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美しい庭園が広がるふたつの宮殿 シェーンブルン宮殿とヴェルヴェデーレ宮殿 【オーストリア】

今回はオーストリアの首都ウィーンにある二つの宮殿を紹介します。
広く美しいお庭が広がる二つの宮殿は、きっとあなたの心を癒してくれるでしょう!!

先にお断りをしておきますが、シェーンブルン宮殿は建物内部が撮影禁止、ヴェルヴェデーレ宮殿に至っては時間の都合上、庭園しか見学できなかったために内部の紹介はありません。
今回は庭園の写真だけですが、一見の価値がありますよ!

二つの宮殿の位置関係


1.シェーンブルン宮殿

シェーンブルン宮殿はハプスブルク家の夏の離宮として利用された宮殿であり、世界遺産にも登録されています。

訪問したのは8月、お盆休みの時期でした。
残念ながら天候は曇りでしたが、それでも手入れされた花々が庭園を美しく彩っていました。

写真中央にあるものはネプチューンの噴水池です。
この池とは直接関係ないのですが「シェーンブルン」とは「美しい泉」を意味します。
そして、奥に見えるのはグロリエッテと呼ばれる記念碑です。
プロイセンとの戦いに勝利したことと戦没者の慰霊を記念して建てられました。

ではグロリエッテまで登って写真を撮ってみましょう。

マリア・テレジア・イエローと呼ばれる淡い黄色で塗られた宮殿は、色彩鮮やかな庭園の中でも抜群の存在感を誇っています。

このシェーンブルン宮殿は「ヴェルサイユを凌駕する宮殿を!」を号令に建築が始まりましたが、財政難により規模を縮小、マリア・テレジアの時代に大改築が行われ1749年に完成しました。

宮殿正面を普通に撮影するとこのように、少し殺風景になります。

しかし、手前に花壇がくる角度に移動して撮影すると華やかな宮殿の写真が撮影できます。
天候が快晴だったらなぁ…!!

何れにせよ、お試しあれ!

2.ヴェルヴェデーレ宮殿

お次はオスマン・トルコとの戦いで大活躍した軍人、プリンツ・オイゲンが建てた離宮です。

上宮

ヴェルヴェデーレとは「美しい眺め」を意味し、宮殿は上宮と下宮に別れています。

上宮は迎賓館として建てられ、会議や祝典で使用されてきました

現在はクリムトの接吻などの作品を収蔵する美術館「オーストリア・ギャラリー」として利用されています。
オーストリアの美術館としてはウィーン美術史博物館(noteはこちら)に次ぐ規模だそうです。

シェーンブルン宮殿でも使ったテクニックを用いて撮影しました!

この花壇と宮殿の間には池があるのですが、それを上手く写さないことに成功しています(笑)

さて次は下宮です!

下宮

下宮はプリンツ・オイゲンの住居として利用されていました。
現在はバロック美術館として利用されています。

庭園内には巨大な噴水がありました。

下宮からみた上宮

下宮の庭園も綺麗に整備されています。

近所にこんな公園があったら休日がとても楽しい気分になるのだろうなと、感じました。

時間がない方、芸術に興味がない方でも庭園だけでも見に行ってはいかがでしょうか…?

ちなみにプリンツ・オイゲンについてはこちらの動画にて詳しい解説がなされています。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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