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【百害あって一利なし】怒らない!介護職に必要なアンガーマネジメント力

今回は数年前から注目されているアンガーマネジメントについてお話しします。

利用者の方にイラッとしたことありませんか?
さらに、その感情を利用者の方にぶつけたことはありませんか?

そこまでなくても、子育てをしているときに怒りをぶつけてしまったことはありませんか?

ぼくは正直あります。

そんな時に必要なのがアンガーマネジメントする力です。

それでは解説していきます。

アンガーマネジメントとは

そもそもアンガーマネジメントとはなんでしょう。

アンガー:怒り
マネジメント:管理する

つまり、アンガーマネジメントとは怒りを管理することです。

管理?つまりどうゆうこと?
突発的な感情なんて管理できたら苦労しないよ。

そう思った方。
厳しいようですが、それは甘えです。いいわけです。
怒りとは自分で選択した感情なのです。

怒り=2次感情

怒りって突発的なことじゃないの?

「怒り」というのは自分で「怒ろう」と思わなければ出てこないんです。

言ってしまえば「怒り」は「感情」ではなく「行動」に近いかもしれません。

例えば
利用者の方にごはんを投げられ、自分の服が汚れて
「なんでごはん投げるの!ほら、こんなに汚れちゃったじゃん!もう食べなくていい!」
と言ってしまった場合。

状況を整理してみましょう。
1次感情・・・服が汚れてしまって悲しい。テンション下がる。片づけるのめんどくさい。
この感情をアウトプットした結果
「なんでごはん投げるの!ほら、こんなに汚れちゃったじゃん!もう食べなくていい!」
となってしまったわけです。

つまり、「怒り」は1次感情を経て自分が選択した「行動」なのです。

「コントロールなんてできない」という甘え

こういった感情に対して
「わたし、こうゆうことされると周りが見えなくなっちゃうんだよね」
と言うことをみなさん聞いたことがありませんか?

それ、本当ですか?
周りが見えなくなっちゃうくらい感情コントロールできないですか?
隣に上司が居たらそれやりますか?
たまたま包丁持ってたら殺しちゃいますか?
断崖絶壁だったら突き落としてますか?

いやいや、そこまでは・・・

でしょ!!!!

コントロールしてるじゃないですか。
そうなんですよ。
あなたの言動はあなたが選んでやっているんです。

「怒り」訓練すればコントロールできる

訓練って。軍隊ですかと。
まぁ、これを実践するかどうかはあなた次第ですが、アンガーマネジメントの実践として以下のような方法を推奨しています。

6秒ルール

先ほどの例を思い出して、利用者の方にごはんを投げられてから発言をするまでにどれくらいの時間がかかっていると思いますか?
おそらく1~2秒でしょう。

人間の「怒り」のピークは事象から6秒と言われています。
そこからだんだん収まってくるものなのです。
大切なのは発生から6秒の過ごし方です。

たった6秒?と思うかもしれませんが、急激な怒りからの6秒って結構長いですよね。

これはどう過ごしてもいいです。
自分でルールを決めることが大切です。

ぼくの場合、怒りの感情が込み上げてきたら
まず見ない。そして、エロいことを6秒考えます。ww

これめっちゃいいですよ!
割と6秒やり過ごせます!

マイルールを決めるて習慣にしてみましょう!

「~~であるべき」は捨てる

これはこうあるべきだ。という固定観念を捨てることです。
福祉・介護の仕事をしている方は感じたことがあると思いますが、人の価値観なんて十人十色です。
怒りは相手の言動によって生じるものなので、それが自分の正義とマッチしなかったときに怒っています。
あの人はそう考えるんだな。とやり過ごすこと。

そして、分析も大切です。
自分はどんな事象に対して怒りを抱くのかという傾向を分析すると、そのような状況が起こりうるかもしれない時に事前に心の準備ができます。

「そうゆう時もあるよね」マインド

これ結構末期の人なんですけど
「なんで自分の時ばっかり」と考えてしまうマインドは捨てることが必要です。

渋滞でイライラする人とかこれです。

旅行の日に雨でイライラする人も。


これってあなたの裁量で変えられないことですよね。
だからしょうがないんです。
これを「そうゆう時もあるよね」
でやり過ごす習慣をつけることが大切です。

習慣化して自分に染み付ける方法

対策はわかった。でもそんな対策こそ突発的にできないよ。という方。
はい、もう厳しいこと言いません。甘えとか言いません。もうすぐお話終わりますからね。

上記の3つを効果的に自分に染み付けるためにすることは

言葉に出すこと
書き出すこと

この2つが有効です。

自分が6秒我慢できた時のこと
誰かの価値観と相違があったこと
仕方ないと思えた時のこと

書き出すことで頭がすっきりしますし、振り返りができます。
それこそ、noteとかで発信しながら残しておくのもいいでしょう。
その場ですぐ書き出すことができない場合は言葉にするだけでもいいです。

渋滞中に「こうゆう時もあるよね~」と言葉にするだけでイライラはかなりおさまります。
誰かと考えの相違があった時「〇〇さんはそう思ったんだね」と言うだけでかなり効果的です。
怒りがでそうになった時に口に出して「1.2.3.4.5.6」と言うだけでかなり怒りは抑えられます。

これは認知的不協和という人間のバイアスを利用した方法で、
渋滞で「最悪。マジでむかつく」と頭の中では思っているのに、自分の言動は「こうゆう時もあるよね~」と気持ちと行動にあえてギャップを持たせます。
すると脳はその矛盾を解決するために感情を出力した言動に合わせます。
これが認知的不協和です。

いまから実践

アンガーマネジメントはいますぐにでも実践できます。
これができるだけであなたの人生の幸福度はかなり変わります。
一説によると収入は2倍になるとのことです。
あ、介護職ではたぶん無理ですがww


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