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自由気ままなボートフィッシングの魅力。FURUNOフィールドテスター小野信昭さんに聞く「探究心を満たす魚群探知機の活用法」(前編)

「世界中のユーザーが満足する製品を」

それは創業以来から変わらないFURUNOの目指す理想のカタチです。
おそらくメーカーと呼ばれる企業様は皆同じ想いを持っていらっしゃると思います。

製品作りでは社内のいろんな部署が知恵や経験を出し合って、そして時間をかけて企画、設計、テストと進んでいきます。
その中で、ユーザー目線のニーズで製品をレビューしてくれるのがフィールドテスターと呼ばれる方々です。
フィールドテスターには製品や開発中の試作品を実際に船に取り付けてもらい、フィッシングやクルージングに使ってもらいます。
そこで良いところも気になるところもチェックしてもらい、製品をブラッシュアップしていきます。

今回、そんなFURUNOを支えてくれる製品作りのキーマンの1人、ボートフィッシングの第一人者、小野 信昭おの のぶあきさんにお話を伺いました。

FURUNOフィールドテスターの小野 信昭氏

北は北海道から南は沖縄まで、全国を飛び回ってボートフィッシングを楽しむアングラー。スキューバダイビングの経験も豊富で、水中の様子を把握した上での魚探の解説には定評があり、雑誌の連載や各地の講習も人気が高い。またFURUNOのフィッシングwebサイト - Furuno Style - では魚探反応の様々な事例解説や釣魚の水中映像を紹介しています。

小野さんに会いに海へ

小野さんにテストをしていただいている製品群は主に魚群探知機(魚探)です。
魚探はプロの漁業者のみならず、今では多くのボートアングラーの必須アイテムになっています。
小野さんのボートには魚探にGPSと海図表示、記録の機能が追加されているGPSプロッタ魚探"GP-1971F"が設置されています。
本機の特徴は高分解能でノイズの少ない映像が表示できるTruEcho CHIRPᵀᴹを搭載しています。
(またこのCHIRP魚探についてはどこかでお話したいと思います)

また、タッチパネルで直感的に操作することができるユーザーインターフェースや過去の魚探画面を振り返ることができるスクロールバック機能が搭載されているなど、ボートアングラーに人気の魚群探知機です。

FURUNO製GPSプロッタ魚探 GP-1971F GPSプロッタは車でいうカーナビのようなもの

今回、GP-1971Fを使って釣りをしている小野さんの姿も見てみたくて、連絡をとりました。
GP-1971Fを搭載しているボートの保管場所に集合して、実際にボートフィッシングをされている様子を見せていただけることになりました。

待ち合わせ場所で最初に目に付いたのは小野さんの車。
ルーフキャリアには愛艇「友恵丸」が載っています。
「僕の車はボートを積んでいるから『あの車だ!』とすぐにわかったでしょ」
と小野さんは笑顔で出迎えてくれました。

 - 友恵丸ってどうやってルーフにあげてるんですか?
小野さん「結構大変なんだけど、うまいこと1人でなんとかやってるよ」

なんてご挨拶をさせていただいてから、小野さんのもうひとつの愛艇「友恵丸II」の保管場所まで移動し、近くの浜辺で改めてインタビューをさせていただきました。

2隻のマイボートを使い分け、様々な場所でボートフィッシングを楽しむ小野さん

魚群探知機へのこだわり

友恵丸IIの前でインタビューさせていただきました

小野さん「FURUNOとの付き合いも結構長くなりましたね。もう24年になります。
ちなみに私自身、ボートフィッシングは20歳くらいからやっているんですけど、こうやってマイボートを持って釣りをするようになって、かれこれ26年くらい。
最初のころは別の魚探を使っていたんですが、次にFURUNOの魚探を使い始めてからはそれ以来ずっと使い続けていますよ。
壊れない、使いやすいということで信頼を置いてます。」

GP-1971Fの先代の製品も愛用していただいていましたが、本機から新たにタッチパネルの画面が導入されたことでより使いやすさが増したと言っていただきました。

小野さん「この機種のタッチパネルはレスポンスもいいので、ストレスなく使えていますね。実際いい釣りができたポイントはマーキングしたり、また細かくポイントにボートを寄せるときは、海図の縮尺を頻繁に変えます。以前は方向キーやボタンを何度も押す必要がありましたが、タッチパネルになったおかげで操作性はほんとに良くなりました。」

「スクロールバック機能もボタンよりも指で操作する方が感覚的ですよね。ボタンだけだと使いづらい機能だと思うから、タッチパネルならではの有益な機能だと思います。」

スクロールすることで通り過ぎた魚探映像をチェックできる!

-スクロールバック機能-
魚群探知機はボートの真下の反応を記録し続けています。
なので例えばボートが前に進むと、通った後の海中の様子が画面を流れていくことになります。そして、時間が経つと画面外に過去の映像は流れて見えなくなってしまいます。
するとどんなアングラーでも、「スルーしたけど、あの時の地形や魚影の反応良かったな〜、マークしておけば良かった〜」なんて思うことはあるようです。
その時に役立つ機能がスクロールバック機能。
この機能を使えば、映像をスクロールして画面外に消えた過去の映像にもアクセス、そして気になる反応をタップすることで海図上にポイントがマークされる、そんなフィッシングに役立つ便利機能です。
アングラーとしての五感にタッチパネルでの操作はより敏感にフィットするのかなと感じました。

小野さん「ボートフィッシングは釣り船と違って、自ら操船して釣れそうなポイントを探した上で釣り糸を垂らします。
なので、ポイント探しの良し悪しが釣果に直結するんですよね。その上でやっぱり魚群探知機は欠かせないものです。
実際ボートで海の上にいると水中の様子ってわからないので、海の中を掴む唯一の手がかりが魚群探知機になります。
これからもFURUNOには使いやすさのブラッシュアップ、重要な機能の改善をもっともっとやっていてほしいですね。」

最近の魚群探知機は海底が砂や泥、岩なのかなども分かります

実際に画面を操作しながら魚探について詳しく話してくれる小野さん。
FURUNOのエンジニアともこんな話をしながら製品の改良に尽力していただいていたんだろうなと感謝の念でいっぱいになりました。

後半では実際に海に出てフィッシングの様子や小野さんのボートフィッシングへのこだわりをお伝えします。

後半はこちら

インタビュー動画「あくなきフィッシングへの探究心」

・フィッシングプロジェクト「Furuno Style」

魚探の使いこなし術が満載!
ボートフィッシングを楽しむ人のためのWEBサイトです。https://www.furunostyle.jp/jp/

執筆 高津こうづ みなと

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