ノーベル賞晩餐会の会場 ストックホルム市庁舎 【スウェーデン】
スウェーデンは世界的な権威のあるノーベル賞発祥の地です。
ダイナマイトを発明したスウェーデン人化学者のアルフレッド・ノーベルは自身を死の商人と揶揄されたことをきっかけに、後年人のために役立つことがしたいと考えるようになりました。
そして死後、ダイナマイトで得た莫大な富を元手にノーベル賞財団を設立してもらい、前年に人類にとって多大な功績を残した人々を表彰し、賞金を渡すノーベル賞ができたのでした。
ノーベル賞は毎年12月10日(ノーベルの命日)に授賞式、そして晩餐会が催されます。
その晩餐会場がストックホルム市庁舎です。
ちなみにもうすぐ建築100周年です。
ストックホルム市庁舎
ストックホルム市庁舎はガイドツアーで内部見学ができるので、私も参加してきました。
※ガイドツアーには日本語がありませんので、英語で申し込むのが無難です。
また公式サイト(リンク)に日本語の解説pdfもあります。
ガイドツアーは、いきなりですが晩餐会場となる青の間(Blue Hole)から始まります。
青の間だというのに全く青くありません。
青の間は、元々天井を付けずに中庭として利用する予定でしたが、ストックホルムは寒すぎたのでやむなく天井を付けました。
そこで壁のレンガを青く塗る予定でしたが、出来上がってみたらレンガがあまりにも美しい…ということで青く塗られずにそのままとなりました。
ただ青の間という名称は既に市民に定着していたために、今でも青の間と呼ばれています。
ちなみにガイドさん的には笑いを取れる鉄板ネタだったようです。
周囲が笑っていたので私もHAHAHA!!と笑っておきました。
写真を撮り忘れているのですが、写真左には1万本のパイプを備えるパイプオルガンがあります。
この会場にはおよそ1300人が収容されるのですが、実際に座ってみると肘と肘がぶつかるくらい狭いそうです。
ガイドさん的にはここも鉄板ネタだったようです。
ひとしきり説明が終わったところで次の部屋に向かいます。
廊下を抜けると…。
市議会議事堂です。
ストックホルム市議会議員101人が議会を行う場所です。
片側の傍聴席に一般人が座ることができ(写真奥)、もう片側の席はマスコミの席となっています。
この市議会議事堂の特徴は天井にあります。
バイキングのログハウスを模して作られた天井の梁はとても格好いいです!!
市議会中についぼーっと天井を眺めてしまいそうですね。
それでは次に行きましょう。
王子のギャラリーです。
左の窓から見えるメーラレン湖の様子を右手の壁に描いたことからその名が付けられました。
次が最後です…。
黄金の間です。
ノーベル賞授賞式後の晩餐会が青の間で終わると、こちらで舞踏会が催されます。
1,800万枚のモザイクを用いてメーラレン湖の女王とその周囲を取り囲む世界各地のランドマークが描かれています。
また、この女王の膝の上にはストックホルムが描かれています。
つまりストックホルムこそが世界の中心であるということを表しています。
(この市庁舎ができたのは1923年なので比較的新しい建物です)
写真中央上に注目して欲しいのですが、首から上がありません。
どうやらデザイナーがやらかしたようです。
ガイドさん的にはここも鉄板だったようです。
私もHAHAHA!!と笑っておきました。
このストックホルム市庁舎では(決して豪華ではありませんが)結婚式を挙げることができます。
ストックホルム市民は無料ですがそれ以外は500スウェーデンクローナ(約5,600円)です。
新婚旅行の思い出にいかがでしょうか?
公式webサイトによると6時間で60組(!?)が結婚しています。
リンク https://vigsel.stockholm/vigsel-stadshuset/
ガイドツアーを終えてストックホルム市庁舎前のメーラレン湖にやってきました。
とてもいい天気です。
この市庁舎の塔には登れます。
ただ登れる期間は限られており、5月1日から9月30日までの間です。
私が訪問した時はGWの4月末でしたのでまだ登れませんでした。
まあ、また来れば良いですよね!!
ちなみに登っていればこんな写真が撮れたはずです。
アクセス
住所 Hantverkargatan 1, 111 52 Stockholm, Sweden (Google Map)
ストックホルム中央駅から徒歩10分です。
料金 120SEK(約1,350円 )
英語ガイドツアーのある時間 10:00, 11:00, 12:00, 13:00, 14:00, 15:00
公式webサイト https://international.stockholm.se/the-city-hall/tours-of-the-city-hall/
最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?