博物館はどうして作られたの?
それは、モノ(資料)や動物・植物を守るため なんです。
博物館は、資料をみんなに見せるためにある と思われがちですが「モノ・動植物を守ること」が基盤となり、複数の役割が果たされています。
ここからは、モノの資料についてお話しますね。
博物館は、過去・現在の資料(モノ)を、 10年後、100年後、1000年後…まで、 少しでも劣化を防ぎ、博物館に来たときの姿を守り続けることが、役割の1つです。
なので、博物館は資料を長く守るために、 たくさんの工夫をしています。
たとえば、博物館には資料を保管しておく、 「収蔵庫」という場所があります。
収蔵庫は、ただの部屋ではないんです。
・虫が入って来て、資料を食べたり、フンをして汚さないように
・部屋の湿度や温度を一定に保ち、カビから守れるように。
特別なドアを設置したり、空調の管理をしています。もちろん、これは工夫のほんの一部。
その小さいバージョンが、展示ケース。
博物館に行くと、資料がケースの中に入っていることがありますね。
そう、展示ケースも収蔵庫と同じような役割を持っていて、ただのガラスケースではないんです。
なので、博物館では「触らず見るだけ」が多いんですね。
しかし、守ってるだけでは博物館の役割は果たせないんです。その話は、また今度詳しく書きますね。
今回は、博物館の大切な役割の1つが、 「 資料や動植物を守ること 」という お話しでした。
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