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#109 変革期におけるイノベーティブな組織を作るためには

今日はイノベーティブな組織をどうやって作っていけば良いのかをまとめてみました。新規事業創出を生業としている私にとっては、最近の興味の対象は技術そのものよりも組織作りやヒト作りです。

そんなわけでは、今日は組織作りについてまとめてみました。

イノベーティブな組織を作り出すためには?

「未来を予測する最良の方法は、未来を創ることだ」という言葉は色々なところで聞こえてきます。とくに時代の変換点を迎えているときには未来創造みたいな内容が求められてきます。

確かにその通りで、未来が不確実な時代になってきており、未来予測自体が意味をなくなってきています。そんな時代においては、自分で未来を作れば良いということです。

まあ、言うのは簡単ですが行動は難しいのは事実です。ただ、イノベーティブな組織を作って、創造的な仕事をしていくことで未来を切り開いていけると信じています。

ただ、組織運営の中でロジカルな部分を突き詰めていくとみんな同じところに行きついてしまいます。そのため、他社と違いビジネスで成功しようとしたら、クリエイティブな思考が強く求められてきています。

一般的な組織形態は収束的思考がであり、イノベーティブな組織を実現するためにはできれば拡散的思考とのバランスを取っていく必要があります。

自分たちの組織がどういった特長があるのかを理解して、うまくコントロールできるとイノベーティブな組織運営ができるようになります。

危機を無駄にしない

危機はピンチではある一方で、変化できるチャンスです。コロナ禍で多大なる危機ではありますが、数年後の成長に向けては大きなチャンスでもあります。

例えば、今の状況では完全なリモートからマルチモーダルの時期に変わってきました。一部がリアルで会っていて、残りがオンラインなどの併用もあります。

そういったときに温度感や音声以外のコミュニケーションをどうやって共有できるのかというのが、これから必要となってきます。こういった状況で何を選択して、どういった方向に進んでいくのかをうまくやれば大きな飛躍につながります。

ビジネスの美意識が変化

この10~15年くらいで大きく変わってきました。それはコロナがあったからというよりも、長い年月をかけて急速に変化してきました。

日本にいるとそれほど感じませんが、欧米を中心に利益中心主義からの脱却が言われるようになりました。必ずしも企業の利益追求だけで良いという時代は終わったと思います。

SDGsなどでも言われているように経済一辺倒の世界は永続的な繁栄につながらないと思っています。そこには大気汚染や温暖化などもありますが、それ以外にも大きな変換点を迎えていると思います。

例えば、差別や地域間格差、環境問題、多様性、平等性、インクルージョンなどをしっかりを考えておかないと今後の組織運営では難しくなってくるでしょうが、日本ではどうしても先送りしています。

どうしても、日本という組織は外部からの人が入ってきていないところが多いので、現状の状態がずっと続くと錯覚してしまいます。

ただ、これからの組織運営を考えると、こういったことを最優先で考えないといけない世界になってきています。

これから先、日本人が減っていく中で、日本人が日本のために働くというのではなくて、日本で働く人(外国人も含む)が日本のために働く世界になって行くのは必然です。

特に人口減少社会においては、世界中からクリエイティブな人材を集めないとクリエーティブな会社は作ることができなくなります。表面上だけで、男女平等などを主張しているだけでは、先行きは不安になります。

組織の存在意義とは

これからのイノベーティブな組織では、利益とは別にどういった存在意識があるのかという点も答えられるような必要性があります。

組織としての「あるべき姿」は常にアップデートしていく必要があります。また、それが社会的にどうやって受け入れられるかという外部の目も意識しないといけません。

その上で、創造的な仕事に対してパッションを持っている人間が活躍できる組織を作っていかないと、クリエイティブな組織は生れないです。

そこには、多くの実験を試す環境が必要で、それを許容する意識が大事です。たくさん実験して、そこから学ぶことで組織が成長し続けること、そういった観点がこれからの創造的な組織には重要になってくると考えてます。

今日はイノベーティブな組織運営について、簡単にまとめていきました。如何でしたでしょか?


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