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【物語】二人称の愛(上) :カウンセリング【END Roll】

※この作品は電子書籍(Amazon Kindle)で販売している内容を修正して、再編集してお届けしています。

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前回までの話はこちら

あとがき

 わたしは今、発達障害のNPO法人の理事をさせて頂いております。発達障害児に関わらず、これからの日本の将来を担うのは今の日本の子供たちや、これから生まれてくる子共たちです。
 そして日本社会において、先の衆議院選(参議院選挙)で日本国民が最も注目を寄せているのは、社会保障の分野だとわたしは思います。わたし達は、これからの高齢化社会をどのように解決して行くべきか、一人ひとりが考えて行かなければならないと思うのです。

 わたしはその高齢化社会における日本の一縷の望みとして若い世代、つまり子供たちに希望があるのではないかと思います。介護の問題においても、若い世代が苦しく貧しい生活を送っていては高齢者を支えることは出来ません。
 また少子化問題は日本の将来の若者たちだけの問題ではなく、これからの高齢者を支える子供たちの問題ですので、高齢者にも影響してくる問題だとわたしは思います。では今の子供たちや、これから生まれてくる子供たちにわたし達は何ができるでしょうか。
 待機児童の問題などもありますが、わたしはもっと広い視野でこの問題を見て行く必要があると思うのです。それは「子供の貧困」の問題です。「子共の貧困」と言ってもピンと来ない方もいるかも知れません。子供を持つ家庭(特に片親)の「金銭的な貧困」、親また家族からの愛情を貰えない「こころの貧困」もあります。

 わたしはこの二つの問題が解決され正しく噛み合うことにより、初めて健全な子供がひとりの人格(ペルソナ)として成長を遂げて行くと思うのです。そして障害児、健常児に関わらず全ての子供たちが安心して成長できるそんな国になればと切に思い、こうして皆さんにお話させて頂いております。
 わたしは宣教師にもプラトンにもなれません。ただの心理ウンセラーにしかすぎません。わたしに出来ることは、皆さんにこの問題について知って貰い、ただ現場で活動している方たちの声をお繋ぎすることしか出来ません。そして、それがわたくしの使命だと思っております。
 皆さんにはそれぞれ立場があり、現場の活動に関心を寄せてくださる方もきっといると思います。しかし立場上、行動出来ない方もいらっしゃると思うのです。そんな思いを寄せてくださる方がいらっしゃいましたら是非ご賛同頂き、アドバイスや助言、人的紹介などのサポートを頂けたらと思います。どうか発達障害児、またこれからの日本の将来を担う子供たちに関心を寄せて頂き、「子供の貧困」について一緒に考えて頂けたら幸いです。

 最後になりましたが、この『二人称の愛(Love of the Second Person)』を読んでくださり大変ありがとう御座います。この話はまだ終わっておりません。「豊洲市場移転問題」や「東京2020オリンピック・パラリンピック会場施設誘致問題」など、わたしなりの第三の案を持っています。
 2016年10月に、わたしは現都知事(小池百合子)の秘書に二回に渡り電話させて頂き、わたしの案を出させて頂きました。しかし「目安箱」を設けると言いながら、わたしの案は相手にされませんでした。ですので、わたしはこの『二人称の愛(Love of the Second Person)』の中で証明したいと思います。楽しみに期待していてください。それではまた、お逢いできることを楽しみにしております。

又三郎ラヂオの時間(作家活動をする目的の巻)


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