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私の職歴について⑥

ホテルの短期間のバイトが終わった私は、ハローワークに通って仕事を探す事になった。
ホテルの仕事を探して、ハローワークの紹介を受けて、ホテルの面接に行ったのだけど、見事にお祈りのお手紙を貰うことに。
次もホテルの仕事を探そうとしたけど、ある1つの求人が気になった。
その求人は福祉関係で、就労継続支援B型作業所で、職業相談員の募集だった。
未経験でも大丈夫だと言う。
私自身精神障害を持っているし、それにいつか同じ精神障害を持っている人達のコミュニティを作りたいと言う目標があったので、その為には経験を積むべきかなと思い、その求人に応募することになった。
きっと自分が病気や障害で経験した事が、役に立つかもしれないと思った。
面接は合格し、私は採用されることになった。
その作業所は主に地元でカフェと仕出ししているのと、缶や瓶などの種別のリサイクル、軽作業等をしていた。
色んな障害者の人達が来ていた。
それこそ千差万別だ。
その人達に合わせた、作業をしてもらう事になっていて、私達はその人達と一緒に作業を見守る事が仕事だった。
初めはこの人達により添えられる仕事に誇りを持っていた。
人の役に立てるって凄い事だなと思っていた。
そのうち現実の厳しさを知ることになる。
色んな障害を抱えてるので、一筋縄では行かない。
自分の思い通りにならないとイライラしたり、大きな声で叫んだり、暴れたりすることが日常茶飯事になって行った。
私は何とか食い下がった。
ここで心を折れてはいけないと。
でもある日私は通所している人から、暴力を受けてしまう。
男の人に殴られたのは、生まれて初めてだった。
いくら障害があるからとは言え、とても耐えられなかった。
職場の上の人からは、無かった事にしろ的な事を言われた。
私はすっかりそこの職場に不信感を持つようになり、またうつ病が再発してしまい、結局休職することになった。
暫くして休職はしていたものの、やはり、どうしても復帰することは出来ず、そのまま退職することにしたのだ。
障害者の人達と一緒に働くって難しい、何をされても泣き寝入りするしか無いことを、思い知ることになった。
次回につづく。

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