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2021年1月の記事一覧
雨の日の生き方は猫が教えてくれた
陽だまりで憩う存在と言えば、人間で言えばお年寄りのイメージ。あるいは修道女。
僕はそのどちらでもなかったけれど、陽だまりが好きだった。人の気配がしない陽だまりでただ時間が揺蕩うのを飽きることなく眺めたりしていた。
ときどき、そこに僕以外の誰かが加わった。飼っていた猫だ。僕と猫はとくに何か話すわけでもなく、ただ陽だまりを分け合って過ごした。
冬の陽だまりを見ていると、これまでもこれからもずっと
タイトルだけで旅に出る
煮詰まるときがある。圧倒的にいろいろリソースが足りなくて。
煮詰まるの本来の意味は「いい感じに考えや作業が熟して完成が見える」だけど、最近はもうひとつの解釈で使われるほうが多い。
これ以上先に進めない、行き詰まってるほうの煮詰まるだ。まあどっちでもあるわけだけど。
煮詰まってくると旅に出たくなる。
もちろん現実的にそんなのは無理無理の無理なので、せめてときどき意識だけ旅に出る。
たまにや
正しい世界へようこそ
そうか。リアルとネットが入れ替わり始めてるのか。
あるいはリアルとネットの境界が溶けて混じり合ってる。そんなの、いまに始まった話でもないじゃんって思いそうだけど、今回はちょっと違う。
何が違うかといえば、これまでは結果的にそうなってたのが(そうじゃないのも、もちろんある)、結構、意識的に「入れ替え」が始まってるという部分。
もう「リアル」は捨てて「ネット」のほうをリアルにしようという強い意思
ガムテープ椅子の存在
工場が好きだった。こう見えて(どう見えてるのかなんて誰も知らんがなだけど)工場の現場を取材するのは嫌いじゃない。
もちろん、そこに住みたいとかの「好き」ではなく、人が介在していながら「人以外の無機質な何か」がそこに息づいてる気配が好きなのだ。どこでもない位相。
当然、工場では何かしらの「モノ」を製造しているのだけど、それは会計上の仕掛品や半製品だったり、一般のユーザーの目には直接触れることのな
食べれる言葉と食べれない言葉と
言葉だけの奴が多いな。あるところである人に言われた。
自分に言われたわけではないのだけど、自分にも言われた気がした。言葉だけの奴。いったい、どんな奴だろう。
言葉を扱って生きてる人間だから「言葉だけの奴」は他人事じゃない。自分もそうなってる可能性はゼロではない。
その人はどちらかと言えば生き方(高尚な意味ではないほうの)で結果的にいろんなことを話せるし物語れる。しかも、その人がつくり出すもの