苦悩は人を気高くしない
いまどき、サマセット・モーム、といっても流行らないのでしょうか。
先日、サマセット・モームの『月と六ペンス』についての話を、年下(20代半ば)の友人にしようとしたところ、そもそも著者の名前も、作品の名も知らなくて驚きました。時代が変わって、今は「必読図書リスト(?)」に入っていないんでしょうか。昔は「新潮の100冊」の定番であったようにも記憶しているのですが、、
彼はフランソワーズ・サガンの名前も、代表作『悲しみよこんにちは』も知りませんでした。広範な知識を持つ、頭の良い