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オーナーに聞いてみた、【ワイナリーの採用条件】※参考にならないかも⚠️笑

こんにちは。
フミです🍇

cane cutという、陰干しリースリングを残し、
全ての収穫が完了、仕込みも大体終わりました。
あとは樽やタンクの中で熟成されるのを待ちます。
わたしも今年のワイナリーの仕事を終えました👏!

シャルドネ
ピノノワール
ピノグリ


先日、一緒に働いてるイジーから、
「何でウーフなの?お金いらないの?」
って聞かれました。
最終的にある程度お給料をいただいたものの、
無給で働きに来たのが理解できなかったようです。

イジーとわたし

実は、オーストラリアに来てから何度も聞かれました。
「タダ働きなんて正気じゃないぜ!」
その気持ちも、もちろんわかるのですが、
なにせ、雇ってもらうのってめちゃくちゃ難しい。
したい仕事をするために、
タダでいいからって働くことにしたのです。

お金もらって、やりたいこととズレるなら、
今は、お金もらわないでも、やってみたいことやりたい。

今年わたしが訪れたタスマニアのワイナリーは、
基本メンバー6人で回していました。
モーニングシフト、ナイトシフト、各3人。

醸造長ジョン、右腕のジョーのほか、
去年から働いていたメンバーのセリニ、
併設のレストランで働いていたけれど
ワイナリーに興味があった異動メンバーのイジー、
人件費がかからないから拾われたわたし、
新規の採用はイタリア人のダビデのみ。

200名を超える応募のなかから、たったの1人。
ダビデはいつかトスカーナでワイナリーを開きたく、
南半球と北半球5カ国ほど行ったり来たりしながら
オールシーズンでワインを作るワイナリーオタク。
南アフリカで醸造を終えたばかりの27歳の男子。
経験も体力もあるし、フォークリフトも使えます。
口を開けば、ワインのことしか喋りません😑

雇用してもらうには、こういう人を超える、
「採ってみたいな」と思わせる何かがないと難しい。
目線を変えればきっと色々あるのだろうけど。
大きいワイナリーで働くとか、収穫・剪定要員とか。
少なくとも、わたしがやりたかった、
「ブティックワイナリーで醸造」は、かなり狭き門。

ちなみに、右腕のジョーは、実家もワイナリー、
大学でも醸造を学んだサラブレッド。
去年から働いているセリニは、
収穫に剪定と一年を通して前年から手伝い、
その末に今年はワイナリーワーク獲得と、
それぞれ簡単ではない道で仕事をゲット。
来年、雇用してやってもよいと言われたわたしも、
タダで働かせてくれと滑り込み、その切符を得ました。


「ワイナリーで働いてみたい」と、ちょうど最近、
連絡を受けて話をした方がいたばかりだったので、
ジョンに、採用基準を質問。

・ジョーと組むナイトシフトはメンズがいいので、
 とりあえず男1人は欲しい。
・ダビデは世界各地での醸造経験が面白く採った。
・年齢30-35歳が望ましい。
・あとはタイミング(運)。
 いいな、と思っても、もう席がなければ雇えない。

やはり体力あるから男子がいい?と聞いたら、
バランスよく、という回答だったけれど、
正直な話、体力仕事が多いので、
男子ばっかはアリだけど、女子ばっかはキツい。
今までどこでも怪力扱いされてたわたしもここでは非力。

「ていうか、なに、30-35歳って🤣」と爆笑。
20代はパーティが好きだけど、
遊びに行く時間はあげられないから採りたくない、
だそう。
それ、人によるでしょ!って笑いました。

でも、それを聞いたイジーとわたしは2人で、
「たしかに、若い頃ほど遊ぶ欲なくなってるよね〜」
と、しみじみ頷いたのでした。


とまあ、回答は参考になるようなならないような、
微妙なものでしたが…

もちろん、ちゃんとお給料もらって働く!と、
頑張って仕事を探すのも、いいと思います。
実際、雇ってもらえてる人もたくさんいます。
が、ウーフでさえ探すのが難しかったわたしは、
醸造に関する学位もなく、醸造経験も1年だけ、
(WSETもソムリエも大した長所にはならない)
それでもやりたい仕事があるなら、
無給から始めるのも一つの手だと今でも思ってます。
わたしもワインメーカーになりたいわけではないので、
いつまでやるの?というのは自分でも謎ですが…😅

ワイナリーから見えるヴィンヤード
発酵(この後、吹きこぼれて地獄を見ます)
飛行機から見た夏の終わりのタスマニア。見るからにドライ。

たびたび、自分もワイナリーで働いてみたい!
と、ご連絡いただいています。

仕事の探し方や内容、生活などの気になること、
わたしでよければ、なんでもお話しします。
もしわたしがお力になれそうなことがあれば、
お気軽にご連絡ください✨

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