全員がどんな会社にしたいかを考え、生まれた6つのカルチャーコード
こんにちは。ファンタラクティブPRの石原です。
カルチャー作りについての思いや背景についてご紹介してきましたが(参照:「カルチャー作りの話をする前に」、「1on1で見えてきた、ファンタラクティブに足りなかったこと」)、今回はカルチャーコードができるまでのプロセスをご紹介したいと思います。
これから会社でカルチャーコードを作るぞ!という方々の一つの参考になれば幸いです。
カルチャーコード(他に行動指針、クレドなど企業によって呼び方はさまざまですが)の制定の手法はそれぞれあるかと思いますが、ファンタではトップダウンではなくメンバー全員で案を出し合いながら作っていきました。
カルチャーコード作成の目的
前回の記事でも少し触れていますが、改めてカルチャーコードを作ることに至った経緯をお話しします。
中村が昨年秋にファンタにジョインして、メンバー全員と1on1を実施し、代表含めたメンバー同士の認識や意識のすれ違いがあることが明らかになりました。
それらを合わせていくために、ファンタラクティブの良いところや強み、推奨しているものを共通言語化する必要があると中村は考え、カルチャーコードを制定する方針に至りました。
なぜワークショップ形式にしたか
よくあるのは、経営層でカルチャーコードを決めてメンバーたちに伝えるトップダウン式だと思います。
ただ中村は、過去の自身の経験から、メンバーに心から納得し自分ごととして捉えてもらうには、メンバーたち自らの発案で作るボトムアップ式で進めるべきだと考えました。
ワークショップの進め方
ワークショップは以下の通り設計しました。
チーム分けについては、リモートでも議論が進むように意識しました。リモートだと4人以上になると話さない人が出てきてしまうことが多いので、2〜3人で1チームにしています。その中でチームリーダーを運営側で決めて、段取りからチームミーティング中のファシリテートもお願いするようにしました。
また、代表の井村はワークショップのメンバーに入らず、採択側に回ってもらいました。代表は発言権が強いので、メンバーが発言を遠慮してしまうことや代表の案が選ばれやすくなってしまうことを避けるためです。
考えるにあたって意識してほしいこととしては、以下をメンバーに伝えました。
マイルストンは以下のような流れで進めました。
決め方としては、各チームごとに案を発表した後、代表やメンバーのフィードバックを受け、再度各チーム発表してもらい、最終的に代表とメンバーの意見を合わせて皆で決めました。
▲フィードバックは、発表会の間だけではなく、後日アンケートでも回収
実際に決まった6つのカルチャーコードの紹介
全部で13案が出た中、以下の6つの言葉を採択し、ファンタラクティブのカルチャーコードとして制定しました。
1. インテグリティ
2. 質に向き合う
3. 最大船速
4. 技術と思想を共有しよう
5. 一呼吸
6. 常に自由に話しやすい雰囲気を作ろう
これらのカルチャーコードについて、決まって終わりになってしまうのは避けたいと考えています。
そのため、このカルチャーコードを日頃意識できているか、使っているかなどをメンバーに毎月アンケートを取っています。
浸透率が悪い、実態と合っていないなどの状況が見えてくれば、カルチャーコードを見直すこともあります。
▲毎月のアンケートで得た数値の平均値を折れ線グラフで可視化したもの
決まったカルチャーコードを組織に浸透させていくために
今年1月末にこのカルチャーコードを決めてから、カルチャー推進室のメンバーを中心に会議やSlackなどで意識して使うようにしています。
カルチャー推進室では、カルチャーコードを浸透させていき、組織がより活性化するためにどうしたら良いのか、リモートワークの中でできることは何かなどを、週1のペースで議論しています。
次回は、実際にカルチャーを浸透させていくために取り組んでいる施策についてご紹介していきたいと思います。
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