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ピアノ発表会を終えて~初めての息子との連弾&初めてのソロ演奏~

先週、ピアノ発表会4日前の時点で、発表会に出るまでの経緯を書いたのだけれど。
なんとか週末、無事に発表会を終えることができ。まだ、半ば放心状態をひきずって水曜日を迎えているsoufuです(笑)。

当日の夜、発表会を終えて「記録しておきたいこと」を(紙の)ノートにしたためはじめたら、約2時間、7ページにわたる(!)。

記録の概要は、こんな具合。

▢気付いたこと、次回への申し送りなど
▢服装、身だしなみについて
・自分編
・息子編
・娘編
▢友人・お知り合いの方へのプチギフトについて
▢食事のタイミングと内容について
▢演奏を終えての感想
・連弾編
・ソロ曲編

全てに言及していくと、えらく長くなるので、まずは演奏を終えて3日目の感想を、書いてみたい。



初めてのピアノ発表会ソロ演奏にともなう自分の緊張っぷりたるや、想定をはるかに上回り(笑)。
前回、娘との、息子の代役として出た連弾も、いざ演奏スタートというところで緊張感が高まり、手がふるえた状態での演奏となったのだけれど。

今回は、直前の最終レッスンが終了した4日ほど前から緊張し始めて、発表会のことを考えては、手に汗をかき、心臓のビートが早くなる、という状態に・・・。

普段は「どんな状況でも落ち着いている」といわれるほうで、自分でもそのようにふるまえるように、と意識してきたところがあるけれど。

今回は、事前に家族にもスケジュールを共有して、
「お母さんは当日緊張でいっぱいいっぱいになっているから、舞台袖にいくタイミングはプログラムを自分でみて確認してね!質問されると脳の処理能力を使うから、自分で動いてね!」と念をおしておくほどに、ド緊張(←この確認を事前にしておいたのは、結果的に、大正解だった!)。

なぜ今回、ここまで緊張したのかな?と後から考えてみるに。
前回の、
「息子が急遽出られなくなって、代わりに出ます!」
という、ピンチヒッターとして来ました!という状況と、
(期間は短いといえども)レッスンを受けたうえで、自ら希望して連弾とソロに臨む
という、「(受動か能動かという)出演する状況の違い」があり。
連弾は、息子が望んでくれた、ということがあるけれど。
ソロに関しては、先生からの意思確認に対して、「出ます」と自分で決めたわけで。
その決断は自分にとっては自然なことと思われたけれど、誰に強制されたものでもない、ステージに立つことを自分で決めたということに伴う、緊張感だったのだろう、と分析している。

▢まずは、連弾

今回は、本番の前にホール直結の練習室を30分ほど、息子と二人で使わせていただくことができ。
グランドピアノが置かれた空間を貸し切りで使えるというぜいたくを味わう。

連弾(RADWIMPS/スパークル)
息子の演奏曲(モーツァルト/トルコ行進曲)
自分の演奏曲(Rolf Løvland/You raise me up)

の順に、弾いて、お互いにスマホで録画して、など楽しくしていたらその間は、緊張をいったん手放すことができ。

そして開演とともに、トップバッターで、連弾へ。

「緊張する…!はじめの音、ドだっけ、レだっけ?!」と舞台袖で私があわあわしていると、
「緊張するときはラジオ体操だよ」と落ち着いた様子でいい、体操をはじめる息子。
私も一緒に体操をはじめたら、係の方も笑ってらして、その空気のまま、舞台へ。
「とにかく楽しんでくれればいい」と先生がレッスンで言ってくださっていたので、
「楽しもう!」という気持ちで、臨む。

舞台の上で、息子と一緒に、お互いに好きな曲を奏でる時間、楽しく、幸せでした。
自分よりずっと落ち着いている息子の様子に、成長を、ひしひしと感じられ。

多少ミスはあったものの(私が…)、遅くなく、速くなく、ほどよいテンポで最後まで弾ききることができ。

楽譜はこちらが同じものと思われ↓

袖にもどると、先生が「とてもよかったです!」と背中のあたりを「ポンポン!」としてくれて。
舞台袖とホールの間のスペースで、「イエーイ!終わったー!」息子としばし、打上ムードに(笑)。

ここで終わればあとは他の人の演奏を楽しむだけ、なのですけども、
このあとにソロ曲が、控えているわけで。

▢そして、ソロ曲

子どもたちが主体の発表会という事情から、最後から3人目。
3組前、2組前と連弾、シューマンのトロイメライの後の、登場という、緊張感高まる発表順。

袖で控えている間に、手汗かきまくり、手が冷たくなりまくり、心臓バクバクしまくり。
「・・・えっと、なんで私はこんなに苦しくなるほどの緊張を味わう必要があったんだっけ?」と、(想定されたけれど)よく分からなくなる(笑)。

いよいよ名前が呼ばれ、先生が「歌うように弾いてきてください!」と送り出してくれて。
ーーーそう、私はこの美しい大好きな曲を、歌うように弾いて、その響きをしっかり味わいたくてここにいるーーーと思いながら、お辞儀をする。

やはり緊張はとれないまま、手が小さく震えながら、演奏スタート。
レッスン時に、先生が「舞台のピアノはとてもいいピアノだから、小さく響かせたい音も、しっかり鳴らしてくれます、しっかり聞かせてくれます」と言われていたのだが。
繊細に響かせたいこの曲を弾きながら、「あ、こういうことですね」と、理解できたことが、うれしかった。
ピアノを信じてひけばいい、ピアノが美しい音にしてくれる、という安心感をもつことが、できた。
美しい姿勢で弾きたい、と思っていたけれど、「とにかく、伝えたいものが伝われば、どう見えたっていい!」と弾きながら、やや、開き直る(笑)。

弾きながら、脳裏に浮かんできたのは、数曲前の、中学2年生の男子が演奏した「戦場のメリークリスマス」のすばらしい演奏。
曲紹介とともに読まれるコメントで、「中学2年生なので、発表会に出るのは今回が最後です」と宣言していた。

(ーーーあんなにすばらしい演奏をしていて、ピアノをやめる?今回が、最後…?)
魂のこもった、情熱を感じさせてくれた演奏に、「私も魂を込めて弾くよ、弾いているよ」と自分なりに演奏で応えたい、という経験したことのない感情がわいてきて。気付いたら終盤、弾きながら、泣きそうに・・・。

最後までなんとか無事に弾き終え、お辞儀をして、袖に下がる。
先生も本番スタート時から、緊張が伝わってくる固い顔をされていたけれど。このときは、少し泣きそうな、とても優しい表情で迎えてくださった。
「・・・とても良かったです。本当に」
と優しく言ってくださり。
重たい防音扉を閉じた後、一人になるとさらに泣きたい気持ちになり。
悲しみとは違う、魂が浄化されるような、涙。

ーーー神様が舞台にそっと来て隣に座ってくれたのかもしれない、と感じた。


#1日6000歩  1/25-1/31 計89,987歩 12,271歩/日✨


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