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フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか

1章なぜ幸福度1位なのか


良い国ランキング1位、フィンランド。
この良い国というのは「人類に貢献している国」の事。

良い国ランキング

イギリス人の政策アドバイザーであるサイモン・アンホルト氏が創設したこのランキング。
「良い国」、と定義がアバウトで、しかもその詳細を見ても
「人類に貢献している」と、またまたアバウトな定義だな!感が満載ですが。

科学技術、
文化、
国際平和と安全、
世界秩序、
地球環境と気候、
繁栄と平等、
健康と福祉
の大きく分けて7つの基準で測る。だそうです…

2章効率のいい働き方

・立って仕事をする人も多い(もちろんデスクワーク)
・コーヒー休憩が法律で決まっている(法律!!)
・「いい会議」の為の8つのルールがある(いい会議って響きが良い)

3章心地いい働き方

・できるだけメールのCCに入れない
(上司を巻き込むなら直接報告か連絡)
・ボスがいない働き方
(ピラミッド方式よりもフラットを好む)
・父親の8割が育休をとる
(長ければ3年育休がとれる)

4章上手な休み方

・サウナと生活が密着している
(土曜日はサウナの日、9割の人がサウナを楽しむ、など)
・夏休みは1か月(1年は11か月と割り切る)
(1か月も休むと、逆に仕事をしたくなるのでちょうどいいそうだ)
・心置きなく休むための仕組みがしっかりしてる
(こまかく書きたいけど結構詳細に書かれているので省略)

5章シンプルな考え方

「シス」という考え方
ここは非常に重要で、とても大切な部分と思った。
シス(SISU)はフィンランド語で、困難に耐えうる力、努力して諦めずにやり遂げる力、不屈の精神、ガッツといった意味合いがある。
これはフィンランドの国民性を語るキーワードで、他の外国語にはなかなか訳せないものだそうだ。

シスの考え方(国民性?)はフィンランド人の根本にあり、一人一人が「自分でどうにかする」精神を持っている。
なにかと準備されて、お膳立てされることに慣れてしまっている日本人からするとなかなか厄介にも思えるが、「自分」を強く持ち、能動的に生きる力が強いこの考え方には学ぶところが多い。

仕事も家庭も趣味も勉強もすべてに貪欲で、多少極端かもしれないが「家も自分でつくる」精神というから、もう基本的な考え方が違う。

詳しく知りたい方はぜひ本書で。
私もあとでもう一度読み直そう。

6章貪欲な学び方

2人に1人は転職の際に新たな専門や学位を得ている


特にフィンランドに行きたい!とか
これからはフィンランドを見習わないと!
といった意識の高さは全くなく、最近この本をおススメしている人が多いな、と思って何となく読んでみた本。想定していたより新しい事が学べて面白かった。


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