夢のその先▶︎Start-upログ①
アラフォー、バツイチ、ドイツ語がままならないままベルリン生活10年目。
3年前コロナで街が封鎖されていた頃、世界中みんな敵に見えていた。
周りも自分も大嫌いだった。相棒猫くんは、まだ我が家にはいなくて、底なし沼のような孤独感の中での脱皮は、きっと一生忘れない。
そんなわたしは今、人生の新しい章の幕開けを感じている。
新事業を立ち上げようというのだ。
ここに記載するのは、先ずは自分を奮い立たせるため。
(まだチームメイトが自分しかいないので。。汗)
そして、おこがましいことを言えば、、、
いつか誰かが新しいことや新事業を立ち上げる時、『この人に出来たんだから、私にも、俺にもきっとできる!!』と、パワーが湧いてくる栄養ドリンクみたいな存在になれたら、役に立てたなら、嬉しい限り。
わたしの職業は、服飾/舞台衣装デザイナー。
(2020年、コロナの都市封鎖による全劇場の閉鎖で全仕事が吹っ飛び、現在ご縁あって、ローカル服飾ブランドの売り子として働いている。)
20年夢を追いかけているうちに、気付いたら夢が叶っていた。なんなら夢が叶っていることに気づいてから、夢は呪縛にもなりうるんだ!!と目から鱗が落ちた程、他のことには目もくれなかった日々。
長い年月を掛けて追いかけてきた夢は、残念なことに今のわたしには空っぽに見えた。その原因は、なんなのか?を掘り下げていくと、、、
”芸術家として生きることは、とても刺激的だった。でも、競争に疲れ果てていた。スポットライトに当たることよりも、誰かが笑顔になってくれることが、ありがとうって言われることが好きなんだ”と、言う想いを発見した。
ロックダウンで全劇場が閉鎖され経済的窮困に陥った時ですら、舞台衣装の仕事を恋しいと思わなかった。それがきっかけとなって、はじめてきちんと立ち止まって自分を見つめ直したのだ。
想いが変わることは、よくあること。
なんだかしっくりこなかった。ただそれだけのこと。
新事業には、今まで学んできた知識や技術を、社会に貢献すること。
必要とする人たちに届けること。と言う恩返しの気持ちが込もっている。
ここに記載する言葉たちが誰かの目に留まるのか。
それとも、独り日記になるのか。
全く展望が見えないけれど、ワクワクする。
もう一度、今のわたしの好きを、ワクワクを、追いかけてみようと思う。
今度は、自分のためだけじゃなく、真っ直ぐ誰かの笑顔に繋がるように。
一人の人間のタイムリーなドキュメンタリー記録。
はじまりです。
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