフの持つ熱意や想いをお客様に届けたい」という想いがnote設立の原動力となったと思います。

その想いをお客様だけでなく、一般の方々にも知ってもらいたい。あわよくばファンになってもらいたい。そのツールとして最適だと考えてnoteでの発信を始めました。

その前に準備として進めていたことを3つご紹介します。

  • X(旧Twitter)のフォロワー数を増やしておく

  • 社内に発信するためのツールを作っておく

  • コンセプトをはっきりしておく

X(旧Twitter)のフォロワー数を増やしておく

宣伝・広報部門に異動したのちに最初に取り組んだことは発信力の強化でした。noteはレコメンド機能によって、他の方の記事の下に関連記事として自社の記事が表示される場合があり、私自身とても気に入っています。しかし、そこだけに頼ると中々記事を多くの方に知っていただくことはできません。

そこでnoteの記事を拡散する飛び道具として他のSNSとの連携は重要なポイントと捉え、1年前からXアカウントの発信数を強化することとしました。
おかげさまで1年でフォロワーは20,000フォロワーに達し、note開設直後から現在までも多くの読者を「海の音」に連れてきてくれています。

開設後1年間の流入元データ
半年間のうちは外部のうち50%以上をTwitterが占めていた

社内に発信するためのツールを作っておく

フルノではコロナ禍の折にMicrosoft Teamsがグループウェアとして全社導入されました。それまではメールでのやり取りが主流でしたが、チャットやグループといった新しい社内コミュニケーションの形も増えつつあります。

SNSでの発信を強化していく中で、社内にもフィードバックしたいという想いもあり、社内向けSNSグループチャンネルを作成。noteに限らず社内の万ごとやプチ情報などを社員みんなが気軽に発信できる場を目指して運用しています。

そして、例えばnoteを更新したら随時そのチャンネルで発信し、読者社員からコメントをいただいたり、取材時の裏話などをお話ししています。また公開した記事がnoteでオススメ記事に選出されたときなどもこのチャンネルで該当記事とともに再掲載することで、より多くの社員に読んでもらえるような工夫をしています。

note pro 事例セミナーにて講演することも周知
社員の皆様から後押ししていただきました

コンセプトをはっきりしておく

言わずもがなかも知れませんが、note運営においてコンセプト設定は重要です。海の音のコンセプトは"誰にでもストーリーはあると信じる"ということ。
noteはストーリーを発信するプラットフォームですが、そのストーリーはどこにあるのか?を考えるのが最初は難しいと思います。ですが、記事のテーマを考えるときに「開発」「歴史」「海」「挑戦」など、さまざまなキーワードを組み合わせ、自社ならではの目線で取材対象を見て、そこに"人"が登場したときに必ずストーリーは生まれると考えています。

特に意識していたのが普段情報交換・意見交換する機会が少ない管理部門や地方の営業所の社員に光を当てたいというもの。
「会社を支えてくれる方々、お客様に寄り添ってフルノの価値を作ってくれている方々とその仕事を社内外に知ってもらいたい」
この一番やりたいことを込めてコンセプトを設定しています。

お客様のために目の前の機械と向き合う。
そんな姿にもストーリーを感じます。

何のためにnoteで発信を続けるのか

「海の音」開設からおよそ1年半、ここまで月4記事ペースで発信を続けられています。社員や製品、会社のストーリーを発信しつづけたことで感じている効果も生まれています。

  • 採用活動への貢献:面接を受けた方の自社を知った理由がnoteだった

  • 販促活動への貢献:製品解説記事をパンフレットやwebsiteに掲載し、付加価値をつける

  • 従業員エンゲージメントへの貢献:記事をきっかけに久しぶりの方から連絡があった・職場で話題になった

  • 知名度向上への貢献:noteきっかけでメディアから取材依頼があった

このような効果を日々得られていて、noteの記事を書いてくれる仲間も増えつつあります。そして、記事を書く際に意識していることは、記事をきっかけに新しいコミュニケーションが生まれるように心がけることです。

今回のセミナー登壇もnote運用1周年の記事を書いたことがキッカケでした。このように記事を書いたことで、何か別のところでの動きを生み出す。そんなバタフライエフェクトのような効果をこれからも期待しています。

継続するために必要な2つの愛

セミナーでのQ&Aで「社内リソースで運用するためのコツ」を質問いただきました。とても難しい質問ですが、私なりに考えた回答を掲載させていただきます。

  • 自身(やチーム)の熱量

  • 自社への愛

  • noteへの愛

まず自身の熱量はかなり重要で、継続には必須だと思います。その熱量をキープするためにも社内発信の徹底やPV数のアナリティクスが大切です。アカウントの成長を実感することが熱意の燃料になる。そう考えて記事公開の後の発信や分析に力を入れています。

また愛社精神はnote運用のみならず宣伝・広報に携わる方々にも大切です。オウンドメディア発信は他社にはないであろう・珍しいであろう自社の良いところを見つける仕事です。

そしてnoteへの愛。
これが重要だというのは意外かも知れませんが、"水が合う"というのは結構自信のモチベーションや発信効果に関わってくると考えています。
note proを選んだ理由にも関わりますが、一番は私がnoteというプラットフォームに以前から馴染みがあり、とても好き・居心地が良いと考えていたからです。
企業のnote公式担当である以前にnoteの1ファンです。
だからこそ、自社の記事を沢山のnoteユーザーに読んでもらって、スキをいただけることが嬉しいし、オススメに選んでいただけることも嬉しい。強いてはnoteが発展することに貢献できていればより嬉しい。この嬉しいの輪が回っているからこそモチベーションを高く続けられているのだと思います。

SNSが発展し、動画や写真などのメディアの勢いが高まる中、"文章だからこそストーリーは伝わる"。そう信じてこれからも記事を発信していきます。
これからもよろしくお願いします。

noteライター仲間も社内にできています
採用担当の林さん(左)と釣りネタ担当の津島さん(右)

フルノ公式note「海の音 - umi no oto -」
担当 高津こうづ みなと

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