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#102 ここからのキャリア選択では何を大事にすればよいのか?

最近は良く「ジョブ型雇用」っていう言葉を聞くようになりました。特に大企業がこぞって導入しています。これがいいのかは判断できない状況ですが、これからのビジネスマンとしての生き方を考えてみました。

自分の仕事は自分で選ぼう

最初に気を付けなくてはいけないので、「ジョブ型雇用」は目的ではなくて、あくまで手段です。結局大事にしないといけないのは、個人としてのキャリアをどうやって磨いていくのかということです。

そのために、必要であればジョブ型雇用でも良いし、従来型の仕組みでも良いと個人的には思っています。会社を選ぶ基準はなんでも良いですが、自分なりに決断するということが大事です。

キャリアの選択について最初に悩むのは新卒で就職するときです。

例えば、「給料が高い」「こんな仕事がやってみたい」「説明会で会った先輩が格好良かった」などある程度はなんでも大丈夫です。もう自己責任です。ただ、選択基準はあくまで自分が決めることです。他人の評価が高い企業だから選びましたなんて言うのは最悪です。

そして、間違っていたと思ったら辞めるという感覚も大事です。逃逃げるように辞めるのは論外ですが、自分が自分の責任でどんな仕事を選ぶかはちゃんと考えましょう。

もちろん、その結果に対しては自己責任なので何があっても、自分で頑張って何とかするという気持ちは忘れてはいけません。

優れたビジネスマンになるには上司の影響は多大

もう一つ一般的に言われている、仕事で成功している人は最初の上司の影響は多いという話もあります。また、日本型の従来のメンバーシップ型雇用では入社後の2人目までの上司で、その人のキャリアが決まると言われています。

それほど新卒で会社に入った後の上司の影響は多大です。良い上司は、仕事にやりがいをもって背中を見せることができる人です。。仕事のスタイルや遂行方法は時と共に変わってくるので、一つ一つのスキルはあまり意味がないです。

その上司を見ていて、何年か先に自分が楽しい姿をイメージできるのか?というロールモデルとして認知できるかということで、良い上司か同課が決まります。

ただ、上司が仕事が出来ない場合でも、自分で死ぬ気で努力をして自分なりのキャリアを切り開いていける人もいるのも事実です。結局は、その人の心の持ち方が大事ですが、それでも良い上司に巡り合えたら良いですし、自分が上司になったら若手に良い影響を与えられることが好ましいです。

キャリアを決めるのは結局偶然

キャリアは結局は偶発的、自分で選んでいるようでも偶然の出会いなどで決まっていると思います。もし別の出会いがあっても、別の職業を選んでいることもあります。それでも、やれる人はちゃんとやれるのです。

仕事の選択なんて、勝ち組とか負け組ではなくて、目の前の仕事に意味を見出して最大限の努力をすることが大事です。そこに本当に自分が適職と見いだせるまで遠回りするかもしれないし、もしかしたら違うかもしれないです。

ただ、その環境で自分なりに出来る限りの努力ができることが、全ての基本になります。私の新卒で就職活動をしたときも、たまたま採用担当部長を気が合って、面接後に近くの喫茶店で話し合ったことが選択の理由でした。

最初は他の会社に行こうと考えていましたが、結局人生の選択なんて、そんなものかと思います。でも、その会社に入って従事した社会人生活を送れました。それなりに社内でも優遇してもらいましたし、良いプレッシャーを与えられる仕事にも携わってきました。

途中で違うキャリアを進みたくて、8年で辞めてしまいましたが、そこに何も後悔はありません。30歳位になって、自分のやりたいことが違ってきただけの話で、そこで自分で考えて決断しただけです。

その後、二回転職しましたが、たまたま知り合った人経由だったし、その出会いがキャリアを大きく変えてくれました。でも、その出会いがあるから、今の自分の仕事の幅が広がったと思っています。

これからのキャリアには何が大事なのか?

どこの会社に入るとか?どういった仕事をするのか?ということは、もうどうでも良い時代になりました。結局、自分にとって仕事がエンターテイメントになるかというところまでもがき続けられるのかということだけです。

最近は労務管理が厳しいですが、誤解を恐れずに書いておくと、寝食を忘れて好きな仕事に没頭できる時間はすごく大事です。適度なストレスがあることで、仕事のパフォーマンス向上にもつながります。それが、承認欲求を満たしてくれることにも良い影響を与えます。もちろん、何事にも適量がありますが。

利他的な目標設定で幸せなビジネスライフを実現しよう

最近の心理学の研究成果で、利己的な目標を立てている人は早死にするという結果がでています。単純に給料が高いとか、自分の虚栄心を満たすだけのキャリアは不幸にしかなりません。

一方で、利他的な目標を持っている人の方が自然と仲間が多くて助けてくれます。キャリアを作るときには利他的な目標を建てる方が良いです。そんな高尚なことを考える必要はないです。自分が社会や地域のために、何をしたいのかということだけです。

例えば、金銭的な目標で言えば、1000万円の年収を求めていて、実際にその年収になっても絶対に満足できないでしょう。1000万円になったら、今度は2000万円欲しくなります。それよりも自分がやりたい想いを実現できているのが大事です。

昔の偉人の共通点は自分のための人生ではなく、社会のためとかいう観点があります。尊敬されたりするような人は自分のために生きている訳ではないです。死んだときに周りの人がどうやって思うのかが大事です。

一方で、会社に振り回されないのも大事です。自分の中でやりたいポジションやミッションを周りに伝えておくことが大事です。何もしなくて受け身で待っているだけでは、何かの機会に引っ張ってもらえることもあります。

やりたいことというのも大事だが、やりたくないことは全部やらないのかとは難しい。結局やりたくないことが後で役立つこともあります。それがなければ偶発的に巡り合えた今の仕事に全力で取り組むしかないです。それが自分の今後の将来につながっていきます。

社外にでると利他的な人にたくさん出会える

利他的な行動をしている代表例はNPOです。彼らは見返りを求めずに、ボランタリーに必死に努力します。それこそ、NPOは常に人が少なくて、参加者がリーダーのために利他的に働いている。そういった環境を経験しているのが大事です。

そういった世界に少し触れてみるのも良い手だとは思います。会社を辞めたりすることは非常に怖いですが、副業でちょっと携わるくらいならローリスクで良い生き方を実感できるという利点もあります。

そもそも将来の仕事なんて予想できないですが、現時点で最大限正しいと思う方向を自分で決めて、本気で進んでいくことが大事です。また、旬を捉える感度は好奇心は大事です。面白そうだと思ったら、チャレンジしてみることも良い成果につながります。

今日は今後のキャリアについて考えてみました。何が正解かは個別で変わりますが、どんな環境でも利他的な精神で最大限頑張っていくことを意識してチャレンジしていきましょう。

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