見出し画像

姉の結婚を知って「プラダを着た悪魔」を観た土曜日

11個離れた姉と、8個離れた姉がいるんですが、
1番上の姉は、
わたしが小学校1年生の時、高校3年生。小学校から高校生まである同じ一貫校に通っていたので
小学1年生の1年間はよく、手を繋いで学校までいったのを思い出す。

両親が共働きだったので、休みの日に水族館に連れていってもらったこともあるし、
あまりに歳が離れているので、いわゆるごっこ遊びとかは一緒にしたことないけど(その分真ん中の姉が付き合ってくれたことも)
今も昔も、年が離れていた分、喧嘩したことなんてほとんどないし
自分でも、わりかし可愛がられてきた方だなとも思う。

でも、年が離れていた分、思春期とかに何かを相談したこともないし、
物心ついた時には、すでに人生の参考というか、一つの例となる人物が
身近にいたこともあって、「こういう選択をしたら、こういう方向性の人生になるのか
」とか、「こういうことをしたら、親に怒られるのか」とか、そういうのも自然に学んだ。
そして、幼い頃からなんとなく感じていたのは、
1番上の姉とわたしは、わりかし考える方向性が違うということ。

悪いのではなくて、単純に違うな、と思う。笑
ものすごく校則が厳しい学校であっても、姉はやすやすと髪色をものすごく明るい色に変えたり(怖い先生も多かったので、わたしはとてもできなかったし、親はこの件で学校に呼び出されてた)

男女交際も禁止の学校で、そもそも女子校だったので出会うチャンスなんてないのに(文化祭とかも家族以外男性が入れないし、そもそも校門に毎日警備員が立ってる)、何人も彼氏ができていたり。

妹から見ても、可愛い外見の女性なので
モテてきたと思うし、大学はすごい派手なサークルに入るし笑、職業も派手なものだったり。休みの日は家にいることほとんどいなかったな。

一方でわたしは、校則破るといっても、禁止されてる学校帰りに友達とプリクラ撮りにいったり、クレープ食べにいったり。姉に比べれば、かわいいレベルのもので十分満足してしたし、休みの日は、家でゴロゴロしてたいし。友達に誘われて、ようやく重い腰を上げるタイプ。社会人になったら外に出る機会も増えて、その面は驚くほど変わったけど、今でもできるなら家でゴロゴロしてたい。

よくわたしは、一番上の姉のことを聞かれると
「教室では同じグループには所属してなかったかも」と言ったりするけど、
家族だからこそわたしは、姉の繊細なところとか、優しいところを妹として認識できるけど、
もし幼い学生の頃のわたしが他人として姉と出会うことがあったら、
ただ自分とは違う少し派手で、アウトドアな女の子
としか認識できていなかったと思う。

姉は大学の頃から頻繁に海外に留学するようになって、
わたしが大学の頃にはもう海外に移住していて、わたしはわたしで学生を謳歌していたので、ほとんど連絡を取らなかったけど、

社会人になってから、驚くほど連絡をとるようになった。
多分姉も、これまで幼いわたしとは、なかなか同じ話題で盛り上がれることがなかったけど、
わたしが社会人になったことで、姉のレベルで会話ができるようになったからだと思う。SNSのツールでしょっちゅう連絡を取り合っていて、
わりかしなんでも共有してる。

そんな姉が、結婚することになった。
びびる。彼氏おったけど、結婚しないまま好きに生きていくのスタンスで生きていた彼女が、
昨日、ウィーチャット(LINEのようなもの)でいきなり突然言ったので、恐ろしく驚いたけど、
素直におめでとう〜となった。めでたいね。幸せになってほしい。

しかし、人ってこんなに急に結婚するもんなんだな。
色々あって、両親の承諾含め、まあ簡単でないこともあるでしょうけど、わたしは心から幸せを願う。これ絶対みんけど。笑

その後、なんか無駄にわたしがハイになり、
姉の部屋にずっと置かれてたDVD「プラダを着た悪魔」が頭に浮かんで、アマプラレンタルで観ました。謎。姉の結婚によって生じる心の機微は、わたしにとって、朧げな記憶でのDVDを観るレベルということもわかった一日。

女性が仕事に懸命に頑張って、恋も諦めず突き進む映画。姉っぽいねえ。
可愛い服がたくさんで、アンハサウェイが可愛くて、眼福映画でした。
可愛くて仕事も一生懸命頑張る女性でいたいよ〜〜


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?